第78話
夜スマホの通知音がピロロンとなった
葉っぱのこ:こんばんわ~
kei:こんばんわ
さっちゃん:こんばんわ。
葉っぱのこ:そちらのみなさんって、今度の日曜日って予定あります?
kei:昼間は部活かな。朝9時~午後3時くらいまで
さっちゃん:私は午前中部活であとは予定ないです
mayuyun♡:あたしはケイと一緒で3時くらいまでです
ゆうじ:ぼくは午前中部活で午後少しなっちゃんと勉強デート
kei:なんかうざい
mayuyun♡:兄貴それはここでは言わない
さっちゃん:雄二君あたしに喧嘩うってるよねそれ。
Ray♪:えと、いきなり喧嘩?めずらしいね
葉っぱのこ:喧嘩ってより、なんかいきなりゆうじ君がフルボッコ?めずらしいのは確かだけどw
kei:で日曜がどうかしたの?
ゆうじ:いきなりの軌道修正。さすがのケイクオリティ
kei:フルボッコのままがよかったか?
ゆうじ:ごめんなさいお兄さん。許してください
kei:分かればよろしい。
kei:で日曜がどうかしたの?(再送)
さっちゃん:ケイ君再送って再送ってwwww
mayuyun♡:めずらしい、さっちゃんが壊れたw。で、葉子さん日曜がどうかしましたか?
葉っぱのこ:日曜日にこちらで花火大会があるんですよ。なのでみなさん遊びに来ないかなってお誘いです
Ray♪:大きな湖に仕掛け花火があったりして凄く綺麗ですよ。
mayuyun♡:行きたい。ねぇケイ一緒にいこ
kei:OK,OK一緒に行こうな。
さっちゃん:チャットでさえ砂糖菓子のようにナチュラルにいちゃつくの止めて。私の心に付き刺さるから
葉っぱのこ:さっちゃんドンマイ
Ray♪:さっちゃん生きて
さっちゃん:でももちろん私も行きますよ
ゆうじ:なっちゃんも誘ってみていいかな?
kei:あぁどうだろ?今の時期なら少し気晴らしがあった方が良いっちゃ良いんだけど。奈月の勉強の具合はどうなんだ?
ゆうじ:順調って言って良いと思うよ。7月末の全国実力テストで平均偏差値67だったし
葉っぱのこ:え?
Ray♪:え?
さっちゃん:それならちょっとくらいなら遊んでも良さそうですね。
mayuyun♡:去年のあたしの今の時期より圧倒的に良いし。大丈夫そうね
葉っぱのこ:あのぉ
mayuyun♡:なんですか?
葉っぱのこ:みなさんナチュラルにえらい高レベルのお話されてますが。その奈月さんって志望校はどこなんでしょう?
kei:うちですね
さっちゃん:高国って聞いてます
さっちゃん:あ、ケイ君に先越されたw
Ray♪:えとつかぬ事をお伺いしますが高国高校って実は難関高だったり?
mayuyun♡:一応合格ボーダーだいたい偏差値65ですね。あたし去年は死ぬほど勉強してケイや兄貴に追いつくのに必死でした
葉っぱのこ:実はみなさん頭良いんですね。
kei:え?オレ達頭悪そうに見えてたひょっとしてw
Ray♪:いえ運動部の合宿ガンガンだし、ケイ君や真由美ちゃんは音楽ビックリだし。遊びもすっごく楽しんでいる感じだったのでそういう風に見えなくて
ゆうじ:あぁ進学校だとみんながガリガリ勉強しているイメージですか?
