応援コメント

25.:登場人物の設定(その2)」への応援コメント

  • 質問です。私は、とある新人賞に応募する為、プロットを作成していて、登場人物を書いているのですが、主要人物八人(主人公+仲間七人)、重要人物(敵対するキャラ一人+謎の男(敵かどうか分からない))、その他のキャラで作成しております。
    しかし、主要人物が多すぎると、読者がどのキャラが言ってるのか分からず、ごちゃごちゃになるので、少ないほうが良いらしいと聞きましたが、やはり主要人物は、少ないほうが良いですか?

    作者からの返信

     サファイア様こんばんは。カイ.アルザードSSTMと申します。

     ご質問ありがとうございます。
     物語にもよるのですが、基本的にどれだけ人数が多くても、書き分けできればわかりにくくはなりません。
     ただし、あえて難しい道を進むよりは、メインどころを数人、たとえば主人公と敵対するキャラの2名だけに絞って、他はすべてモブくらいの割り切りをしたほうが、確実に読みやすくてわかりやすい物語に仕上がります。
     ただし、三人称視点で評価される作品は少ないのです。
     「小説賞・新人賞」の受賞作は一人称視点が七割ほどと言われています。
     主人公に視点を持たせて、敵サイド・謎の人物サイドはいっさい描写しない。
     そうすると話があちこちに飛ばなくなって、物語がわかりづらくなるのを防いでくれます。
     また主人公にだけ視点があれば、どのチャラが語っているのかが区別しやすい利点もあります。

     プロットづくりで主要人物八名と重要人物二名、その他キャラは長編小説としては多いように感じます。たとえば12万字の長編小説に仕立てるとすれば、各キャラ1万字くらいしか書けません。となると必然的に主人公とライバルは詳しく書いて、他はすべて文字数を費やせない状態になりがちです。

     ですので、主要キャラは多くても読み手が混乱しなければかまわないのですが、ひとり当たりの文字数が減ってしまい、結果印象が物足りなくなります。
     そうであれば、たとえば主要キャラは半分に絞って、役割を兼務させるキャラクターにする工夫が必要ですね。
     私は主要人物が多くなる場合、ある章に登場するキャラクターを4〜5名までに絞る制約をあえてつけています。
     八人全員が一斉に話している場面になってしまうと、厩戸皇子(聖徳太子)でもなければ区別が付きません。しかし最初からそこに4名しかいない場面であれば、たかだか4名の書き分けですから、どのような会話文になっても書き分けは簡単になります。

     主要人物が多い場合は、できるだけ五指に収まるようにする工夫が必要です。
     役割を兼務させてキャラクターを間引く。
     シーンに登場するキャラクターの人数を限る。
     そうやって会議に出てくる人物を限る手法があります。

     三人称視点は評価されづらいのですが、ある程度大きな物語になるのなら、致し方ないのかもしれませんね。

  • ツンデレの連投の続く我が作品群……もう少し割り振らないと……

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    ツンデレの連投とのことですが、それがgaction9969様の「命題」かもしれません。「命題」の説明はかなりあとになりますが、gaction9969様が心の底から「書きたい」と思っているものが「ツンデレ」であれば、それはもはや「個性」であり、読み手がgaction9969様に求めているのも「ツンデレ」の物語なのだと思います。