応援コメント

3. :結末と舞台設定は同時に作られる」への応援コメント

  • 強く納得しました。
    私はキャラの深堀が大好きですが、どうしても物語の中で何かを語らせることができなかったのです。薄っぺらくなるというか。それは、主人公に明確な目標がなく、流されて行くだけだからだと気づきました。
    次に書く作品では活かしたいと思います。
    今後もお世話になりたいと思い、フォローさせていただきました。
    一方的ではありますが、よろしくお願いします。

    作者からの返信

     日向はび様、コメントありがとうございます。
     人物が薄っぺらくなってしまうことはけっこうありますよね。
     なにか「芯」を作ると人物が立ってブレなくなります。

     たとえばティッシュペーパーをボックスから取り出したまま立てて持とうとすると、ティッシュは自身の重みで倒れてしまいます。
     もしティッシュペーパーを立てて「ひとひねり」加えたらどうでしょうか。
     たった「ひとつのひねり」なのに、ティッシュペーパーはその場ですっくと立ってブレなくなります。

     だからキャラクターを立てたい場合も、ひとつひねりを入れて「芯」を書いてあげましょう。
    「すぐカッと来て頭に血がのぼってしまう」というワンシーンがあれば、それだけで主人公が「自立」するのです。

     本コラムはかなり長いので、No.356:不調篇まで読んだら、後は辞書のような使い方をしてください。気になるサブタイトルを見つけたら、そこをつまみ読みするだけでかまいません。
     もちろんNo.1からすべて読んでもかまいませんが、「これは読まなくてもいいや」と思ったら飛ばしてもだいじょうぶです。
     漠然と「こんなことについて書いてあるな」と認識する程度で先に進んでも、もし後でその知識が必要になったとき、サブタイトルを読めば振り返られるように作ってあります。

     チラッとチェックしたら、全体で450万字以上ありますので、本コラムをすべて読むだけで単行本45巻ぶんの分量になります。
     そんな時間はありませんから、飛ばし読みOKです。
     趣味に走った「篇」もありますので、そういったところは飛ばしてくださいね。
     本コラムがなにかお役に立てばと存じます。
     日向はび様の文章の血肉になれば幸いです。

  • なるほど、最初に結末を考えるのかあ。
    これ読んでいて、物語の結末というよりも、主人公がたどり着こうとする場所って感じかなあと思いました。

    あと、ドラゴンボールの主人公って、最初ブルマだったのか!!( ; ロ)゚ ゚

    作者からの返信

     野林緑里様、コメントありがとうございます。

     そうですね。主人公がどこに到達すれば終われるのか、どこまでたどり着けば収まりがよいのかを考えておくのが小説を書くポイントです。

     ちなみに『ドラゴンボール』は元々ブルマの物語だったんですよ。でも他の連載陣のような派手なバトルとは無縁なので、孫悟空をボディーガードとして雇ったのです。
     そうしたら孫悟空と強敵とのバトルシーンに人気が出てしまって、結果として孫悟空に主役の座を奪われてしまいました。
     鳥山明氏もバトル描写はそれほど得意じゃなかったんですよね。前作の『Dr.スランプ』もバトルシーンはほとんどありませんでしたしね。

  • 丁寧にわかりやすく書かれていてとても参考になります(^^)!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    以後もご期待に応えられるよう精進してまいります。

  • 人気作はおいそれと終わらせられない、という大人の事情がつきまとってるものですからな……

    私は人気とは無縁なので、ちゃんと結末を用意して書こう!(虚★笑

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    確かに人気作になると同調圧力がかかって、終わらせられないという事情が働きますよね。
    『魔法科高校の劣等生』『とある魔術の禁書目録』なんかは、展開としては終わっていいはずなんだけど終わらない。
    人気があるうちは出版社レーベルとしては終わらせたら損だと思いますからね。