七十五.蒸し器を引っ張り出して……
世間はもう色々と大変な事になっておりますが、それとは一切関係なく、今更の話を掘り返すのが、ここの芸風という事で(でなければ初代ヤマトの話を今更語りだしたりはしません)、2199オリジナルキャラの扱いについてまた少しばかりお話を蒸し返します(タイトル回収)。
リメイクでオリキャラ、オリメカ大活躍は炎上案件だって、私言ったよね?(いつ)
まあ、百合亜達が乗れなかった時点で、ああ、2199オリキャラは冷遇されるんだな、と思いましたし、銀河の乗員として再登場した時には、あの暗い色調の乗員服ですからね。
ただ彼らは、前作で主要な役割を果たし終えましたしね。
一方、オリキャラ勢でも加藤真琴は本作でも重要な役割を果たしました。辛い役割ではありましたが……。
山本玲(ほぼ2199オリキャラと言って構わないかと思いますが)も同様。
特筆すべきは、戦死の嵐となる2202においても、2199オリキャラ、特に女性キャラは死なないという事です。航空隊や空間騎兵隊(方舟登場)の男性キャラには戦死者が出たと思いますが。方舟からのオリキャラである永倉も生き残りましたね。
2202のクライマックスを元作に近づけるほど、乗員の死亡率が高まる訳で、女性キャラを降船させなければ、彼女らが死なないのが不自然になる訳ですね。そういう事もあっての扱いではないかと。
この、女性乗員はなるべく死なさないという描写が良いのか、悪いのかは色々あるでしょうが。
2199オリキャラの代わりに、キーマンと桂木透子という二大2202オリキャラが出張ってて、という不満は、まあ私も分かりますが、このお話で二人が果たした役割は、2199オリキャラに代行させる事は無理ですしね。
そう考えると、2199オリキャラの本作での不遇は、本作が『さらば/2』のリメイクだった以上かなり必然で、その中では2202スタッフは可能な限り気を使ったと思っています。
また、最終章でキーマンと透子は退場し、後作を拘束する要素を減らしました。その辺にも、この作品なりの配慮を感じます。
1.尺の都合か、斎藤と美影の再会が描かれなかったのはとっても不満ですけど!
2.2202オリキャラでは、銀河のクルーが残ってますね(汗)。
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