ヤマトやまい ～ワニのゆる語り～

二十二．嵐のコバメカ（銀河は女の艦（ふね））

山崎・星名「……」

　２１９９以降では決して使われないであろうキャッチフレーズ『ヤマトは漢（おとこ）の艦（ふね）』。まあそういう時代もありました。

　あー、この話で思い出した余談がありましたが、このままだと余談ばかりになりそうなのでまた後日。

　という訳で、ヤマト世界屈指な自己顕示欲を誇る宇宙艦『銀河』。

　登場時は、ネットがざわついた、というか荒れましたねー。

　まあ私も、そんなことはあり得ないと分かっていながら、この後ヤマトが放棄されて銀河無双が始まるんじゃないかと一瞬慄いてしまいましたからね。

　まあこれはストーリーと演出のせいであって、デザインのせいではないのですが……ああ、あのハンコもといエンブレムのせいもあるかもｗ

　ま、ストーリーについては、また改めて。

　でも、このデザイン元である波動実験艦ムサシが復活編ＤＣ版に出た時は、完結編までの艦船の同型艦が登場したり、効果音が元に戻されたことも含めて、割と好意的なとらえ方が多かったような気がします。

　ヤマトの同級艦って、やはりみんなが考えますよね。浪漫有りますよね。

　…ソレガナンデ、ドウシテコウナッタ；

　ヤマトに似ているが、温室のような展望室が付いたデザインは、戦闘を主目的とする艦ではないと差別化が出来ていて、結構好きでした。

　ヤマトから外したコスモリバースシステムを移植したという設定も面白いし、それをストーリー上でうまく生かしていたと思います。

　アンドロメダに対する銀河という艦名は、ヤマト２のアンドロメダの延長線上にある、機械化を進めすぎて人間性を失った艦。

　一方、元作でもヤマトの最初の目的であり、２１９９では影の目的でもあった、人類生存の為の方舟という目的を持ったもう一つのヤマト。

　良いキャラ（艦ですが）ではないでしょうか。

　……砲口のエンブレムをやめて２１９９のＣＲＳと同じカバーにしていればもっと良かったと思いますｗ

　ところでふと思ったのですが、ヤマトの波動砲を復活させて、準同型艦にコスモリバースシステムを移植するくらいなら、戦艦はたくさんある事ですし、ヤマトをそのまま波動実験艦にしてしまえば（地球が詰みます）。