第23話

 男の心の中にあるのは、燃えたぎる復讐心と、たった一人の聖女に対する思いだけだった。


 昔、この世界に他人を恨めない少女がいた。彼女は自分がどれほど理不尽な目に遭っても我慢ができる。嫉妬をされたり、いじめられたり――自分を攻撃してくる相手を決して憎まず、たった一人で戦ってきた。やり返しもせず、その姿は人間らしくないようにも思える。


 傍から見ると、他人に対して無関心なだけではないかと見られてしまう。他人に対してなにも感じない・なんとも思っていない。それはすなわち、敵意を抱く価値すらないと宣言しているようなものではないか。下手をすれば、恨み・憎むよりも他人を見下しているともいえる。

 だが、青年には分かっていた。

 彼女の心を満たしているのは、虚無ではなく愛なのだと。

 少女はこの世全ての人間を愛していた。自分を拾ってくれた両親の愛――それを育んでくれた世界を愛おしむ。

 それはどちらかというと、国そのものへの忠誠心といったほうが正しい。

 ただ一つ言えるのは、彼女が抱いていたものは紛れもなく、本物の愛だ。自分の守りたいものを守るためなら、自己犠牲もいとわない。利他的だった彼女は実際に、国のために命を落とした。


 青年にとって彼女は、この世の光だった。


 ときには身分を隠して学校に入り、下々の民と一緒に生活もする。基本的には誰からも愛されるような娘だった。元は平民だったこともあって、妙な親しみやすさを感じる。顔立ちも古風で、すっぴんのためか、ナチュラルな印象を受ける。それでもやはり所作は育ちのよさがうかがえた。礼儀正しくて、落ち着いている。下手なお嬢様より、高貴な印象だ。王女ゆえ、当たり前といえば当たり前だが。生まれも育ちも関係がないとでもいっておけばいいだろうか。


 だが、今、聖辺花純という少女を知っている者はいない。いたとしても、花咲彩葉の本名として認知している者がほとんどだろう。

 聖女の存在は魔王の誕生によって、歴史から葬られた。


 魔王は全てを消し去ってしまった。

 それはなんとも許しがたい行為でもある。


 同時に魔王を魔王として、そのまま誕生させてしまった勇者にも恨みがあった。


 彼は直接、自分の片割れである少年の元へ向かった。

 ひさしぶりに会う――王城以来――彼の姿は、別人のように変わっていた。

 やや尖っていた目も丸みを帯びて、黒かった髪と瞳はプラチナブロンドと金色に輝いている。彼の身に、いったいなにが起きたというのだろうか。


 だが、そんなことはどうだっていい。問題は、彼がなぜ魔王を見逃したのかということだ。


「どうしてだ? どうして、やつにとどめを刺さなかった?」

「簡単なことです。できなかった。ただ、それだけのことです」


 口調も、昔とは異なる。

 抑揚がないことも相まって、妙に厳かで、人間離れした印象を受けた。

 菊の紋章と、黄丹色の衣装がやけに目につく。

 背筋を伸ばした立ち姿は、いかにも戦士という風格だ。

 体も鍛えられていて、引き締まっているものの、無骨なわけではない。

 むしろ、気品があって、雅やかだ。

 例えるのなら、和風の舞台に立つ役者といったところだろうか。


「ふざけるな、お前は勇者なんだろ? お前の役割は魔王を倒すこと。それだけだったはずだ。それを託して、俺はただの凡人に成り果てた。それなのに、お前は、逃げるのか? そんなこと、許されるはずがねぇだろうが」

「同じ立場でも、あなたはそう、言えるのですか?」

「ああ、そうだ。俺だったら絶対に止めを刺した。自分の使命だけは遂行する」

「口だけなら、なんとでも言えるでしょう」


 彼の眼差しは冷ややかだった。

 なおも引き下がらない様子を見せない男に対して、彼は冷静に語る。


「自分は魔王を殺したかった。だけど、その力を持たない。だから、勇者に思いを託した。それなのに、勇者は自分の任務を放棄して逃げ出そうとしている。それが許せず、噛み付いる。それが事実ですよね」


 鼻で笑った。

 眉を釣り上げて、唇の端を震わせる。

 なにか、文句を言ってやろうかと思った。実際に、あと数秒相手が口を開くのが遅かったら、男は目の前にいる青年を殴り飛ばしていただろう。


「だけど、自業自得です。全てがあなたの下した決断によるもの。復讐を果たしたいのなら、自分の力で行ってはいかがです? そのための援護なら私がします。たとえば、この勇者としての能力――受け渡してもいいのですよ」