Ray♪:はい
葉っぱのこ:実はそんなふうに思ってました
さっちゃん:あはは、進学校ったって高校生ですよ。遊びますし運動だってします。タブン違うのは勉強しない日が無いかなぁってとこくらいでしょうね
kei:だね、どんなにクタクタになっても1時間は机に向かうし、合宿中もなんだかんだ言ってみんな夜寝る前には勉強してたね
mayuyun♡:そうね、あたしなんかそれしないといつ置いて行かれるか怖い、勉強しないで寝るなんて怖くて出来ないですね
ゆうじ:一般の高校に行った友人と話すとそのあたりは違いますけど。他は似たようなものです
葉っぱのこ:へぇそうなんですね
kei:むしろ効率的に勉強して他より遊んでる感さえあるかもw
ゆうじ:それな
さっちゃん:そうねぇ。私も入学前まではこんなに遊べるとは思わなかったわね
mayuyun♡:先生もあまりやれやれって強要しないしねぇ
kei:あ、大分話それちゃったけど、良ければ奈月も息抜きがてら連れ出してやりたいんですが・・・
葉っぱのこ:7人か大丈夫。あとはぐれちゃった時とか、これからの連絡とか用にここに招待しておいてあげてね
Ray♪:そうそう、そういうの大事だからね
ゆうじ:招待送りました
mayuyun♡:はや。
kei:はや
さっちゃん:ちょはや
ゆうじ:なんだよその反応はぁ
mayuyun♡:ふだんはもっとノンビリなくせにwwなっちゃんの事だとねぇw
ゆうじ:良いだろ別に
mayuyun♡:悪いなんて言ってないじゃーんニヤニヤ
なっち:こんばんわ、ご招待ありがとうございます
kei:おぉこっちも反応早いなw
なっち:ところでここって何のグループですか?
kei:合宿から帰った日に話しただろ。華桜女の2人と友達になったって。で、いつもの4人と合宿で知り合った華桜の2人の友達で作ったグループだよ
なっち:え?そんなグループにいれてもらっていいの?
mayuyun♡:なっちゃんこんばんわ。大丈夫よぉ
葉っぱのこ:こんばんわ。華桜女子大学2年の芳川葉子です。先日の合宿で4人と仲良くなってこんなグループまで作ってもらってます。奈月さんもよろしくね
Ray♪:菅原レイです。華桜女子大学2年で、葉子と同じく先日の合宿で仲良くなりました。よろしく
なっち:伊藤奈月。中学3年。伊藤景の妹で森川雄二さんは私の彼です。よろしく
ん~ちょっち警戒心でてるか
kei:でだ、今度の日曜日に花火大会に行かないかってお誘いがあってな。ゆうじが奈月も誘いたいって話からの招待なんだが。どうする?
なっち:いく
さすが即決だな。
Ray♪:実はあたしたち、日曜日朝から予定ないの。なので、朝からそっち行っていいかな?普段のみんなを見たいなって
kei:ん?別にいいんじゃない?夏休みの日曜なら入門チェックも甘いし
mayuyun♡:うん、大歓迎
さっちゃん:それじゃ私が京先輩に見学者として連絡しておきますね
kei:さすが幸枝。気が回るね
mayuyun♡:さっちゃんお願いねぇ
なっち:ん??
kei:どうした?
なっち:にぃ。後で話があります
kei:おぅ、なんかワカランがOK
葉っぱのこ:じゃぁ場所は分かるから朝学校についたらメッセ入れるね
葉っぱのこ:それと、花火大会に行く前に着替えをしたいのでどなたか部屋を貸してください。
kei:そういう事なら家でどうぞ。なんならシャワーくらい使ってよ。汗かくだろうし、メイク直しもしたいでしょ。レイさんもよければどうぞ
なっち:にぃが女の子にちゃんと気を使ってる。ソンナバカナ
kei:おい、言いかた
そのあと雑談をしながら適当なところでそれぞれが抜けていった
「で奈月?話ってなんだ?」
「にぃ、加藤さんのこと名前でしかも呼び捨てにしてたよね」
「おぅ。それが?」
「いつから?」
「ん?合宿のときにちょっときっかけがあってな。真由美も公認だぞ」
「おねぇさん公認って、おねぇさん優しいからおにぃが頼んだら嫌って言えないよ。女心分かってない」
「いや、オレが最初拒否ってたのを真由美が」
「むぅ?おねぇさんが積極的に進めたのならあたしが言う事じゃないか。それにしてもおにぃたちって不思議な関係だよね」
「まぁ客観的にみればなぁ、オレもなんでこうなってるのかわからん」
「まぁいいや」
「んで、奈月。聞きたいってのはそれだけか?」
「ん、これだけ。おねぇさんが認めているなら問題ない」
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