第2話 新しい家族

白月は目覚めた。そこには1人の男がいた

(ここどこ?あれ?トラックに引かれたはずでは?まさか転生した?!それよりもこの人だれ?)

「だれ?」

「やはり忘れたか」

「俺はお前の父親だ。名前は九弥[ココノヤ]だ」

「父親?」

「そうだ」

「母親は?」

「まぁ、今は離れて住んでる」

「そうなんだ・・・」

(別居中か)

「わたしの名前は?」

「紅月[アカツキ]だ」

「紅月?」

「そうだ」

「ふーん」

「紅月、これを着ようか」

(男の子の着物?なぜ?もしかしたら争いになるからかな)

「分かった」

紅月は男の子の着物を着せられた

元々、顔立ちや声からして男っぽいせいか余計に男の子らしくなった

「これからは俺とか僕で話なさい。分かったか?」

「うん!」

「僕に何があったの?」

「頭をぶつけて長く眠ってたんだ。頭をぶつけたせいで記憶が亡くなったのかもしれないな」

「じゃぁ、僕には記憶がないんだね」

「あぁ。そうだ」

「お頭!入っていいすか!?」

「はぁ。いいぞ」

「よしゃ!」

「小僧!目覚めたんだな!良かったー。死んだかと思ったぜ」

「この人は?」

「虎唯[クナイ]だ」

「やっと目覚めたのね!良かったわ」

「紅月、こいつが凜音[リンネ]だ」

「記憶が本当にないのね・・・。調べた時は嘘だと思ってたのに・・・」

(調べた??)

「仕方がない事だもんな」

「そうわね・・・」

重だるい空気が流れた

(うわ!重だるい。何とかしないと・・・)

「・・・他にもいるの?」

「あぁ。たくさんいる。そいつら全員が家族だ!」

「家族たくさん!」








{凛音は男です。オネエです}

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