白昼夢
そしてその暗闇の中、夢か現か幻か。俺は金魚達と話しをする。いや、金魚じゃない。人間!
「マスター!」
俺をマスターと呼ぶのは、琉金のまりえ。胸、でかいな。脚はすらっとしててかわいらしい。髪の毛も流れるようで、色っぽいぞ。
「今までありがとうございました」
今度は蝶尾の優姫。上から見ても下から見ても、おっぱいがよく見える。巨乳だけど、身体細いな! ゆっくりとした丁寧な動作が印象的。
「マスターには、私達より大切にしないといけないものがあるんですもの」
そんなことないぞ、キャリコのまこと。お前は、いつも大人しいけど清潔で、誰よりもおしゃれに敏感だよな。
「種族が違うんだもん。仕方ないよね!」
土佐錦魚のしいか。それにしても華奢。まるでバレリーナ。華麗でだけど力強い。
「じゃあね」
「さようなら」
「お達者で」
「バイバーイ」
「待ってくれ! みんな、俺をおいてかないでくれー!」
ふと、目が覚めた。どうやら全て夢。俺は安堵のため息を吐く。
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