 あっさりとした口調で、彼は言う。


「やはりか。逃げようとしている。お前は――自分自身を封印して、この世界から身を引くつもりなんだな?」


 ピリピリとしたムードの中、男は淡々とした口調で答える。


「それはどうでしょう。確かにこの世界に干渉はできなくなります。ですが、それは、逃げたということではない。私は、私の向かうべき場所に行く。ちょうど空いた穴を埋める。そのためには、まだ、この世界に留まらなければならなかった。この意味が、わかりますか?」

「なんだよそれ。まるで分からねぇ。お前はいったい、なにが言いたいんだ?」

「でしょうね。あなたは戦いに参加しなかった。分かるはずもありません」


 眉をひそめた。

 目を細める男に対して、相手は先程と同じ口調で答えを教える。


「私は、魔王と一緒に神を一体倒しました。勇者の魔王の物語を作り、私たちを召喚して人形のように操る神を」

「まさか、そんなことが可能なのか? お前はいったい、どれほどの力を」

「私というより、武器のちからの影響でしょうか」


 黄金の男は腰に刺した剣を抜く。純白の鞘から抜かれた刃は、淡い色を帯びている。明らかに聖剣だ。普通の刀ではありえない、厳かな雰囲気を、感じた。


「浄化の刃です。リセットといったほうがいいでしょうか。とにかく、この刃で貫けば、全てがなかったことになる。そのかわりに代わりのなにかで空席を埋める必要がある。これが原則です」

「つまり、その神を消した部分に、お前が選ばれたってことか?」

「そうなります。だから私は、神を演じます」

「たとえ、自分が自分でなくなったとしてもか?」


 男は大きく舌打ちをした。

 明らかに、もはや手遅れだ。もう二度と、同じ位置に戻ることはない。この宿命は神によって決められたことだ。覆すことはありえない。


「それで、どうするのですか? あなたは私の勇者としての力を欲しているのではないのですか?」

「いらねぇよ」


 男は厳しく突っぱねた。


「俺は、俺の力で復讐を果たす。絶対に、どれほどの時間をかけたとしても、あそこへ到達して見せるのさ」


 かつてあった王城のある方角を向く。

 今はなき、跡形もなく破壊された跡地をにらむ。

 それに対して男はふっと、笑みを浮かべた。


 なにはどうあれ、勇者は聖女を守れず、結果的には見殺しにした。それだけは事実だ。だから、許さない。神という座についた彼を認める気もなかった。

 だが、憎しみの対象は魔王本人にのみ注ぐ。

 仇を討つ。

 今度こそ。

 そう何度、誓ったことだろう。


 そして、今もまた、迷宮の奥地へ青年は足を踏み入れようとしていた。


 ☆★☆


「押せぇじゃねぇか。ようやく現れたか。だが、ちょうどよいタイミングだ。貴様を待っていたんでな」


 ニヤリと、涅が三日月型の笑みを浮かべる。

 彼の細められた目の視線の先には、常磐色の着物を着た青年が立っていた。

 彼はいぶかしげに眉をひそめて、涅を見澄ます。


「どういうことだ。お前が勝者だと?」

「ああ、そうだ。そうじゃなけりゃあ、むしろおかしいってもんだ。俺は組織の生き残り。緋色の女に殺されなかった唯一の男。そして同時に、あの魔王を討った女を殺した戦士でもある。こいつぁ、俺以外に王権を手にする資格はねぇだろうよ。なんせ、お前ら全員、魔王にすら届かなかったんだからな」


 誇らしげに、両手を広げて、彼は語る。


「待て。お前が、殺した? あの女を?」


 目を丸くして、信じられないようなものを見るように、彼は問うた。

 真白も今のセリフには耳を疑った。

 魔王を討った女――最期にスカーレットが挑んだのは、魔王。

 彼女は最終的には魔王を倒せたのか。

 いや、それよりも、それを殺した――つまり、涅は。


「花咲彩葉を殺したのは、君だったんですか?」

「おっと、そいつは仮名だろう。本名はただの緋奈子だ。あいつは確かに女優として散ったが、花咲彩葉ではなく、緋色の女として戦ったのさ。そいつを間違えるんじゃねぇよ」


 真白の瞳が揺らぐ。

 彼女が魔王を倒したという情報もそうだが、まさか、その仇が目の前にいるなんて予想もできなかった。

 戦闘力を甘く見ていたわけではないが、本当にこの世で最も強い人物を倒せるとは思わなかった。

 だが、それはそれとして、ややおかしな部分も存在する。

 涅の話を鵜呑みにすると、魔王よりも強い者が二人いることになるのではないだろうか。

 なにより怪しいのは、彼の戦闘力に関してだ。

 魔王と聞くと、とんでもない戦闘力を誇る存在だ。人間では決して敵わない。対抗できる者といえば、勇者くらい。対して、涅はどうだろうか。とてもではないが、戦闘力が高いようには思えない。決して見くびっているわけではないけれど、そのようなイメージがないことは事実だ。

