見合い

「───まぁ、髪はじき伸びるき。大した事やないがです」


「……龍馬。まさか罪人や尼を連れて来た訳ではあるまいな」


「ケイキ殿、何ちゅう事を……ほがな訳ないがやないですか! わしが京で知り合うた女の中で一番しょうえい女ですき」


「異国の血の交ざる女が一番とは……お前、京にも女が居たよな。其奴も連れて来れば良いではないか」


「まぁ、お龍もソコソコにしょうえい女やかですけんど……ちっくと年がいき過ぎちょる。大年増を連れて来るわけにはいかんき、勘弁してつかぁさい」



 女を置き去りにしたまま繰り広げられる男同士の会話はとても楽しげだ。傍にいたところで、口を挟む隙も与えてはくれない。一言一句を黙って聞いていた更紗は、言葉にならない憤りを胸の奥でじりじり焦がしていた。



 見合いとは本来、結婚を意識した男女が初めて顔を合わせる大事な場所であるはず。


 結婚する気もないくせにここまでノコノコ来てしまった自分を棚に上げるつもりはない。が、初対面の男から一方的に自分の容姿を値踏みされたくない。


(……どういう人か知らないけど。顔が良くても失礼な男はお断りだ。それに龍馬さんも龍馬さんだよ)



 女を物のように考えている物言いには覚えがあった。いつかの蒸し暑い夜に土方と山崎が繰り広げていた会話だ。それは女を道具のように見ていた情の欠片もない話だったはず。遠い過去の記憶を掘り起こすと苛立ちが埋もれていた。


(この時代の男はどいつもこいつも……もう知らない)

 


 二人から視線を逸らした更紗は胸に抱いていた赤い花束を強く握りしめる。静かに後ろへと一歩後ずさった。



「お更、どうした? はよう此処に座るちや」


「お呼びじゃないみたいなんで帰ります。失礼しました」



 味気なく言葉を返す。身を弁えていないかもしれない。でも、もう構わなかった。頭を垂れると、スタスタと障子まで歩みを進め、それを躊躇いなく開けてみたのも束の間。


「お更、ちっくと待つんじゃ。ケイキ殿の前で緊張してしもうたかのう」



 不意に顔の横から日に焼けた逞しい腕がぬっと伸びてくるや否や、パシンと戸が強く閉められる。一瞬のことに呆気に取られてみれば、節くれ立った指ががっちりと両の障子の縦框たてがまちを掴んでいた。


「……何か気に触ったんならわしが謝るやか…」



 開かずの戸の前で更紗は追い詰められていた。背にピタリと寄り添う男は、温かい懺悔の言葉を耳元に吹き込んでくる。瞬時に鼓動が跳ね上がった。


「……私、別にお見合いしなくて大丈夫です」



 平常心を取り戻そうと深呼吸をした更紗は、眉を寄せて納得いかな表情を滲ませる。至近距離で見つめた龍馬は、困り顔で精いっぱい微笑んでいた。


「わかっちょる、おまんの気持ちはわかっちょるがや。見合いは気にしのうてええが、折角なんじゃ楽しもうぜよ…」



 肩に龍馬の指が掛けられると、押されるように半ば強引に膳の並ぶ侍の元へと歩かされる。


 美丈夫は酒を傾けながらこちらを見やる。その背後に鎮座する床の間には煌びやかな茶鞘に納まる太刀と掛け軸が飾られていた。絵に描かれている人物は女性のようだが、時代背景が古そうだ。華やかな鎧をまとい槍を携え、馬に乗って闊歩していた。


(……女武者の浮世絵だ。初めて見た)



 更紗は置かれた状況を忘れ、掛け軸に意識を取られていた。もう少し近づけば、書かれている文字が読めるかもしれない。いらぬ欲に駆られ、自ら歩を進めていく。肩に触れる男の腕に引き寄せられ、気づけば龍馬の胸の内にすっぽりと収まっていた。



