第8発 やればできる子
馬に乗った二人、天女ベアトリーチェとその胸にしがみついた男は、宮殿へと戻るところであった。男は、宮殿で少女グレートヒェン姉妹と合流し、えっちな世界を展開し、そして乱れ咲く子たちを蹂躙しようと考えていた。だが、ベアトリーチェのカラダがとても気持ちいいので、すでにもう、男の精神は硬く勃起していた。
男「いったんここで馬を下りないか?」
天女「おやおや、如何なさいました?」
男「また、君のカラダが・・・いや君が欲しくなった」
天女「お好きですね、陛下」
川沿いのお花畑。ひらひらと蝶々が飛んでいる。そこで、二人は横になり、そして咲いた。
男「俺の精神を下腹部に挿入するよ?」
天女「はい」
男「んんん」
天女「ひんっ」
男の精神は、今度はしっかりと勃起し、いつも以上にエネルギッシュに、そしていやらしくピストン運動を展開した。いつもよりも、精神が出る瞬間を遅らせ、ベアトリーチェを楽しんだ。心と心、体と体が、絡み合いそして、心と体、体と心も絡め合った。
男「出すぞ? 中に」
天女「はい」
男「えい!」
天女「ああ、ああ~」
男は、ついに、発射を制御できるようになった。少し前まで液漏れしていた男の精神は、見事に鍛え上げられ尽くした。これほどまでの美女の中で、発射をこれだけ焦らし、我慢し、さらに発射したいときに発射できる男。もはや覇王以外の称号が見当たらない。
一緒に果てた後、男はベアトリーチェの乳房をいじりながら、心の内を話した。
男「あのね、俺さ。まだコンドームの使い方知らないんだよ。今度教えてよ?」
天女「あら。それはこれまでさぞかし生き辛かったことでしょう。つまり・・・」
男「ああ。前の世界では童貞だった。この年齢までな」
天女「でも、ここ現実世界では、コンドームなしで女の子と遊んでいいのよ?」
男「それもそうだな。コンドームなんて、忘れることにするよ。いいさ、使い方なんて知らなくても」
天女「ご立派です。それでこそ、真の男」
男「じゃあコンドームの代わりに、女の子のカラダのことを丁寧に丁寧に細かいところまで教えつくしてよ? 学校で勉強したかったけど、不登校とコミュ障のコンボ技やっちゃって。勉強できなかったんだ」
天女「いつでも、お教えしますよ?」
男「本当に?」
男の目は少し涙でかすんだ。
天女「じゃあ、まずは、何が知りたいかな?」
男「まず、ベアトリーチェの下腹部をじっくりよく見てみたいし、いろいろ触ってみたい」
天女「小学生のような好奇心ですね。観察眼をじっくりとお養いくださいませ」
男「実は、小学校のころ成績は全科目悪かったんだ、俺」
天女「陛下、あのね。あなた様には、褒められるという経験が必要です」
男「うん」
天女ベアトリーチェは、今までほとんど褒められたことがないこの男を、心の奥底から褒められたことは一度たりともないこの男を、裸のままの格好で抱きしめ、裸の心と体で包み込んだ。それは、上から目線の哀れみなどではなかった。おっぱいによる敬愛であり、心と心の絡みであり、下腹部による抱擁であった。
天女「よしよし、きょうは女の子の下腹部の観察が宿題です」
男「え?」
天女「ちゃんと観察出来たら、よしよししてあげます。さあ、がんばって!」
男は食いいるような目つきで、下腹部を撫でまわしたり引っ張ったりして、えっち後の余興とした。堪能すること数時間。男は、ベアトリーチェの顔をうかがった。屈託なく微笑むベアトリーチェ。
天女「はい、よくできました」
天女ベアトリーチェは、心の奥底からこの男を尊敬していた。やればできる子。それこそがこの男の真の姿なのだ。やればできる。必ずできる。
(つづく)
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