 いったいなにが起きて、どのような方法を使って、倒したというのだろうか。また、嘘をついているのではないか。信用ならない。

 真白は慎重に、様子をうかがいながら、声を殺して尋ねる。


「本当に、君は……」

「あったりめぇだろうよ。俺はな、あの女をばっしり叩き切ってやったのさ。聞くか? おい? こいつァ、傑作だぜ。あの女を斬る瞬間の悦び・快感――そいつはたまんねぇ。この世のなにとも言い表せない感情に満ちて、今にも飛び上がりそうになった」


 やはり、想像ができない。

 強敵を倒して喜んだというのは理解ができても、そこまでに至るビジョンが浮かばない。

 そもそも、なぜ涅に花咲彩葉を殺す必要があるのか。ゲームを終わらせるために魔王と戦うのなら分かる。だが、花咲彩葉は仲間だろう。殺し合いをする意味はない。

 そして、今、この場に真の魔王は現れない。つまり、彼女はすでにこの世から去っていることを指す。すると、誰に倒されたのか――無論、最後に相手と対面した人物だ。


「感謝しろや。俺は化物退治をしてやったんだぜ?」


 ピクリと、鎧塚の眉が動く。


「種明かしといこうじゃねぇか」


 不敵に笑んで、彼は語りだす。


「俺は地下の奥地で殺し合いの現場を目撃した。あの女は魔王を倒した。だが、その代償として、化物へ変質する呪いを身に受けた。だから、やつは俺に頼んだのさ。自分を殺せとな」


 それならば、仕方がない。そう、言えたかもしれない。

 だが、涅の瞳がギラギラときらめいている。

 楽しげに、愉快そうに、滑稽でたまらないというように。


「俺は当然のように殺したさ。なんせ、あの手の輩は嫌いだったからだ。俺が憎んでも憎みきれねぇ存在。きれいで黒くて白くてよ。ダイヤモンドみてぇな存在だった。この世の全てはあいつらみてぇな光に集まるもんさ。まあ、普通のやつらもアレが光に見えてんのか知らねぇけどな。だが、惹かれるのは事実だろ。ああ、胸糞悪ぃ。これで俺は、その憎き輩を殺す口実を得たわけさ。そりゃあ、ノリノリで殺りにいくわな。後ろからバッサリ。あいつ、血を流して倒れた。醜かったな。ざまぁ、ねぇぜ。ったくよ。報いでも受けたんじゃねぇかな」


 乾いた笑いが口からほとばしる。

 それに対して、真白は無言だ。

 その発言を、どう脳内で処理をするべきか、分からずにいる。

 なにか裏があるはずだと疑うべきか、このまま素直に飲み込むべきか。

 一つ言えるとすれば、涅影丸はまともな人間ではない。狂った感性を持ち合わせた、性根の腐った人間だ。それでもなお、彼に対する感情が心に生まれない。おそらくは魔王と花咲彩葉――そのどちらかを殺したことは明白だ。同時に、二人の戦闘の場面もきっちりと見ていた。

 ならば、いったい、どこに真実がまぎれて、どこを偽っているのか。

 悩みこむようにして、無言でたたずむ真白に対して、涅は煽るように語る。


「おうよ、なんとか言ってやったらどうだ? 特別な感情を抱いていた相手なんだろ? 自分と似た存在でもあったお前らは、あいつのことを憎んでもいたし、羨んでいたんじゃねぇのか? そいつを殺されて嬉しいか? つかえが取れたか? ああ、感謝しろ。掃除をしてやったんだ。この世にはびこる邪魔なものを蹴散らした。この俺の技術を褒めてくれ」


 彼は、なにを言っているのか。

 特別な感情を抱いていたのは事実でも、それ以降は点で的外れだ。

 まず、彼女を憎んではいないし、羨んでもいない。彼女に対する自分の想いはひどく透明だ。そこに色なんて見いだせるはずもない。

 さらにいえば、つかえが取れたなんて、大間違いだ。彼女の死によって、真白がどれほど長く沈んでいたのか、目の前にいる男は知らない。この感情を、胸にぽっかりと穴が空いたような空白感・喪失感を、あっさりと語られてたまるものか。

