親指についての考察(またはイカについて)〜指切り(2)

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2004年夏、包丁でザックリ指を切った事件のその2を転載。すぐに病院に行かなかった報いが。。。

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包丁で切ったのが左手でよかった。(右利きなので、当然、切られるのは左です)

と、思ったものの、実は、親指ってすごく大事だってことに、気づかされることばかり。


小指や薬指を傷めても、ピアノを弾くのに不自由なくらいだろうし、人さし指や中指はよく使うけど、たぶん、この両方の指は相互に代役となることができると思われる(想像)。

しかし、親指は唯一無二の存在だったのです。ほかの指と向かい合えることで、親指はかなり重要であり、これが人間らしさにも大きく寄与していることがわかる。親指をかばって、残りの4本の指で何かをつかんでいる様子は、笑えるくらいサルっぽい。


それと、うちの母は子供のころ左利きで、右利きに直したらしいのだけど、それが薄く遺伝してるのか、私は周りの右利きの人よりは、左手を使うことが多いように前から思っていて、こうなった今もやはり、何かにつけてとっさに左手を出すことが多い。して、そのたびに右手を出し直す、の繰り返し。

これが、けっこうストレスがたまります。家事もなんとなくやりたくないし(いや、それはいつものことか)。


それでも、私は日々、親指を使えないがために、新しい技を身に付けていっている。特に、人さし指と中指の間に物を挟む技は、すごい。かなり太いコップも挟めるように進化してきた。キズが治るころには、立派なフォークボールが投げられるようになってるに違いない。


それにしても…と、思う。

一番残念なのは、今が、イカが安くておいしい時期だってことだ。たぶん、イカをさばける状態じゃないので、買えません(涙)。

3杯で300~400円。これだと、4品作れて、プラス自家製塩辛もできちゃうのに。それに、夏の体には、イカのタウリンが必要なのに。

と、毎回スーパーで値段をチェックしながら、一人悶えておるところ。

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