第42話 蜘蛛の子を散らすってぞわぞわするよね
地下2階はスライムと蜘蛛が出現した。
スライムは、ほおっておくと一気に襲ってくるので見つけ次第殺した。
シンシアがテイムを試みたが、ここの魔物はボスに支配されているので無理みたいだ。
スライムには魔法も物理攻撃も効く、水の攻撃には耐性があるようだが、水を刃のように飛ばす攻撃には弱いみたいだ。
蜘蛛は、火の魔法に弱い、火の魔法を喰らうと簡単に消え去る、しかし、光を当てた瞬間に、ぞわぞわと大群が襲ってくる、物凄いびびる、正直気持ちが悪い。
最前衛にシンシアが召喚した『光のゴリラ』を置いて退治してもらっている。
ただ召喚獣に指示を出すのに結構魔力を使うので、時折休憩を入れている。
シンシア
「もう!何なのよ 蜘蛛ばかりで気持ち悪い! 歩くたびに踏みつけちゃうじゃないの!もうこの靴、今回の探検が終わったら捨てるわよ!あ~やだやだ!」
レミー
「シンシアはまだズボンはいてるでしょ・・私なんて素足だぞ スライムめ・・ズボンを返してほしいわ。」
ラミー
「一気に焼き殺したいところだが・・・迷宮で火を使いすぎるのはよくない、毒がたまる。」
ミュイミュイ
「俺は蜘蛛なんて親戚みたいなもんだ、何ならみんな石にしちまうか?」
「魔力は大丈夫なのか?」
ミュイミュイ
「数によるかな?」
「ミュイミュイの石化攻撃は強力だからボス戦以外はとっておこう。」
ラミー
「そうだな・・・地道に進んでいこう。」
火の攻撃も小さな火の玉程度に抑え、地道に先を進む。
しばらく進むと先頭の『光るゴリラが』が立ち止まった
「1号どうしたの?」
シンシアが問いかけた瞬間に、壁という壁からやや大きめの蜘蛛が現れ一斉に糸を吹きかけてきた・
ラミー
「イロハ結界張れる?」
イロハ
「今やってる!」
シンシア
「一号戻って!」
シンシアは1号の「光るゴリラ」の召喚を解いた。
*「うふふ・・・ いらっしゃい・・・ 地下二階を守るのは我、ヘビースパイダーだよ」
地下二階のボス、ベビースパイダー、その大きさは人と同じくらい、そして人の顔くらいの大きさの蜘蛛も多数出現した。
*「鬼人!鬼人がいるのか!」
ユキナリを見るなり怖がっている
*「あの禿げた鬼人は来ていないのか?」
禿げた鬼人?誰のことだろう?
オワリの護衛の人が迷宮に来ていたのか?もしくはハムラさんか?そういえばハムラさんは最近鉄兜をかぶっている。
イロハ
「オワリの鬼人はここには来ていないはずよ」
となればハムラさんか・・・禿げたのか・・・
*「あの鬼人は有無を言わさず我をなぶり殺しにしおった、あれ程の使い手はそうそういないだろうに・・」
ハムラさんなら納得だ
*「しかしあの鬼人がいないなら、恐れることもない、行きましょうか!そ~れ!」
ヘビースパイダーは四方に糸の網を広げる
俺はすかさずそれを焼き付くした
*「ほ~炎の使い手がいるのか,ならば,そ~れ」
ヘビースパイダーはさらに糸を出す、今度は針金のように固い糸、炎では焼き切れなかった
シンシア
「2号防いで!」
シンシアの召喚獣「光るゴリラ」2号がその進路をふさぐ
「光るゴリラ」2号は無数の針に突き刺さったようだ
シンシア
「2号下がって」
シンシアは2号の召喚を解く
カエデが苦無を投げつける、しかしそえはヘビースパイダーの傍の蜘蛛に当たり、防がれた。
*「我らも進化するのだよ、人間たちよ,地下2階だからとて簡単に通れると思うな!」
ジュリとムュイの水攻撃もあまり聞いていない
ミュイミュイ
「おい 使っていいか?」
「たのむ」
ミュイミュイ
「よっしゃ!」
ミュイミュイの目が赤く光る
*「な!その攻撃はゴルゴンのメデュ・・・・」
ヘビースパイダーは石と化した
ユキナリがそれを金棒でたたいて砂となり消えていった
そして光とともに宝箱が現れた
カエデ
「見ますね・・・・大丈夫です」
レミー
「よっしゃ!開けよう、あら?」
中身は中級魔石一個だけだった、外れだ・・・・
僕たちは新たに表れた階段を降りる
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます