一一一.ヤマトのツジツマ・波動砲(4)
さてさて。
ガトランティス=白色彗星帝国はどうでしょう。
白色彗星帝国は暗黒星団帝国をはるかに超える二百万光年かなたから来襲したわけですが、艦隊が踏破したのではなく、都市帝国に格納されていたのでしょう。
では都市帝国の超光速機関はというと、何とも分からないのですねこれが。『さらば』でも描写が薄いのですが、『2』で消えた白色彗星が至近距離に再出現したのも、具体的な説明はありませんでした。普通に考えればワープなのですが、作中でそう言われてはいないようですし、ワープなら地球人にもお馴染だと思うのですが。
そも白色彗星がワープして近づいてきたら、いくらぼんくらな地球防衛艦隊首脳部でも、もう少し警戒するでしょう。まあ二百万光年かなたから、何か分からんが光速を超える速度で接近する物体をハレー彗星と同程度に考えている時点でぼんくらですが。
白色彗星、通常空間にいたままに光速を超えているようなのですが、スタートレックのワープに近いんでしょうか。謎です。
ちなみに『さらば』のノベライズ版では、白色彗星艦隊も波動砲を装備していて、使う機会をうかがう描写がありました(結局使えませんでしたが)。まあこれはノベライズでの独自設定なんでしょう。
仮にガミラシウム・イスカンダリウム必要説をとるならば、アンドロメダ銀河においてはそれがすでに消費し尽くされていた、と解釈できるかも知れませんね。
前にも触れましたが、デスラーの為に新型デスラー艦を作ったのですから、製造法は少なくともその時点では入手している筈です。その為に必要なガミラシウムは、旧デスラー艦の残骸からでも回収したのでしょうか。
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