【KAC20203】「浄土のたそがれ」
●第三回
お題:「Uターン」
タイトル:「浄土のたそがれ」
キャッチコピー:彼女たちの心は、空気をねばつかせる。
ジャンル:SF
あらすじ:
少年少女宇宙探索隊のメンバー、黄金(こがね)と久留美(くるみ)。
彼女たちは、母星から遠く離れた蜂蜜色のこの惑星で、ともに暮らしていた。
ささやかな日々を送っているつもりだったが――ある日突然、人類はUターンすると知らされる。
★★★
このお題も、だいぶ悩みました。と、いうか、今回のKACで、いちばんどうしようと思ったかもしれません(五回目のも、だいぶどうしようと思いましたけど。張るかな)。
結果、お題はスパイスの役割を担ってもらうことにして――そこからはじめて、展開していきました。
こういうお話は短編ならではというか、短編だから書けるなあって思います。いや、もちろん、長編でもやりようはあるんでしょうけれど。
その手の「最初と最初の、印象の、違い」をなるべく鮮やかに書きたいなあ――と思ったとき、やはり短編というのはひとつの装置として、効いてくる気もします。
ちょっと今回は終わりかたがつらめだったかなと。
このひとつ前の「まつりのおまつり」がどちらかというと希望をもったような終わりだったので、今回のは、そういうのがあまりなかったですね。
私は基本、長編だとハッピーエンド、あるいはすくなくともどこかひとつには希望を残しておきたい派なんですが。短編だと、そういうのがあまり適用されないんですよねえ、これはひとりごとめいてますが、なんでですかね、なんでだろう、自分でもふしぎ……。
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