男子禁制。マンモな話。(3)〜初めての…
******
同じ話では飽きるので、昨日は一回違う話を挟みまして、マンモグラフィーの話は(3)で最後です。2013年も、思わぬ展開となりました。
******
今日は、「すてきな奥様」よろしくバレンタイン用のチョコ菓子をダンナ様のために作っていました。このわたくしが、このようなことをする日がやって来るとは…。
いや、やって来たと言えば、今年もやって来たのは、年に一度のマンモちゃんの日。
はたして、今回の検査技師は百戦錬磨のオッちゃんなのか、修業途上にあるいたいけな若者なのか!?
半ば胸躍らせるようにして検査室前で順番を待つわたくし。確かに、助手かと思われるようなかなり若めの女性が決戦の部屋へと入って行くのは見た。見たけど、まさか、それが。。。
。。。女性の技師は、初めてでしたわ。
若干、拍子抜けだったのは否めず。
いや、これが一番、何の当たり障りもなくいいのかもしれない。もちろん、男性でも、仕事としてやっているのだから何の問題もないのだけど、そこはそれ、やっぱりネタになってしまうのは間違いないので。
というわけで、今年のマンモちゃんは特記事項なし。ということになるのだわと、わたくしも肩の荷が下りた思いがいたしました。
もちろん、去年のテツは踏むまいと、昨年、一昨々年と撮り直しをしたことも冷静に伝え(←これが大事)、彼女もテキパキと手慣れた身のこなしで「どうして録り直したのか過去のデータをチェックしてみますね」なんか言って、「石灰化の部分(良性のしこり)が撮り漏れていたんですね。状況わかりましたので、気をつけてやりますね~♪」なんて、音符が出るくらいスムーズな流れで。
ところが、どういうわけか、マンモちゃんのお部屋には、女性をほんの少し、平生の心持ちではいさせまいとするような空気が流れているらしく、次の質問にわたくし、思わず意表を突かれ、軽く恥じらいを感じてドギマギしてしまいましたの。
技師「このしこりは、ご主人でも触ったらわかる感じですか?」
え”っっっっ??ご、ご主人!?
なぜ、この女性技師は、そんな夫婦のプライベートなことを訊く!?
いやいや、医療関係者がする質問なのだから、興味本位なことではないんだ(と、思い直し)、こういうのは素人の他人が触ってわかるようになったらヤバいっていうことなのかも。。。
(っていうか、どうして、この技師は、わたくしが最近結婚したことを知っているのかちら!?)※注
などなど、グルグルとわたくしのアタマの中は、この質問の意図とか真意を理解すべく忙しく回転したのでした。
そして達した結論。ここは正直に答えるしかない。
「どうでしょう。訊いてみたことないので、わかりませんっ(照x10)」
すると、今度は向こうが「なヌっ!?」って顔だ。
技師「あ、いえ、ご自身で触っても………わからないですか?」
「??」
そこで、再度、アタマグルグルののち、ようやく理解したところによると、「ご自身→ご主人」という聞き間違いがあったと思われる。
っていうか、ご自身であんまり触らないですけど、そういうところは…
でもでも、ふだんから自分でもチェックしておくといいんですのよね…(おほほ)
ということで、一件落着。
まあ、こんな会話もご愛嬌で済みますわ、なんたって、女同士ですもの~
それ以外は、順調過ぎるほど順調。「ちゃんと写りましたよ~♪」なんてまたまた音符も飛び出し、撮り直しもなく一発で終わりました。
それから、ゴリ田先生の触診とエコーも、何ごとも変わりなく。
終わって衣類を身に着ける時、ふと鏡を見ると、その日がんばったわたくしのおっぱいは、アレが目だとすると、その上には逆への字のまゆ、そのあいだ、中心には鼻筋を通したように2本の線がスッパリと残っていて、( ̄Д ̄)←このように、不機嫌な顔みたいになってましたの。
それなりに痛かったのでしょう、かわいそうに。
というわけで、また一年後にお会いしましょう!
※注:こういう質問をされたのが初めてだったので、結婚してる人にだけする特別な質問なのだと勝手にカン違いしたのであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます