右も左もわかりませんが…。

最近、耳鼻咽喉科に行った。

何となく首を触ったら、小さなしこりがあるのに気づいて、ギックゥ〜となったので。

リンパ腺でも腫れてんじゃない?って思うけど、それって耳のすぐ下あたりだよね??これは、首の横の中間くらいなんだよ…。

こりゃ、おかしい、何か悪いものかもしれない、もしかするとガンとか言うアレかもしれない、悶悶悶悶。。。


こうしちゃおれん、病院に行って早期発見だ!


でも、何科にかかればいいか初めはわからなかった。ネットで検索。

耳鼻咽喉科らしいとわかったのだけど、行ってから「うちでは扱いません」ってなったら無駄足なので、一応電話で確認。

「左側の首なんですけど、耳と首の付け根のちょうど真ん中くらいのところに、小さいグリグリしたしこりがあるんです」

先生に確認して電話口に戻った女性が「はい、大丈夫です。うちで診れます」と言った。


病院に着くとまた受診内容を訊かれたので、もう一度電話とまったく同じ説明。

そして、呼ばれてイザ診察室へ。


「ここです」と、憎っくきグリグリを指で確認しながら先生に示すと、

「右側の…首ですね」と先生。

「いや、こっちの、左の首です」とグリグリやりながら私。


何も答えずに、先生は患部(?)に手を伸ばす。

その瞬間、やっと気づいたんだけど、「右側」でした〜!!


子供のころからうすうす感じていたけど、私は右と左がとっさにわからないことがある。っていうか、右か左か意識した時は、考えてみてやっと左右を確認できるって感じだけど、意識しないとかなりの確率で間違えてる。

よく、ハシを持つ手とかお茶わん持つ手とか習ったでしょ?って言われるけど、そもそもお茶わんを持ってごはんを食べなさいってうるさく言われた記憶がなくて、持って食べていたのかもわからないので、そう言われてもピンと来ない。


困るのは、どっちの道へ行くかをとっさに言う時。タクシーとか、友だちに乗せてもらうとかして、信号どっち?って瞬間とか、歩いてて道を訊いたり訊かれたりした時とか。けっこう「悠然と」間違える。自信満々、疑いの余地なし!くらいな勢いで。


ウインドウズのマウスの右クリックと左クリックもムリ。しかも、片手の中で左右があるなんてあり得ない。いちいち考えてしまうので、ストレスフルだ。

幸い、自分のパソコンはMacなのでよい。


それと、視力検査の輪っかも困った。でもこれも、指で切れてる方向を示すことでしのげるとわかったので今は大丈夫。


逆に、意外に問題なかったのが、車の免許を取る時。

「右」「左」じゃなくて、「右折」「左折」という特別な言い方プラス体、で覚えられた。さらに、右折=大変な面倒な曲がり方、というふうに実地にインプットされた。


が、とにかくふだんの生活ではあまりに自信を持って間違えてることが多いので、夫のM夫くんにもよく笑われるのだけど、曰く「左右盲」って言い方があるんだよ、とのこと。

さっそく調べてみると、確かにあった。幼い時に左利きを右に矯正された子に起こりやすいらしい。


私が左利きだったような記憶はないけど、私の母は鉛筆だけは左を右に直されたそうで、左右両利きなのかもしれない。そう言われると私も、そこまでじゃないけど、ヘンなところで左手が出てきたりはする。トイレでは左手を使うとか、バスケのシュートも人と逆足で踏み切る方がやりやすいとか。


ちなみに、首のグリグリは、甲状腺関係でなければたいていはリンパ関係らしい。耳のすぐ下じゃなくても、です。

レントゲンを一応撮って、ヘンな腫瘍じゃないと確認もして、あとは様子を見てって言われて、無罪放免。安心した!

それからいつの間にか消えてました。

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