【KAC20202】「まつりのおまつり」

●第二回

お題:「最高のお祭り」

タイトル:「まつりのおまつり」

キャッチコピー:かみさま、たすけに来たよ。

ジャンル:SF

あらすじ:


不完全な、この世界で――。



昔ながらの貧しい村。

迷子だという幼い少女。

手招く老婆、笑う村長、ここから去れと言う村の子どもたち……。


少女には、目的があった。

この世界のかみさまを、助けなくては。



★伝奇ふうのSF短編です!



★★★


 お題がきたとき、さてこれはどうしようか! と思いました。

 カクヨム内でもご指摘されていたかたもいらっしゃったのですが、「お祭り」というのは、文化的側面があるのももちろんのことなのですが、ただやはりどうしても宗教的要素も孕んできてしまうのですよね。私は普段は学校で宗教についてなどなどを専攻としているので、うーん、やはりそのラインを外してはいけないなあ、と思い……。

 いろいろルーズリーフに書き出したりしながら、いろいろ悩んだのですが。結果的には、日本の民俗文化的な文脈における、それ、と、SFの要素をかけあわせることで、仕上げました。


 もともと素で書いた分量が、じつは五千文字以上ありまして。

 文字数オーバーでしたので、いろいろ削りました。

 でもいろいろ削ったあとのほうが、なんというかしゅっとクリアな短編になりましたので、すべての作品がクリアであるべきとは私には言い切れないのですが、やはり「クリアにしたいのならば」こうやって徹底的にシビアに文字数削っていくことは、有効だとあらためて再認識いたしましたねえ……。


 あと、どうしてもこういうの書くときに、おとな目線が入ってきてしまうのは、おとな目線の物語ならいいけれど、子どもの目線というのにもつねに瞬時に立ち返るようになりたいのですが……なかなかですね、むつかしいところもね、ありますね!!




URL:https://kakuyomu.jp/works/1177354054894498918

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る