第2話 賢者の石 と エメラルドタブレット

「いらっしゃいませ。本日はどのようなご用件で?」


 アレンが冒険者ギルドの受付窓口へ近付くと、こちらから声をかける前にあちらから用件をたずねてきた。


 気配で来客を察したのか、ギルドの制服を着た小さな丸眼鏡を鼻にちょこんと乗せるように掛けているおばちゃんは、テキパキと何やら作業しており、その視線は手元へ向けられていてこちらを見ようともしない。


「冒険者になりたいんです」


 そう答えると、おばちゃん職員は作業を続けながら、


「冒険者養成学校の学生証と許可状、またはAランク以上の冒険者の推薦状をお持ちですか?」

「いいえ」


 ちなみに、冒険者だった師匠と老師に推薦してもらえなかった訳ではない。『わしらの推薦状なんぞ持って行ったら大騒ぎになる』とは師匠の弁で、その代わりに持たせてくれたのが、


「では登録料に100万ユニト必要になります」

「はい」


 アレンは懐から取り出した小袋を窓口のカウンターに置いた。


 すると、おばちゃん職員は手早く小袋の中に20万ユニト金貨が5枚入っている事を確認し、脇に置いてある機械の上のスリットに投入する。それは貨幣の真贋を鑑定するための機械だったらしく、下から何事もなく出てきた5枚の金貨を小袋に戻すと、アレンに向かって番号が刻印された札を差し出した。


「その番号でお呼びするまでそちらの席でお待ち下さい」


 受け取った番号札を持って受付を離れ、言われた通り長椅子に座って待つアレン。結局、あのおばちゃん職員は一度も顔を上げず、こちらを見ようとしなかった。


 いい担当さんか悪い担当さんかを判断する基準は分からないが、きっとあのおばちゃん職員はいい担当さんだ。無駄口を一切叩かず仕事の手際が良い。


 きっといい担当さんに巡り合ったんだ――アレンが必死にそう思い込もうとしていると、番号を呼ぶ声が。先程のおばちゃん職員の声ではない。


 あれ? と思いつつ長椅子から立ち上がり、はい、と手を上げるアレン。


 すると、おばちゃん職員に渡したアレンの金貨入り小袋をお盆の上に載せてこちらへやってきたのは、二十歳はたち前後の女性だった。


 金髪碧眼の美女で、背にかかる長い髪を首の後ろで束ねており、身長はアレンと同じかやや高く、清潔感溢れる制服をキチッと着こなしている。


「私は『サテラ』と申します。貴方の担当を務めさせて頂く事になりました」


 よろしくお願い致します、と頭を下げるサテラに、こちらこそよろしくお願いします、と頭を下げるアレン。


 その美貌も、話し方も、冷たいという印象を覚えたが、この人はちゃんと目を見て話してくれる。アレンは少しほっとした――が、


「登録の手続きに入る前に一つ確認しておくべき事があるのですが、よろしいでしょうか?」

「はい」

「これまでに私が担当した冒険者様は全員、一ヶ月以内にダンジョンで亡くなっています」

「えぇ~――…」


 ほっとしたのも束の間、もの凄い不安に襲われた――が、


「不吉だといとわれるようでしたら、担当を他の者と交代いたします。如何いかが致しますか?」


 そう訊かれて、覚えた不安は霧散した。


「このままで。サテラさんにお願いしたいと思います」


 サテラは表情を変えず、だが、瞳を困惑に揺らし、


「その結論に至った理由をおうかがいしてもよろしいでしょうか?」

「自分にとって不都合な事実でも隠さずそのまま伝えてくれたサテラさんは、信頼できる人だと思ったからです」


 迷いのない回答に、サテラは軽く目を見開いて……うけたまわりました、と頷いた。


「ではこちらへ。これからテストを受けて頂きます」

「えッ!?」


 師匠と老師のテストは全てクリアしたが、ここまでの旅路で自分の知識がひどくかたよっていると自覚するに至っている。実技なら問題ないだろうが、もし筆記だったら一般常識レベルでもヤバイ。


 アレンがだらだら脂汗を流していると、


「ご安心下さい。筆記試験ではありませんから」


 後ろをついてくるアレンの様子を肩越しに、チラッ、と見たサテラは、前へ向き直るとそう言い、ほんの少し口許をほころばせた。




 二人がやってきたのは、冒険者ギルドの中央にそびえる『賢者の塔』、その地下2階に存在する儀式場。


 巨大な岩の中を立方体にくり抜いたような部屋の中心には、腰の高さほどの立方体の台があり、


「こちらへ」


 サテラに促され、アレンはその前に立った。


(これは錬成陣……それもおそらく積層型の……)


