遅刻?なにそれ?おいしいの?

サイドストーリー:モヤモヤ?なにそれ?おいしいの?


 私の名前は二和にわあんず、今は入学式なんだけど...なんか後ろから視線が!めっちゃ気になって入学式どころじゃないよぉ!ずっと見られるのは慣れてるけど...このぉ、なんかチラチラした視線が来るから余計腹立つ!

 やっと長い入学式が終わり今日室に戻る、私の席は廊下側の一番前の席だ。


「疲れたぁ...」


 先生から一人一人自己紹介をしろと言われしぶしぶ自己紹介を済ます。教室全体を見た感じカッコイイ子はいなかったかな...後ろの席の子は寝てるし...。

 私もちょっと寝ようかな...はっ!寝てた!

 ばっ!と起き周りを見渡す、ちょうどみんな自己紹介が終わった様だ。

 先生から手紙が配られたので手紙を後ろの子に回す。


「え?」

「え?」


 上から順に後ろの子、私だ。てか、後ろの子よく見てなかったけどカッコ可愛い!思わずえ?って声が出ちゃった...はじゅかしいぃ///

 学校が終わるまでなんだが後ろの子が気になって仕方がなかった、何故だろう?なんかモヤモヤする...

 どうやらあの子の家は私の家と逆方向だった、なんか知らないけどしょぼんとしてしまう。どうしちゃったんだろ私...

 家に着いてすぐにソファーに飛び込んだ。

はぁ今日は疲れたなぁ。

すると妹がほっぺをつんつんしてきた。


「おねーちゃんどうしたの?元気ないね?」

「ないよぉ、元気ないよぉ、疲れたよぉ」

「もしかして悩み事?」

「何故わかった!?」

「顔でわかるんだよォ」


 まさか顔で分かるなんて、妹は天才なのかもしれない...妹よ恐るべし。


「それで?悩みってなんなの?」

「学校のねぇ、後ろの子がねぇ、なんだか気になって仕方が無いんだよォ...」

「あ、ふーん。おねーちゃんは今まで引きこもってたからその感情を知らないのか!」

「え?なに?その感情って?」

「教えてあーげない!」

「ちょっと!教えてよぉ!」


 結局妹はその感情がなんなのか教えてくれなかった...無念。

 自室に戻りベッドにダイブする。はぁ今日も一日頑張ったぞ私!


「お父さん...お母さん...」


 タンスの上に置かれた遺影に目をやる。実は私にはお父さんとお母さんがもう居ない、小学二年生の頃新婚旅行先で無差別殺人に巻き込まれた。それから私は引きこもった、家事とかを全て妹に任せ。その結果妹がめっちゃスペック高くなった、私より...はぁ。

 このモヤモヤなんなんだろう...今日はあまり眠れそうにない...


▷▶︎▷本編:遅刻?なにそれ?おいしいの?


 スマホのアラームで目を覚ます...はずもなくスヌーズで目を覚ます。時刻は...


「十時!?」


 登校時間は十時半...つまり朝ごはんを作って着替えて今日の授業の準備して十分かけて学校へ行かなければならない。

 そして覚えているだろうか...昨日のことを...そう、料理の練習し過ぎて冷蔵庫空っぽ、パンもカップラーメンもない...え?朝ごはんぐらいコンビニで買えって?


「その手があったか!」


と、言うことで身支度を済ませコンビニでおにぎりを購入。ちなみに鮭おにぎりだ。

 スマホで時間を見たところまだ十時十五分だったので急がずのんびり学校へ向かった.........はずなのだが遅刻した、なぜなら途中お昼について悩んでいた。結果購買で買えばいいや!となった。

 遅刻して扉を開けた時の音でほとんどの人が振り向き一斉に視線が集まった時の恥ずかしさは以上。ちなみに茶髪の女の子は振り向いてくれなかった、なんか悲しい。

 急ぎ足で席に着く、そして寝る。全世界の勉強頑張ってる人に謝れ!と言われそうだが勉強なんて聞いてれば出来るので寝てても大丈夫なのだ!そんなこんなで今日も一日が終わった。

 そして今日一日茶髪の女の子と進展はなかった。無念。ちなみに光は今日熱で休みだった、そのため話す友達がいねぇ!と思ったら新しい友達ができた!紹介しよう。俺の新たな友達は結城ゆうきリ...じゃなくて結城ゆうき環音わと、若干赤色が混じった髪で黒目。え?作者の名前?うるせぇ!だまれ!

 そんなメタい話は置いといて男友達が増えてきた...あ、安心して同性愛展開は絶対ないから!おっと置いといたメタい話が帰ってきたようだ...今度はしっかり処分した。もう安心。

 そんなこんなでスーパーで買ってきた材料でカレーを作り食べて寝た。あ、もちろんお風呂にも入ったよ?

 もうツッコミ疲れたよ、もう寝よ。


「明日はあの子と喋れるといいな」

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恋愛?なにそれ?おいしいの? 野獣と化した環音 @wato810wato

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