八十一.『さらば』とは何か再び(ガ〇ダムなら良かった?)
個人としてのヒーロー、あるいはせいぜい数人の集団、あるいは彼らが操るのが巨大ロボットなら、そういう物語に違和感はそれほどなかったでしょう。※
しかし、300人近くが乗り込んだ宇宙艦、それも惑星一つを滅ぼせるほどの大量破壊兵器を持った戦艦を勝手に持ち出す。そして他の星の知らない誰かを助けるために戦い、地球を危険にさらすかもしれない。私はそういう彼らの行動に、どこか抵抗を感じていました。
結果的には、その行動が地球に向かっていた脅威をいち早く察知する事になり、彼らの行動は免罪される事になりましたが。うーん、そういう結果オーライな展開にも疑問がありましたねえ。
もちろん、ヤマトはクーデターを起こす訳ではなく、地球の誰も殺したりはしないのですけどね。
無論、それはそれとして、音楽と映像のスペクタクル、真田と斎藤の死のシーンとか、最後のヤマト発進シーンなどでは涙がこみ上げました。名曲『大いなる愛』と、皆が黄金色の光に包まれる映像の破壊力と来た日には!
※実は昔、たしか絶対無敵ライジンオーをやっていた時期だったと思いますが、新聞の投書で女子中学生だったか高校生だったか、「小学生がロボットのに乗って戦うアニメをやるなんて」って批判を読んだ覚えが有るので、ロボット物ですらそういう批判からは逃れられないのですけどね(汗)。
(続く)
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