夜中の三大行事。
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夜中にすることと言えば、「いびき」「歯ぎしり」「寝言」かと思います。
うちの母方家系は「歯ぎしり」家系らしく、母はもちろん妹もわりと子供のころからギリギリガリガリやっていたのだけど、私だけは「しないねぇ」と言われてて、”橋の下から拾われて来た”状態だった。
逆に、寝言はよくやっていて、これはどちらかというと「寝ぼける」ことが多いことから。
子供のころの具体的事例はもはや忘れたけど、大人になってからの事例で言うと、突然起き上がって椅子に乗っかってるクッションに「誰? なんで黙ってるの?」とか一生懸命話しかける。
朝だと思って起きて、枕元にあるはずのない荷物を「あれっ、ない…ない…あれ?」とか言う、などなど。
とにかく夢をよく見る。その延長で実際の行動を伴った場合(寝ぼけ)は、自分でも何をやったか何を言ったか認識できる。
一方、寝言として言ってるだけのものは「ばか!」が一回あったくらいで、あとは自覚がない。けど、言ってるらしい。
さておき、トシとともに歯ぎしりはほぼ毎晩(らしい)、いびきも疲れてる時はかいてるようで、自分でその音に驚いて起きることもあるくらい。
いまでは文字通り三大行事やっている私ですが、まだそこまで行ってなかった2009年によそでこんなの書いてました。
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私は時々、寝ボケ&寝言やらかします。
しかし、以前付き合っていたカレシにはかないません。
カレは、だいたいいつも、激しいイビキの合間に何かを言っていた。特に、寝返り打つ時などに、何か言わずにいられないみたいだった。
たいていは、
だからぁ~ウニャムニャ…
言ってないってぇ~ブツブツ…
そんなの…プー
とか短いフレーズが多くて、そのうち気にも留めなくなっていたのだが、ある日、長いフレーズを言った。それは今でも覚えていて、私の中で寝言の代名詞ともなっている。
カレは突然、「あ、今日、白鳥(しらとり)部長来たわ。。。」と言ったのである。
はっきり言ったので、話しかけられたと思って、私は「え? 誰それ?」と答えてしまった。
答えながら見ると、目をつぶって普通に眠っている様子だったので、もしかしてこれも寝言? とビックリ。しかも、寝言に答えて話しかけてはいけないというのを聞いたことがあったので、ヤバいと思った。魂抜ける??
すると、カレもまた答えたのである。
「ん~、カステラ持って来ただろ」と。
なヌっ!?
明らかにおかしい。やはり、寝言だった。
それは、長崎カステラだったのだろうか。
ものすごく食べたくなった。。。
次の朝、ゆうべ、こんなこと言ったでしょ。と、さっそく興味津々で尋ねた。
すると、ものすごく怒って否定してきた。そんなこと言った覚えないし、そんな夢を見てもいない、と。あげくの果てに、私をウソつき呼ばわり。
何のために、そんなウソをつく必要が??
っていうか、そういう作り話しても私にメリットないし、意味わかんない。。。
そもそもヤツは、毎晩、何かは言っているのだ。なので、その日だけ思いついたように、寝言言ったでしょと唐突に作り話なんかするわけない。
どうして、寝言、イビキ、歯ぎしり、寝ボケ…は、否定する人多いんだろう。
私なんか、アッサリ認めているのに。
夢を見てる時は眠りが浅いらしいけど、ちょっとくらいは夢を見ないと寝ていてもつまんない。そして、寝ボケや寝言は、そのおもしろい夢のおすそ分けなのだ。
ストレス性の激しい寝言は本人も周りも困るけど、ちょっとしたかわいい寝言なら、気にしないでバンバン言って、またぐっすり寝たらいいんじゃないでしょうか。
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