 その台の上には魔法陣がえがかれており、魔法陣の中央には見るからに年代物の杯が置かれていて、その中は藻が繁殖した池のようなドロッとした緑色の液体で満たされている。


 アレンはその魔法陣を一目見て何かを錬成するためのものだと察したが、錬成するものや工程についての記述が一切ない。それ故に、重要な部分は隠されているのだろうと考え、見えているものの下に複数の魔法陣が重ねられている積層型の錬成陣だと推測した。


「これから、『エメラルドタブレット』を錬成して頂きます」

「エメラルドタブレット?」


 初めて耳にした単語を鸚鵡おうむ返しに尋ねると、


「ご存じではないのですか?」


 どうやら知っていて当然の事だったらしい。


 聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥。


 素直に頷くと、サテラは、そうですか……、と束の間思案し、


「エメラルドタブレットは冒険者に必要不可欠なもの。錬成できなければテストは不合格。冒険者にはなれません。ですので、エメラルドタブレットについての詳しい説明は後回しにして、先に錬成して頂こうと思うのですが、如何でしょう?」


 そういうことなら、とアレンは迷う事なく了解した。


「では、その魔法陣に触れて下さい。自動的にアレン様の霊力を吸収して錬成が開始されます。ただ触れているだけでいいので難しい事は何もありません。ただし、霊力を奪われ過ぎて生命の危機を感じた場合はすぐに手を放して下さい。その場合は不合格となりますが、お預かりしている登録料はお返し致します」

「分かりました」


 ギルドにいたるまでにすれ違った多くの冒険者達の中には、推測される保有量が自分を超える者は一人もいなかった。それ故に、アレンはして気負う事もなく右手で錬成陣に触れる。


 すると、アレンから吸い上げられた霊力が錬成陣に流れ込み、循環し、充填されて光を放ち、やがて年代物の杯の中のドロッとした緑色の液体がエメラルドの光を放ち始め…………程なくして、それが蒸発しているかのようにエメラルドの燐光が立ち昇り、空中で結露するかのように何かを形作っていく。


 そして、およそ1分後。


 霊力を吸われている感覚がなくなり、錬成陣から光が消えた。年代物の杯の中のドロッとした緑色の液体の量は全く減っていないが、――その上には完成したエメラルド色のカードが浮かんでいる。


「これが、エメラルドタブレット?」

「はい。それを右手で手に取り、左手の甲に差し込むようなイメージで軽く当てて下さい。無理に押し込もうとする必要はありません。――あっ、篭手こての上からで大丈夫です」


 篭手をはずそうとしたアレンだったが、言われた通り、空中に浮かんでいる一般的なトランプサイズのエメラルド色のカード――『エメラルドタブレット』を右手で手に取り、表にも裏にも何もしるされていない、何もえがかれていないそれを、刀を保持している左手の甲に当てる。


 すると、視覚的には体内へ吸い込まれるように、ほつれて紋章に変化した。


「おめでとうございます。これで今日からアレン様は冒険者です」

「テストって、これで終わりなんですか?」

「はい。体調に問題はありませんか?」

「ありません」

「では、職種ジョブの選択を行うために移動します」

「職種の選択?」

「職種を選択するという事は、自身の成長の指針を決定するという事。職種を選択し、エメラルドタブレットに登録すると、その職種に適した【技術スキル】と【能力アビリティ】を取得する事ができ、上達速度が上がります」

「えッ!? そうなんですか?」


 それなら冒険者になってから修行したほうが良かったんじゃ……、と考えたが、いや、だから15歳までと修行の期限を決めていたのか、と考えを改めた。


「では、順を追って説明致します」


 サテラがそう言って移動しながら話し始めたのは、この巨大都市とその地下にある大迷宮の成り立ちについて。


 エメラルドタブレットについての説明が始まるのだと思っていたアレンは、あれっ? と思ったものの口には出さず、後に続きながら黙って耳を傾ける。


 それによると、ここのダンジョンは、始めから『ラビュリントスの大迷宮』と呼ばれていた訳ではなく、当初は『征服王の宝物庫』と呼ばれていたらしい。




 古代、史上初めて中央大陸全土を統一した征服王『ミノス』は、大陸中からありとあらゆる財宝を集めさせ、それを納め、保管し、賊から守るための宝物庫を造るよう錬金術師にして大工の『ダイダロス』に命じた。


 このダイダロスこそが『迷宮核ダンジョン・コア』を創造し、ラビュリントスの大迷宮の原型を造り上げた人物であり、大陸中から集められた財宝という財宝が迷宮の奥の宝物庫に納められた。