「ケイキ殿、この女子おなごが例の新撰組にいるお更です。もし、気に入らんと言うならば、遠慮なくわしが貰いますき」


「え、龍馬さん…!?」



 鼓膜に届いた言葉は寝耳に水だ。更紗は思わず鳩が豆鉄砲を食ったような表情を浮かべた。龍馬は挑戦的に口の端を上げていた。視線の先にいる男はクツリと小さく笑うと、優雅な所作で盃を仰いだ。



「お前は相変わらずの女好きだな」


「わしはケイキ殿のようにモテやぁせんから、数撃つしか術がないがです」


「女、名を更と言ったか。この男には気を付けた方が良い。江戸の女には夜這いたれと呼ばれていたからな」


「……夜這いたれって…」



 夜這いたれとは即ち、下心全開の男が夜にこっそり女の元へと頻繁に通うこと。屯所でも度々、見かける光景であった。



「まぁ、龍馬は女に限らず男にも好かれるからな……あのへそ曲がりの勝さえも気に入ったんだ。市井しせいの女など容易いものか」


「……お龍さんいるのに……最低」


「お更、誤解やか。よばいたれと言うのはアレじゃ。土佐では寝小便たれの事じゃき」


「……言いつけますよ」


「ああもう、遠い遠い昔の事やか……今は真面目にしちょるき、お龍にはシィぜよ…」



 へにゃりと締まりのない笑顔を浮かべた龍馬は人差し指を唇に当てる。その素直な姿を見た更紗は、思わずクツクツと笑っていた。


「更、此処に来て酌をしてくれるか」



 深く澄んだ低い声が後方から優しく掛けられる。声音に馴染みはないものの、妙な懐かしさが心の底から湧き上がっていく。


(……いつぶりだろ。サラって呼ばれたの)



 この時代に来るまで当たり前のように毎日呼ばれていた愛称だった。いつの間にか現代世界をより遠ざけるかの如く、記憶の片隅に沈んでいた。


「……はい。私で良ければ」



 思いがけず不思議な気分に苛まれた更紗は、盃を手にした侍の傍へゆっくりと腰を下ろす。


 手に持っていた紅色の花束を黒鞘に収まった太刀の横に置く。恐らく男のものであろうが立派そうな家紋が入っていた。一体、この侍は誰なのか。躊躇いがちに視線を上げていく。


「……失礼します」



 目に映る男の横顔は綺麗であった。造形の美しさもあるが、清潔感が際立っている。栄養が満ちているのか肌艶は抜群だ。髭の剃り残しも全くなかった。一見、髪型さえ変えてしまえば現代人のように見えなくもない。


 纏っている着物や袴も然り。素人目で見ても、高品質のものであることは明らかだ。過去に大丸呉服店で誂えた紺色の小紋さえ太刀打ちできる素材ではない。その上、洒落たものを履いていた。



「今の時期に足袋を履く俺を野暮だと思うか」


 更紗はかけられた言葉に狼狽した。金糸の織り込んである黒足袋に意識を取られていたのがバレてしまった。笑みの孕んだ低音が鼓膜を悪戯に揺らしてくる。



「……いえ、すみません。そうは思わないです。ただ、純粋に珍しいなと思って…」


「江戸では素足が粋だと言われているようだが、京でも勅許ちょっきょが出るまでは足袋を履かぬ慣習らしいな」



 淡々と紡がれた言葉は聞き馴染みのないものであった。男の盃へ銚子を傾けた更紗は、近くに座り込んだ龍馬を一瞥し、思案げに話しかける。



「……チョッキョって、何ですか?」


「天子様から許しを得る事じゃ。御所では天子様からの許しがない限り、冬でも足袋を履けんがじゃ」


「……なるほど」


「別に寒いなら履けばいいんだよ。風邪を引いたら元も子もない」



 自分が心の中で感じていたことを目の前の侍が口にする。不思議な感覚だった。同じ侍といえども新選組の男たちとは身なりだけでなく思考も異なるようだ。その発言を聞いた龍馬の考えは新選組よりなのか苦笑いを浮かべていた。



