第28話 弟萌えってやつだよね

私は、アメリカ人の女の子よ。


チアリィーディングに青春を燃やして

かっこいい彼氏を作ってホームパーティして

そんな青春を妹と夢を見ていた


でも10歳の時に病気になった 子供がかかると進行が早い病気だって言われたは

いろんな治療をした でもそのせいで成長が止まったみたい 妹にも身長が抜かれちゃったな

15歳で生理が始まった、普通の子に比べれば、うーんと遅いの・・


ママは遅い私の成長を喜んでくれた・・

でも生理が始まったら私の病気が一気に進んだの、たまに退院できていたのに

もうずっと病院生活になった。

病院のご飯は美味しくないし、ケーキ食べたいって思ってた・・・


妹は学校の話をよくしてくれた、私が憧れた学校生活を 

パパが浮気してママと別れた・・・

パパが許せなかったけど、ママとは別な日に来るパパは昔と変わらなかった。


きっと私が原因なんだろうな、私が病気になってから、何もかもが変わったから。

早く死んだ方がいいのかな・・なんて思ってた

そんなことをママに行ったら烈火のごとく怒ってた。


パパにも妹にも怒られた・・・パパは浮気はもうしてないみたいだけど。 

ママとは一緒に暮らしていない


怒られたけど、やっぱり私が原因でパパとママは一緒にならないんだろうな

だんだん何も考えられなくなった、ただ生きてるだけだった、でもそれも長くなかった。

気がついたら死んでて、天国?みたいなところで守護者がどうたら言われた。


なんか10の願い事を聞いてくれる事だった、そして健康な体で新しい世界で働いてもらうって。

だからケーキとかさ、優しい彼が助けてくれたりさ、いろんな願いをした


私は新しい場所に行った、無くなったはずの、髪の毛もある健康な体で

でも見た目は子供のようだった・・そこは変わらないのか・・・


でも現れた所には誰もいなかった、うんうん、いたのよ、恐ろしい悪魔が目が、ひとつの化け物とか、体が大きな黒い鳥とか、私は後悔した・・変なお願いばかりで何の役にも立たないお願いばかり。


こんなところ来たくなかった、なによ天国なんかじゃない、きっと私が我儘だったから地獄におとされたんだって思った。


そんなとき、グラスというお爺ちゃんとジャンというかっこいい叔父さんが来てくれた

わたしには、クレアとミラという優しいお姉ちゃんが付き添ってくれた。


優しい彼?というには歳をとりすぎてるけど、グラスお爺ちゃんとジャン叔父さんは優しかった

だから私の力でケーキを出してあげたわ、みんな喜んでくれた。クレアとミラなんてお代わりしたくらいよ


でも私はケーキには飽きていた、もっと違う能力にしていればなあと思ってた所だったので。

褒められて、ちょっと嬉しかった


でもそんなのは長続きしなかった。

凶悪な人間が現れた、見た目は人間だと思ったけど・・みるだけで悪い奴だって分かった

悪魔を3体連れて現れた男に、ジャン叔父さんとその兵士達が挑んでいった。その男は物凄い強かった

強かった兵士さんが簡単に死んでいく、グラスさんは私に姿を隠すように言った。

クレアとミラが私を守る事になった。その時ジャン叔父さんがその男に殺された・・

これにはグラスお爺ちゃんもショックを受けていた。

さらに恐ろしいのがジャンさんの側にいた兵士が、いきなり悪魔のようになって。他の兵士を殺していった。

私の目の前で人が次々と死んでいった


グラスお爺ちゃんが、この子だけでも助けようとクレアとミラに指示をしていた。

一隻の海賊船にのってお爺ちゃんは何やら船に何かをしていた

そしたら船が一気に走りだした 


お爺ちゃんは?


クレアが答えた 「グラスさんは、ものすごく強いからきっと大丈夫」と


船の中は何もなかった、だから食事はケーキだけ、たまに飛ぶ魚が船に入ってきて

クレアが魔法で焼いてくれて食べた。

クレアもミラも太って行った。ケーキばかりじゃね、私は太らない力を持っているので全然太らなかった

健康な体なのに身長も伸びなかった。子供の体のまま・・・


船は迷走していた、最初は島から離れようと凄いスピードだったけど。

しばらくすると、進んでるのか、止まってるのか分からない早さになった。

何回寝起きしたかわからなくなったころ、島が遠くに見えてきた、すると船が物凄い速さで

島に向かった。そしてそのまま激突した。


気が付いたら周りに人だらけだった、私はまた隠れた。

そしたら私の事を知ってるかのような人が現れた、東洋人のような中国人かな?