 時は流れ、老いたミノス王は宝物庫に納められた財宝を子供達に譲る事をこばみ、〔迷宮核〕の制御権を誰にも譲渡しないまま崩御ほうぎょ。ダイダロスは、宝物庫へ辿たどり着くまでに仕掛けられている無数の罠について訊き出そうとした賊の手違いで殺されてしまったため、迷宮の奥の宝物庫へ辿たどり着ける者がいなくなってしまった。


 そして、当時の王家は、富と名声をエサに挑戦者を募り、ダンジョン攻略が始まった。


 その噂は瞬く間に大陸全土へと広がり、野望を抱く者共が集まり始める。そして、事態はダンジョン『征服王の宝物庫』を巡る国同士の争いへと発展し、大陸は長い戦乱の時代へ突入した。


 それから時が流れ、二度目の大陸統一を成し遂げたのが、英雄王『テセウス』。


 彼の働きかけによって、誰にも支配されない特別自治領『ラビュリントス』が誕生し、その地下のダンジョンは『ラビュリントスの大迷宮』と呼ばれるようになる。


 戦争は終わった。しかし、テセウスは、長き戦乱によって高度な技術力を誇った文明は滅び、残った国々は疲弊し、弱き民は日々モンスターに怯えながら過ごしているというのに、それを倒し得る強き者達がダンジョンにつどっているという状況をうれいていた。


 そこに現れたのが、賢者か、愚者か、賛否両論の傑物『アステリオス』。


 彼は、強き者がダンジョンに集まってモンスターを倒しに行かないのなら、モンスターをダンジョンへ移せば良いと考えた。


 そして、なんとわずかな仲間達と共にダンジョンを攻略し、〔迷宮核〕の制御権を手に入れ、征服王ミノス以来のダンジョンマスターとなった。しかし、当時その偉業が明るみに出る事はなく、密かにダンジョンのシステムの変更が行われ、現在のボス部屋や隠し部屋モンスターハウス、そこに出現したモンスターを倒すと現れる宝箱などは、意欲的にモンスターを倒し続けてもらうために彼が設定したものだ、と彼の没後からそう言い伝えられている。


 アステリオスは、宝物庫に納められていた莫大な金銀財宝の一部を用い、ラビュリントスを中心として線で結ぶと大陸全土を収める巨大な六芒魔法陣が現れる位置に六つの巨塔を建造し、ダンジョン内へモンスターを強制転送するシステムを創り上げた。


 そうして中央大陸の地上からモンスターが姿を消し、人々は安寧を手に入れ――想定を遥かに超えるモンスターを放り込まれたダンジョンは、アステリオスの制御を離れて地下で暴走を始める。それに気付いて止めようと再度ダンジョンに挑んだアステリオスは、同行した仲間共々二度と戻らなかった。


 これが、今に語り継がれているこの巨大都市とその地下にある大迷宮の成り立ち。


 ただ、これが最も有力視されているだけで、実は諸説あり、真偽の程は定かではなく、語り継がれるうちに失伝しまったのか、ダンジョンには今もなお多くの謎が残されている。


 そして、話はいよいよ『エメラルドタブレット』の事に。


 アステリオスの所業と共に言い伝えられている当時のダンジョンの最下層は、地下12階。


 現在の最高到達記録は、地下35階。


 当時はアステリオスとその仲間を除けば12階層にすら到達できなかった挑戦者達が、何故それ以上の深層へ到る事ができるようになったのか?


 その答えが――


「今はアレン様と融合しているエメラルドタブレットと、――この賢者の石です」




 そこは、都市中央上空に浮遊する人工島の中心であり、冒険者ギルドの中央にそびえる『賢者の塔』の内部。


「あれが賢者の石?」


 巨大な塔の中心部――中央広間は最上階まで吹き抜けになっており、そのど真ん中にしつらえられた大理石の祭壇、その中心にから延びる円錐形の台座の尖端で、直径1センチ程の紅く澄んだ丸い石がほのかな光を放っている。


「『賢者の石』は、この世のありとあらゆる情報を無限に収集・蓄積するという特質を持つ石。そして、賢者の塔とエメラルドタブレットは、賢者の石から情報を引き出すための施設であり道具。賢者の石から転送された情報はエメラルドタブレットに刻印され、情報が刻印されたエメラルドタブレットと融合する事で、冒険者はそこに刻印された知識、技術、能力を己のものとする事ができるのです」


 限りある命、限りある時間の中で、詰め込める知識の量、身に付けられる技術には、やはり限りがある。


 剣聖、達人、賢者、大魔導師……尊敬と畏怖の念をってそううたわれ人類の頂点に至った者達であっても、ダンジョンの深層へ挑めばおよそ半数は戻らず、アステリオス以降ダンジョンを攻略し得た者は皆無。


