男子禁制。マンモな話。(1)

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このエッセイでは、昔、仕事の関係でよそに書いたものも、適宜、加筆修正などして再掲しようと思います。

こちらは、女性の乳がん早期発見のため!との使命を(勝手に)帯びて、マンモグラフィー検査をおすすめするという崇高な意図(?)を持った2009年の記事です。

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今日、とても気持ちのよ~い気候の中、朝も早よからマンモグラフィー検査を受けてきました。

女性の方々のために、その感想を。


マンモは、かなり昔にも1度受けたことがあって、イジワルな女の検査技師のせいで悲しい思いをしたことがトラウマになってて、何となく気が進まないでそれきりになってました。


今日は初めて来た病院で、レントゲン技師も中年オッちゃんで、女だてらにこのトシまで来ると、男性だからどうこうっていうウブなハジライはもうカケラもないので、世間話などしながらなごやかに。


マンモグラフィーは、ご存じのとおり、「あ~ん、あたしのオッパイが。。。(泣)」みたいな、もう二度と形が復活しないのではないかと危惧するほど、むぎゅぅぅぅぅぅ~~~っとつぶして撮影します。。。

ただでさえ張って痛い時期にあたると、はっきり言って死ぬほど痛いです。なので、張ってない時期に行く方がいいです。痛いのは大きさとかの問題じゃないと、私は思ってるのだが……特別に立派なモノをお持ちの方が実際どうなのかは、残念ながらわかりません。。。


というわけで、最初にオッちゃんが「けっこう痛いけどガマンしてください」とか「やむを得ず触りますけど、ガマンしてください」とか、すごく申し訳なさそうに言うので、とっても可笑しかった。。。


おょょっと思ったのは、本体そのものよりも、つぶす時にいっしょに引っ張られる肩から胸にかけての皮が、ちぎれるのではないかと思うくらいビロ~ンとされたこと。それじゃなくても地球の引力が気になるお年頃なので、それに拍車がかかるのではないかと……そっちが心配でした。


しかしまあ、人間の肉体の形状記憶機能(?)は、その日その場ですぐ影響が出るほどヤワというものでもなく、とりあえずアッという間に終了。

事後は念のため、いつもより心持ち強力に寄せて上げておいたが。。。


ちなみに、写真は左右2枚ずつ撮ります。上下につぶす時はドナルドの口、左右からつぶす時はムンクの叫びの超激しい版をイメージしていただくとよいかと(別に、このイメージが検査を受ける時に何かの役に立つわけではないが)。


現像を待ってるとオッちゃんが顔を出して、ちょいちょいと私を呼ぶ。何かと思って行ってみると「乳腺がほかの人より上の方まであるみたいで…」とのことで、撮り直させてほしいと。

おぃお~ぃ。よけいに被爆するやーん。

しかし、ここで拒否するわけにもいかず、ムンクバージョンだけもう一度。

オッちゃんに「まさか、本当は何か悪いものが写っていたとか、そういうことじゃあ、ないですよね??」と確認すると、「いやいや、撮り方がヘタだったと思っといてください」と、奥歯に物が挟まったみたいな…。


果たして、先生といっしょにX線写真を見ると、なんと、白くきれいに光るものが写ってるじゃあ、ありませんか。一瞬ビビるも、昔からある良性腫瘍がともに生きて来るうち「石灰化」によってこのようになったらしく、よくあることだとか。まるでダイヤを散りばめたかのようでしたわ。

そのあと先生の触診があり、良性腫瘍については念のためエコーでもチェック。


結果、何ごともなく、3カ月後にもう一度、以後は半年ごとに来るようにとのことだった。通常、年一でよいらしいけど、良性でも腫瘍があるから念のためマメに見たいそうです。


微細なガンは、実はエコーやマンモでも見つからないらしい。でも、ガンが、そうと診断がつく1センチくらいになるのに、よほど悪性でない限り通常は1年くらいかかるそうで、それでも早期発見の部類に入るのだとか。

いずれにしても、案ずるより産むが……なので、女性の皆さんは年に一度だけ、むぎゅ~っとしましょう。


※しかし、マンモグラフィーって言葉はどこから来てるのでしょうか。マンモス?のような、ルパン三世に出て来るマモー?のような、ミョーなイメージしか湧かないのだが。。。

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