「……上洛早々、天子様に何か言われちゅうか?」


「開口一番、攘夷の話だ。相変わらず陛下は異国を嫌悪されているが…」



 チラリと、隣の侍が真意の読めない眼差しを向けてくる。更紗はどこか居心地の悪さを感じ、遠慮がちに口を開いた。


「……あの、私のことは気にしないで下さい。誰にも言いませんし……お邪魔ならすぐに帰るので…」



 この男が朝廷と会話ができる身分なら、予想以上に高貴な人間だ。しかも、国の政治に関わっているとなると。尚のこと、自分が知り合ってはいけない人物なのかもしれない。


(……私、関わらないほうがいいよね……どうしよう…)



 早くも攘夷論が展開されそうな重苦しい雰囲気に息を殺す。異人の血を引く凡人の自分がこの場に同席するのは場違いだ。更紗は複雑な気分に苛まれていたが。



「別に更が気にせぬのなら、此処に居れば良い。人は血筋を選べぬ定めにあるからな。これでも異国を理解しようと努力はしている」


 こちらを見つめる美丈夫は穏やかだった。偏見を持たない眼差しはありがたいが、まっすぐに向けられてしまうと戸惑ってしまう。助けを求めるように龍馬を見やれば、存外嬉しそうに目を輝かせていた。



「…という事はじゃ! とうとう幕府も勝先生の言うように開国宣言しちゅう…」


「……俺は彼奴の言いなりにはならん。そもそも勝の言う異国と対等な関係を築くなど、今の日ノ本では到底無理な話だ」


「やきこそ、先生は異国に負けんよう神戸村に海軍操練所を作ったががやないですか。後は金じゃ。開国して貿易で儲けた金で国力をつけるがじゃ」


「その金とやらを今、莫大に請求されているんだぞ。戦う意思のない商船に砲弾を撃ち込むとは、長州の奴らは救いようのない大馬鹿者だよ。戦になって勝てる訳ないだろう……付け込む隙を与えただけだ」


「……けんど、それは幕府が攘夷期限の五月十日に相違なく拒絶する事と諸藩に布告したからやか。まぁ、ちっくとやり過ぎちょるが…」


「俺の言う攘夷が何も考えず打ち払う事じゃない位、お前だって分かるだろう。表向きに鎖港すれば十分なんだよ。本当に……苦肉の策を全て水の泡にしてくれたよ」



 侍は憂いていた。不謹慎ながら、盃の水面を揺らし見つめる男の仕草は絵になる。怒りのままに荒ぶることもないため、矢継ぎ早に交わされた会話の内容も更紗なりに理解できていた。


(これって……たぶん攘夷期限の日に、長州藩がアメリカの船に砲撃しちゃった話だよね。このお侍さんは、勝海舟とも知り合いの幕府側の人間なんだ)



 幕末の生活に慣れてきた去る梅雨の時期をふと思い出す。屯所内で幹部たちが長州の仕掛けた攘夷行動について、熱い議論を交わしていた。



 当時、壬生浪士組であった彼らは言わずもがなまつりごとからは蚊帳の外。幕府の選択した方針に従うしかなかったのだが、攘夷を成し得ていないのに京を去ろうとする将軍の行動に首を傾げる者も少なくなかった。


 その上、公武合体を推進する会津藩も幕威を保つためにも将軍は在京すべきだという強い姿勢を示した。将軍の下で攘夷を実現したい近藤局長の思いをうまく図って、将軍東帰に反対する鎖港についての上書を壬生浪士組から幕府に提出させていたのである。



「……そう言えば。御公儀が帰府しようとした時に新撰組から連名で東帰するなという上書を貰い受けたな。俺は目を通してはおらぬが……あの中に更の名もあったのか?」


 綺麗な所作で酒を仰いだ男がこちらに向かって微笑む。紡がれた言葉に思い当たる節があった更紗は、当時の記憶を少しずつ手繰り寄せていく。



 ポツポツと雨が降り注ぐ午後の昼下がり、湿気の篭った部屋を締め切り、土方と取るに足らない会話をしながら書類を作る懐かしい情景が思い浮かぶ。


(確か……新見さんの名前をわざと書かなかったんだよね)



 書状に書かれた総人数と連名で書かれた名前の数が合わないことを土方に問えば、さもそれが当たり前かのように余裕の顔つきで切り返してくる。


 あの頃は、壬生浪士組として屯所に常駐するも特段、仕事はなかった。芹沢一派と試衛館一派の小競り合いが起こるたびに梅と二人で苦笑しあう他愛もない毎日の繰り返しであった。


「……いえ、名前はありません。私は隊士ではないので…」



 そんな代わり映えのない平凡な日々がいかに穏やかで幸運なものだったかなど、失ってみて初めてその価値に気づくのである。


 しかしながら、過ぎた時間を巻き戻すことはできない。あの時、確かに感じていた何気ない幸せは感情すらうろ覚えで、その感覚を取り戻すことさえ叶わない。



「では、その碧の目からは今の世はどう見えている」


「……えっ?」


「両の国の血を受け継ぐ者から見て、日ノ本は異国に勝てると思うか?」



 単刀直入に投げられた問いに更紗は硬直した。理知的な双眸に視線を絡め取られ、目を逸らせないまま奇妙な焦燥に駆り立てられる。


「……私は……」



 未だに新撰組の男たちとの価値観の相違に苦労するも、大事に至らないのは仲間意識があってこそ。それは共に過ごしてきた時の中で地道に築いた関係性の賜物だ。


 初対面の人間には通じないだろう。ましてや政の中心人物であろう高貴な御方に、この時代とかけ離れた価値観が露呈することがあってはならない。かといって、下手に嘘をつけば、見透かされてしまいそうな頭の良さも伺える。



「お更、難しく考えのうていい。おまんの心に思うままを言うたらええぜよ」


 押し黙っていた更紗の固い心を解きほぐすように、龍馬の優しい笑顔と落ち着き払った声が複雑な胸の内を包み込んでいく。


(……難しく考えずに……私が思うこと…)



 初めて角屋で出会ったときから、龍馬はずっと笑顔を向けてくれる。いつでも生身の自分を受け入れてくれる坂本龍馬の存在は、絶対的安心感を与えてくれるものだ。


 恐らく脳裏に浮かんだ返答は相手が欲しい言葉ではないだろう、と更紗は考えた。けれど、心にも思っていないことは伝えたくはない。龍馬が素直であることを求めるなら…と、妙な高揚感が心の扉をゆっくりと開いていく。



「……徳川の世が続いている何百年間、日本は鎖国をしていたから、自国の歴史や文化しか知らないですよね。でも、その何百年もの間、異国は他国に渡っては、その国の歴史や文化を吸収している。この知識の差は計り知れないです」