 だが、なにも言えなかった。

 この気持ちをぶつける術を、真白は持たない。

 ただ、現実をうまく飲み込められない。

 どうすればいいのか。仇が目の前にいるのに、なにもできない。

 自分はなにをすればいいのだろうか。

 真白は時間や情報という名の激流に飲み込まれて、流されたまま、もがくことすらせずに、ただ、波にさらわれるだけとなっている。

 もはや、頭には文字は浮かばない。

 耳に入ってきた文章はすぐに抜けて、すべては真の空白へと染まる。


「くだらねぇ死に様だったな、おい。お前らだって知ってんだろ? あの女は悪魔なんだぜ? ろくな死に方しねぇって、分かりきっていたもんな。そもそも、正体が無彩色の一族。存在自体が悪とされたやつらだ。だったら、殺されても仕方ねぇって話だろうが」


 高く広い空間に、涅の笑い声が響き渡る。


「悪は滅する。鉄則。当然、悪女は滅びるべきじゃねぇのか。俺は正しいことをしたんだ。それだけは間違いねぇ。生き様もくだらねぇ。たった一つのことに固執しやがって。深い憎しみにとらわれて、しがみついて、決して離れない。同じ場所――頂点に居座り続けるとはよ。繋ぎ止められてんのはどっちだって話だよな。呪われてんのも、あいつのほうだぜ。それともアレか? これがかっこいいとでも思ってんのか? 一途なのがいいとかよ。ああ、くだらねぇ。なんの易もねぇじゃねぇか。なにごともあきらめが肝心だってのに、どいつもこいつもなにをやらかしてんのだか」


 片方の手で額を抑えて、男は天を見上げた。

 空は天井で塞がれている。

 あたりには重たい空気がただよい始めた。

 真白は動けない。

 刃を動かす気力すら沸かなかった。


 憎しみの感情など沸かない。

 元より真白はそういう性質を持っていた。

 彼は人を憎めない。

 それは、勇者よりかけられた呪いのようなものだ。


 だから、こんなときにでも、真白は冷静でいられた。

 彼のつむぐ言葉に耳を傾けてしまう。


 そして、動かない彼のかわりに声を発したのは、常磐色の衣をまとった青年だった。


「だまって聞いていれば、お前よ……。途中から真実しか語ってないんだな」


 その目は鋭く尖って、明確な敵意がにじんでいた。


「挑発に乗ってやる。お前は俺の逆鱗に触れた」


 その手のひらに新たな剣が出現する。

 それは、折られたものと同じデザインをした武器だ。その柄につけられた赤い宝石が、炎のような輝きを放つ。その雰囲気があまりにも殺気立っていて、真白はひるむ。目を丸くして、ぼうぜんと立ち尽くす。手を触れてはいけない。一瞬で燃やされる――そんな雰囲気があった。


 同時に思い出す。

 それは、魔剣の騒動で見た、剣だ。

 中央の町で青い宝石のついた柄を振り回す男がいた。あのときは浄化の水の力でなんとかなったけれど、今回はどうなのだろうか。


「もう、いいよな。わざわざ抑える必要もなくなった」


 次の瞬間、刃から風のような衝撃派が全体に走る。

 途端に真白は端まで飛ばされて、四方を囲んでいた柱が真っ二つに折れる。

 ただ剣を真横に振るっただけだというのに、なんという威力だろうか。

 しかも、彼が狙ったのは柱の近くにいた涅のみだ。実質とばっちりで吹き飛ばされたようなものだ。くわえて、刃ではなくただの余波によって。


 これが、鎧塚が隠していた真の実力だとでもいうのだろうか。


「おいおい、この建物、壊す気じゃねぇか?」

「だったらどうした? お前ごとつぶれるか?」


 声は低く、張り詰めていた。

 そこから放たれるオーラは禍々しい。

 とても、手を出せるような代物には見えない。

 刃がまとう光も黒みを帯びている。まるで、瘴気だ。

 真白の頬を、冷や汗が伝った。


「暴走か。これまた厄介だな。お前、自分の手で枷を外しただろ? 今はよくてもじき、飲まれるぞ。いままで十分に耐えたというのに、バカな真似しやがって。テメェの人生、これで全てが台無しだ」

「トリガーを引いたのはお前だろう」

「ああ、そうさ。さっきの言葉は全て、テメェに向けた言葉だった。特攻だっただろ? 俺も本当にそうなのかは分からなかった。だが、確定した。やはり、お前は、そういうやつだったんだな。そうでなけりゃ、ここで俺の命を狙ってはこねぇよ」


 心の底から愉快だというように、涅は笑った。

 だが同時に自分と直線状にいる相手が哀れだというように、目を細める。

 そして次の瞬間、彼は血も涙もなさそうな、果ては機械だとすら思えてしまうほどに無感情な顔になっていた。

 そこに人情味はない。例えるのなら殺し屋のような。それが彼の本性だというように、なんのためらいも迷いもなく、男はそこに直立していた。

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