第一談 この漫画、神4p

 ストップ、ダウンタウン、さんま!

 このページは脱線ストップで行くぜ!




円間「ダウンタウンにさんま、ついつい、関係ない話を盛り込んじまったぜ、あたいの悪い癖。セトウツミの話をたいしてしてないうちに四ページ目に突入したぜよ。いたずらに増えるページ数に、あたい、冷や汗」

スケキヨ「話しましょう、セトウツミ、どんどん話しましょう」

円間「だね、叫んでやるぜ、世界の中心でセトウツミの魅力をよ!」

スケキヨ「えとぉ、前のページの話し、瀬戸と内海の会話がハマるって話しでしたよね?」

円間「スケキヨ、華麗なるセカチュースルーかよ」

お嬢「一巻読み終えましたわよ。ドラマを見ているときは意識しなかったけれど、登場人物の会話が大阪弁ってだけで本当に一味違うわね、何気ない会話が面白いわ、会話がハマる。瀬戸くんと内海くんの会話がコントみたいね、二人のこの会話、この雰囲気、すごく味があるわ」

スケキヨ「お嬢様、そうなんですよ、瀬戸と内海の何気ない会話に味がある、それがセトウツミの魅力の一つなんです」


 セトウツミの話をしないと会話に入っていけない空気感が漂う。

 円間、冷や汗。


 ともすればくだらないの一言の瀬戸と内海の会話、だが、それが一番面白いという、まさにセトウツミの魅力の一つだ。


円間「お嬢、一巻を読んだ段階で、瀬戸と内海、どっちが好き?」

お嬢「え、いきなりなんの質問なのかしらん。うーん、一巻の段階では、インテリジェンスを感じる内海くんよね、瀬戸くんも好きだけど」

円間「なるほどね、私も前半では内海好き率100パーセントだったわ。お嬢、引き続き二巻、三巻と読んで読んで!」

お嬢「え、ええ、わかったわよ、読むわ」


 始めの段階ではだいたいの人が内海の方が好き、そういう節があるって話。


円間「スケキヨは瀬戸と内海ではどっちが好き?」

スケキヨ「え、一巻の段階で、ですか?」

円間「いや、全巻通して」

スケキヨ「うーん、二人とも好きですけど、むむむっ、うつ……いや、瀬戸!」

円間「私も、二人とも好きだけど、全巻通してだと、むむむっ、瀬戸だよ。へへっ、いや、ずっと内海一筋だったんだけどね、ラスト、瀬戸にしてやられたっていうの?」

スケキヨ「ああー、ですよね、ラスト……」

お嬢「ちょっと、空気読んでよ。わたくし、まだ二巻読み始めたばかりよ、ラストの話はわたくしが八巻を読み終えてからにしてちょうだい!」

円間「はい」

スケキヨ「はい」




 円間とスケキヨは空気を読んで、ラストの話はやめにしてセトウツミの登場人物について語り合うことにした。

 セトウツミの魅力を語る上で、主人公に当たる瀬戸と内海はもとより、二人を取り巻く登場人物たちの話は超重要だ。

 瀬戸と内海二人だけではセトウツミの世界は完璧ではない。

 主な登場人物たち、彼ら無くしてセトウツミはありえないのだ。


円間「場面はほぼ川、ほぼというか、むしろ川の場面しか覚えていないようなセトウツミの世界だけど、主人公格の瀬戸と内海に絡む主な登場人物たちはクルクルと変わるのよね。場面川だけで飽きもせず読んでいけるのも、この登場人物たちのなせる技」

スケキヨ「登場人物みんな、個性的ですよね、瀬戸と内海も一見どこにでもいる高校生ではあるんですけど、どこか飛び抜けているって思いますし」

円間「瀬戸と内海がどこか飛び抜けてるのがわかるのも、物語を読み進めていってからなんだよね、ハマるんだわ、そういうことされると、こういうところも計算して描いたのかな……作者は天才でしょ」

お嬢「二人とも、今更だけれども、ネタバレしないように気をつけて話しましょうね」

円間「はぁい」

スケキヨ「はい」


 ネタバレは極力避けますがある程度はご容赦ください。


 まだまだつづく。


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