ショボいえび天と腹巻き〜指切り(4)(5)(6)
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2004年の記事の転載。残りを一気に!
※ちなみに、すぐに病院に行かなかったために治るまでこんなに大変だったけど、今現在では私の左手親指はすっかり元通り、いたって正常です。
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(4)
今日また病院に行きました。
「おぉ、(えび天は)スポンとはずれなかったんだね」と先生の第一声。
やはり、マギー審司狙いだったのか?と、いぶかる私。
続いて、「ちゃんと、関節動かしてた?」「いいえ」
「ダメだよ~。硬くなっちゃうよ」「だって、あの太さではまったく曲げられなかったですよ」
「ああ、そう? じゃあ、今、動かしておこうね」と指を強制的にグニグニ曲げたり伸ばしたりしてくる先生。
あーん!い"だ~い。
せめてゴム手袋がつけられる細さに巻いてはもらえませんかと、先生にお願いして、私の親指は、ちょっと不思議な代物になりました。細くなったはいいけど、なんとなく、ショボい風情です。
先生はクスクス笑いながら、「そうかぁ、ゴム手袋しないと、生活できないもんねぇ」。
いや、そこまでじゃあ、ないです。ちょっと不便かな、くらいで。
やっぱり、私はからかわれてるのでしょうか。
次回、いよいよ、傷口を押さえているテープがはがされます!
(5)
今日、私の親指は、マギー審司の小道具を卒業して、オヤジのラクダ色腹巻き状態になりました。
傷口を寄せて押さえていたテープをはがしみると、そぎ切りされたお肉はぺったりとくっつき合ってました。赤く輪郭は残ってるけど、明日からは水に濡れてもいいそうです。
病院が混んでいたせいか、大好きな先生じゃない先生に診察され、通院も今日で終わりだって言うし。真夏の親指創傷事件は、けっこうあっさりと幕を閉じました。フォークボールを投げるには、全然訓練期間が足りなかったなぁ。
まあ、いいか。くっついてしまえば、こっちのもの。
外に出て清々して、軽く指を押さえてみると、んがぁ~! 全然、痛い。まだ、大事にしよう。
というわけで昨夜は、お風呂で右手と左手の見事な連係プレーを楽しみました。
両手が自由に使えるってすばらしい。と言っても、まだ痛いので、力は入れられないけど。
(6)
防水の、スグレモノの救急絆創膏を見つけて、買いました。それを包丁キズに貼って、調子に乗って水仕事をしてます。
が、くっついた肉のところが固くなってて、物があたると、固い部分がその奥の完治してない部分を刺すように刺激するので、ぎゃあ!と言うほど痛いことがあります。用心用心。
それより、そがれた肉はくっついたけど、皮膚の切り口はくっついてはいなくて、乾いてぱっくりと開いてるので、指のハラに目を描いたら、本当に顔になると思います。誰かどうにかして。
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