 そんな状況を打開するために、偉大なる錬金術師『トリスメギストス』が創造した、人を早熟させ、更なる高みへ押し上げる継承システム。それが――


「賢者の石とエメラルドタブレット、か……」


 塔の構造は完全な左右対称シンメトリーで、環状の通路には内側にだけ部屋があり、扉がずらりと並んでいる。


 二人は、塔の出入口の正面にある受付カウンターで職員に指示されていた部屋に入った。


 部屋は全て同じ造りで、塔の中心、賢者の石が安置されていた吹き抜けの中央広間のほうへ向いた縦長の個室。左右の壁には得物をかけるラックがあり、椅子が1脚ポツンと置かれていて、正面の壁には、成人男性の鳩尾ほどの高さにエメラルドタブレットと同じサイズのくぼみがある。


 アレンは促されるまま、先にそんな部屋へ足を踏み入れた。


「では、この部屋の利用方法をご説明致します。まず、右手の指で左手の紋章に、トトンッ、と軽く二回触れて、エメラルドタブレットを取り出して下さい」


 言われた通りにすると、紋章化した時の逆再生のようにエメラルドタブレットが現れ、


「それを、壁にあるくぼみにめ込んでから席に着いて下さい」


 指示に従い、窪みに嵌め込んでから席に着く。個室と言っても縦長なので、入室してドアを閉めたサテラが後ろに立っていても狭苦しさは感じない。


 正面の壁に嵌め込まれたエメラルドタブレットは、およそ10秒かけて徐々に徐々に光を強め、唐突に緑の光が溢れ出して部屋の横幅一杯に半透明の壁が投影された。


「ディスプレイが投影されたら、手前に並んでいる小さく記号化された図形アイコンの右から一番目、『適正職種一覧』に指で触れてウィンドウを表示させて下さい」


 『ディスプレイ』とか『アイコン』とか『ウィンドウ』とか、聞きなれない言葉に戸惑いながらも指示に従う。すると、正面に開いたウィンドウに次々浮かび上がる文字は……


「【剣士】【戦士】【騎士】【魔法使い】……『適正職種一覧』って言ってたけど、これって」

「はい。現在アレン様が選択できる職種ジョブ……なのですが……」


 サテラは、すごいですね、と目をみはり、それから、えッ!? と驚愕の声を上げ、それっきり絶句した。


 いったい何事かとたずねてみると、茫然自失ぼうぜんじしつのサテラは、一度目と二度目は無反応。三度目でようやく、はっ、と我に返り、申し訳ありません、とあやまりはしたものの驚きは隠せず、


「最初の職種選択で最上級職まで現れるなんて……」

「そんなに珍しい事なんですか?」

「はい。それはつまり、アレン様には達人の【技術】や【能力】を受け入れる事ができるだけの〝器〟が既に出来上がっているという事ですから」


 要するに、普通は強くなるためにくるのであって、十分強くなってからくる奴は珍しい、という事らしい。


 最初の職種選択で、中級職が現れる事は稀にあり、上級職まで現れたのは過去に2回。幼い頃から厳しい訓練を義務付けられていたという貴族の御曹司は、最初から上級職【守護騎師ガーディアン】を選択する事ができ、冒険者になる前に数百という獲物を仕留めて名手と呼ばれていた狩人は、上級職【弓聖】を選択する事ができたらしい。


「じゃあ、この最上級職を選択すれば良いんですよね?」

「それが、アレン様の理想とする職種であるなら問題ありません。上位職は同系統下位職の技能を取得できますので。――ですが、お勧めはしません。というもの、それは可能性を切り捨てるという事だからです」

「可能性を切り捨てる?」

「アレン様は、つい先程まで冒険者ではありませんでした。これから冒険者として、ダンジョン攻略に限らず、様々な依頼をこなしたり、今までした事のない経験をする事になるでしょう。そういった経験を積み重ねる事で、今まで自分でも気付いていなかった才能が開花する事があります。そういった場合、それまでなかった新たな転職先が現れる事があるのです」

「…………、つまり、最上級職であればもう先はないけど、初級職であれば、その先に中級職があり、上級職があり、今は選択肢にない別の最上級職へ至る可能性もある、と?」


 サテラは、はい、と頷いてから、


「ただ、技能には、初級職の技能を取得していないと、中級職、上級職を選択しても取得できないものがある一方、関係なく取得できるものもあります。効率や将来性を考えると、やはり初級職を選択したほうがいいと私は考えますが、後者の生還率を上げられる技能を取得してから初級職に戻すというのも一つの手でしょう」

「なるほど」


 それからアレンは、自分がラビュリントスに来た目的をサテラに話し、それを踏まえてどの職種を選択すべきか、どの技能から取得して行くのが最善なのかを相談しながら、とりあえずどの職種でどんな技能が修得できるのかを確認していった。

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