儂も出かけたいのじゃ
光龍様、駄々を捏ねる
神殿。俺が作ったたい焼きに光龍様もご満悦、と思いきや……。御機嫌斜め。あんこがお気に召さないのかなぁ! ここは素直に機嫌が悪い理由を聞こう。
(退屈なのじゃ)
(良いことではないですか。何もないのが1番ですよ!)
(そうではないのじゃ。遊びたいのじゃ)
まるで、駄々をこねる子供みたい。光龍様って、意外と精神年齢は低いのかも!
(そうじゃ! 神札を作るのじゃ)
(おふだ、ですか?)
(儂もお出かけしたいのじゃ)
御神札というのは、氏子や崇敬者に授与する紙切れのこと。光龍様は御神札に自由に憑依できるんだって。こうみえて、俺は書道五段の腕前! 和紙と習字道具を用意して腕を振るって、御神札を仕上げる。なかなかの出来栄え!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます