一一五.ヤマトのツジツマ・ガミラス人の体質(後)

 ここからはわたしの妄想です(この文章は大体そうですが)。

 ガミラス人の体質、2199が放射能という設定を捨てた理由は分かります。それがテレビで流すアニメーションであれば特に。

 しかし妄想の中では、やはり元作の放射能に関する設定は維持したいです。

 で、ガミラス人については、『放射線耐性が強い』が一番しっくりきます。元作の最終回と違い、放射性物質を含まない空気には耐えられない、という事はありません。

 それでも、最終回のストーリーは維持できるはずです。デスラー艦の乗員がヤマトに比べても少ないとすれば、ヤマト側が宇宙服を着用しなければ戦えない状況になる事はメリットがありますし、それが無くなれば撤退するしかないでしょう。

 無論、自然放射能の低い普通の惑星でも生活できます。デスラーがガトランティスで客分として暮らすのもOKですし、ガルマン帝国の本星もそういう環境であるなら、古代達ヤマト乗員が訪問するのに問題も無いでしょう。


 放射線耐性がガルマン民族の特性であれば、その本星が高放射線環境でないのは不思議ですが、あの星がガルマン民族発祥の星であるとは断言できません。というのも、かつてヤマトのムックに掲載された西崎先代P原案の『デスラー物語』では、デスラーがガルマン民族の解放に取り掛かった後、ガミラス・イスカンダルと似た二重惑星を探して本拠地を移したとあるのですよね。


 この場合、本来の発祥の星、真のガルマン星がどうなったかは不明です。それがコアにガミラシウム(命名の順番的には逆ですが)を含む星だったとしたら、採掘が進んだ結果星が崩壊してしまった、などと言う事がありうるかもしれませんね。


 またガミラス星のような、大気は亜硫酸ガス、海は王水と、全く人類(と生理的にはほぼ同一な異星人)に適さない星。こんな星に彼らが移住したのも、この二重構造の地殻がガミラシウムの採掘に適していたからかも。

 まあそうであれば、ガミラス決戦の時に大気分析の結果としてそれに触れるセリフを追加する必要がありますけどね。

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