信用できそうな優しそうな人、これが新しい優しい彼?ジャン叔父さんの方がかっこよかったな

なんて思ってしまった。


彼の家に行ったら綺麗な奥さんがいた。深刻そうにクレアとミラとその人たちが話してた。


その日からこの家の子供になった、優しいジェニファーはママというよりお姉ちゃんね、キンタローは優しいけど、誰からの頼まれごとにも全力で答える男だった、ああいうタイプは苦労する。 

キンタローは日本人で、前の世界の物をいろいろこっちにもてくる力を持っていた。

ずるいと思った、まあ能力を選んだのは自分だけど・・・


キンタローに仕事をさせられた、最初は嫌だったけどヤギは可愛いし、嫌じゃなくなった。

私は守護者という立場で、この世界に来たけど、守護者が死ねば守護者と共に、守護者が召喚した物が消えるという事を本で知った。

こっちの文字を理解するのには時間がかかった。

ジェニファーもキンタローも優しく教えてくれた

だからキンタローはこの世界に前世界の物を再現するようにしていたみたいだ。


だから、あまりネットで買い物は・・・家の中で使うものはじゃんじゃんしてるじゃん・・・

だから私もリクエストした。洋服とかね、でもキンタローが死ぬと全部消える、というのは教えられた。

キンタローが用意した服は家の中や近所でだけ着るようにした。 

町に行く時は、こっちで用意した服で行った。


いきなり全裸なんて恥ずかしいからね・・・


キンタローは、ポチという犬と、ちゅう吉という鼠を新たに召喚した。

ポチは強くて可愛い、チュウ吉は、めんどくさがりやでなんだか私みたいな性格で可愛かった。


ヤギ達も可愛かったキンタローがヤギを増やしたのに、ヤギの見分けが付かないみたいだった。

クロが悲しんでたよ


キンタローは、次々と前にいた世界の物をこの世界で作り上げた、

町のみんなに好かれていた。


それに俊太は可愛かった、そんな幸せな家庭にジーフっていう綺麗な娘がキンタローに近づいた。

ジェニファーまで懐柔された、私の居場所がなくなっちゃうじゃない・・私は許さなかったそりゃキンタローは私のパパでもないし、でもね形ではここの娘は私よ!


でも、そのジーフという子は、なにか力があるみたいだった。 

本で読んだ魔女だということは分かった。

ジーフはキンタローのそばに気が付けばいるけど、ただ見ているだけのようだった。

魔女には体の成長を操る薬を作れるとのことだった、だからジーフに条件を出してあげた。


私の体を成長させてほしい、そしたら私はジーフを認めてあげるってね。

まあ、そんな権限無いんだけどね、子供の体のまま過ごしたくはなかったから。


俊太が12歳の頃すでに俊太に身長も抜かれた、何より俊太がかっこよくなってる。

私は焦った、そんな時にジーフがやっと薬が出来たといってきた。


迷うことなく飲んだよ、でも変化が無かった・・ジーフは普通の成長の様に徐々に成長する。

1年したら少し胸が大きくなった身長も伸びた。


ジーフの薬が効いてきたんだ・・俊太はモテモテだった、ちょっとなんか 面白くなかった


俊太は弟なのに


だから私も学校に行こうと思った、長く勉強はしてたから、受かると思った。

でもキンタローの作った学校は厳しかった。


私は落ちた、そこでジーフを家庭教師として家に住んでもらった。 

居場所を作ってあげる約束だからね

ジーフは先生もしてたから、教え方が旨かった。


俊太の家庭教師もしているのは、ちょっとおもしろくなかったけど・・だってジーフに赤くなるんだよ俊太は・・・・

ただジーフは何か悩んでるようだった・・・

そんな生活の中、ジェニファーは一計を立てた、ジーフを家族とする為に・・


その晩キンタローは凄かったみたい・・・本当にスケベね、いつか私も誰かとするのかな?


ふと俊太の顔が浮かぶ ・・・ 弟なのに・・・


その日からジーフも家族になった。

ジーフは優しい人、私も好き

だから認めてあげたの、ふふふ・・しばらくしたら、ジーフのお腹に意思を感じた。

赤ちゃんだ!

ジーフに教えてあげた、喜んでた、泣いて喜んでた。なんかもらい泣きした・・


私もいつか・・また俊太の顔が浮かんだ・・・ 弟?なのに・・・いや俊太は弟ではない

私が真のこの家の家族になる方法を思いついた。

その為には学校に入ろう俊太と同じ学校に

だから猛勉強した、そして、受かった!ぎりぎりだけど・・


俊太は凄い、大人たちも受験する学校で、俊太は上位で受かってた。


でもこれで一緒に学校に行ける、普通の女の子みたいに。

でも、俊太は本当にモテル、だからいつもそばにいてやった・・ふふん!私なんか一緒に住んでるんだからね!


姉弟としてだけど・・・

だから俊太には姉ちゃんと呼ばせいないように言ってるの、にたまに言ってくる


全くもう・・・


でも学校は楽しい、勉強は難しいけど・・友達もできたし、俊太もいるし・学校は楽しい。


前世界の家族に伝えたい、ここは地獄なんかじゃないよって、シンシアは楽しく生活してるよってね。

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