なるほどね。あらすじをそのように書くのですね。ちなみに質問ですが、一様あらすじは書いているのですが、最初に「主人公が謎の人物によって何々と呼ばれるエネルギーを巡って二つの大国が対立している世界に連れられる」と書いて、次に「王都のとある両親に拾われる」と書いたのですが、どうもしっくりこないのです。
どうしてかと言うと、最初と次の文が話が飛ばし過ぎているのではというが一点と最初の文が、説明不足かつ物足りないような気がするのです。
もし、アドバイスを頂けたら幸いです。
作者からの返信
サファイア様、コメントありがとうございます。
例示されましたあらすじについてですね。
まず最初に「主人公が謎の人物によって何々と呼ばれるエネルギーを巡って二つの大国が対立している世界に連れられる」はまるまる省いてかまいません。
小説を書くとき、やってしまいがちなのが、「冒頭で世界観を説明しないと気がすまない」病です。
読み手に「物語の前提を知ってもらったほうが楽しめるはず」と考えているのですが、これはたいてい裏目に出ます。
この例でしたら「王都のとある両親に拾われる」とも書かないほうがよいですね。
世界設定周りや主人公周りの説明は、主人公の動きそのものに焦点を当てて読み手を主人公に感情移入させてから書くのがオススメです。
「定義」から小説を始めてはなりません。
「主人公の動き」から始めるのが一人称視点では最も有効です。
三人称視点の場合も、「定義」から入らないほうが読みやすい。
「〜は〜だ。」「〜は〜である。」で始めると、その「定義」が強すぎて主人公が頭に入ってこなくなる欠点があります。
例文の場合も「主人公が謎の人物によって〜」と「王都のとある両親に拾われる」は「定義」なので、面白さがまったく感じられません。
これも「定義」から始めると損する証拠です。
まずは「主人公を動かして」みましょう。
勝手に動き出してからが大変ですよなあ……
作者からの返信
コメントありがとうございます。
確かにそのとおりですね。
最初のうちは綿密にプロットを創ってから書くべきだと思います。
毎回、興味深くそして面白く、拝読しています。
今回は、特に、
>だって読み手よりも低レベルな「疑似体験」しかさせてもらえないのですから。
という言葉に、はっとさせられました。
裏を返せば、読み手の想像の上をいく「疑似体験」を繰り広げよということですね。小説の内容を通して、自分の生き方や考え方が、読者に見透かされているような感じがします。読み手との真剣勝負ですね。
作者からの返信
明千香様、コメントありがとうございます。
おっしゃるとおりで、小説は読み手の上をいかないと時間の無駄なんですよね。
アニメは絵を綺麗にしたり、テンポを良くしたりするだけでも興味を惹けますが、小説は読み手にはないネタで勝負しないと感動まで行き着きませんので。
「読み手との真剣勝負」を常に念頭に置いてくださればと存じます。
以前お話したキャラクターの幅を広げるには、というコラムを1話作りました。
下記URLをご参照いただければと存じます。
十万字書ける求道の「小説の書き方」コラム
第9話 個性的なキャラクターの作り方って?
https://kakuyomu.jp/works/16816927860637003467/episodes/16816927860828046189