 かの有名なヨーロッパの探検家コロンブスは、『東方見聞録』にある黄金の国ジパングを求めて航海に旅立ち、1492年にアメリカ大陸を発見することになる。


 彼はアメリカ大陸だと気づいておらず、インドの一部だと勘違いしていたのだが、この新大陸の発見により、ヨーロッパ人の世界観は大きく変貌していった。


 そして、時は戦国の世の1543年。偶然にも種子島に漂着したポルトガル人が初めて日本を発見するに至り、奇しくも鉄砲伝来の未来へと導かれるのである。



「……自国を戦場にする時点で負けます。相手は地球の裏側からやって来るだけの余力があるんだから……勝てる訳ないです」


 室内は水を張ったように静かだった。更紗はその水面を指で触れて波紋を投ずるように、ぽつり、ぽつりと小声で話した。余韻は確かに広がっている。


 気づけば陽も落ちてしまったようだ。かろうじて差し込んでいた光も鳴りを潜め、辺りは仄暗い闇へ姿を変えようとしていた。



「……何じゃ、おまんの言う事には妙に説得力がある。まるで日ノ本の行く末を知っちょるようじゃな」


 行灯へと手を伸ばした龍馬は、か細く揺れていた蝋燭ろうそくから火を移すと柔らかい明かりを放ち始めたそれを更紗の近くにそっと置いた。



「江戸で見た黒船を思い出しちゅう。あれは敵わん思うたき」


「……俺も当時の事はよく覚えている。ペリーが来たと城で老中が大騒ぎしてな。万一にと甲冑を着込まされたよ」



 龍馬の言葉に口元を緩めた侍は、自身の空になった盃を更紗の手の内に納めた。戸惑う更紗を差し置き、膳にあった銚子を掴んでその盃へと酒を注ぎ入れていく。


「本来であれば道理の分からぬ不届き者だと叱咤する所かもしれんが……生憎、俺も同じ了見でな。陛下の御心の手前、大変心苦しいが、少なくとも今の日ノ本では攘夷は実行出来ぬと考えている」



 穏やかな低音が奏でる言葉の重みを感じながら、更紗は手に持つ盃の水面に映る己の顔と対峙していた。


 青白く見える肌とは対照的に唇に引いた紅がやけに濃く染み付いたような色味を放っている。



「水戸出身の俺が表立って言う訳にはいかぬからな。この胸の内を知っているのは、其処にいる夜這いたれだけだったが……今宵からは更、お前もだ。近付きの印として呑むが良い」


 敵意のない侍の微笑を一瞥した更紗は、小さく頭を垂れると促されるまま盃を傾けて水滴を喉へと流し込んでいく。


 これまで口にした酒とは明らかに違う、風味豊かな上質な味わいに、強張っていた表情がふわりと綻んだ。



「……美味しい」


「そりゃあケイキ殿がくべた酒じゃ、旨いに決まっちょる。そうじゃ……お更、お近付きの印に舞の一つでも見て貰うたらええが」


「……えぇ!?」



 緊張から解放された途端にやってきた衝撃に声が裏返る。一難去ってまた一難だ。

また龍馬は話を大事にしようとしている。更紗は慌てて両手を左右に振った。



「いや……ちょっと待って…」


「お更は上七軒の喜み乃屋で芸事を手習いしちょるんです」


「ほう、それは一興だな。更、舞を見せてくれるか?」


「……ごめんなさい……人様にお見せできるようなものでは…」



 全身の毛穴からぶわっと汗が出るような焦燥に駆られる。謝罪して許されるものなのだろうか。助けを乞う目で龍馬を見やると、料理に箸を伸ばしながら堪え切れない様子でクツクツと笑っていた。



「ほがな険しい顔しのうてもなんちゃあないがじゃ! わしが三味線弾いて唄うてあげるやか安心しとおせ」


「……龍馬さん、三味線弾けるんですか?」


「もうベンベン鳴らすぜよ。あ、丁度人が通るき、ちっくと三味線を…」



 暗がりの中、僅かに透けた障子に幾人かの影が映し出される。


 片手を付いてゆっくりと立ち上がる龍馬を視界に捉えながら、更紗は戸を横目に見た。龍馬が三味線を弾くなら、覚悟を決めて踊るしかない。諦めの溜め息を吐いた刹那。



 ブシュッと鈍い音が鼓膜を掠める。障子越しに聞こえた妙な響きである。 


 それと同時に赤黒い何かが一直線に浮かび上がった。まるで液体を含ませた筆を白障子に振り上げたような、仄暗い不吉な色合いだった。




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