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213.再考篇:あなたの人生を他人は知らない」への応援コメント


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    私は過去に同人雑誌に所属していて、入会してきた新人さんの初めて書く小説というのを、読んできました。これが、文章や構成は多少おかしくても、内容は勢いがあってものすごく面白いのです。そしてなぜか2作目となると、文章や構成がよくなったぶん、内容がつまらなくなる。そういう人が小説を書きたいと言われる人の8割を占めます。2作目が1作目を超える人は少なく、それが3作目4作目と続く人は、ものすごく限られてくる。
    なぜだろうと長年思っていました。そうなんです、『しかし、生涯唯一作の禁断技になります』をぶちかましてきた結果なんです。(笑) そういえば、「人は誰しもその生涯において、1作は傑作小説が書ける」とかいう言葉もあったような…。

    作者からの返信

     明千香様、こんにちは。

     おっしゃるとおりで、禁断技を使ってしまうと、皆から「面白い」と思われるのですが、同じ物語を二度書いても面白くなくなりますし、かといって新しい作品をでっち上げても面白くならない。
     人生だったり生涯温めていたネタであったりは、たった一作にしかならないんですよね。

     逆い言うと、その「禁断の唯一作」が小説賞を獲ってしまい、書籍化作業が遅れに遅れて、出版したはよいのだけど二作目につながらない。
     そうなると、たった一冊出版するだけの人生になってしまいます。
     話のタネをつねに収集して、いつでも使えるように研ぎ澄ます。
     それができる人だけが、商業で成功するんでしょうね。