[創作論]知識がなくば形作ることあたわず

 ということはだれしもが口を酸っぱくして言っていますが、さてその知識とは頭に詰め込むのも必要なことですが、体験するということも、なんだかんだで描写力を上げるには必要だったりしますよね。


 え、重い鎧を着て剣を振り回せだって? いえ、そんなことは言っておりません。そこは机上の空論でもいいのですから。

 だって考えてみてくださいよ。世の中、ファンタジーは重装備よりも軽装備ですよ? ハイキングに行くわけでもないのに、そこに幻想補正をいっぱいに働かせていい部分だとは思います。


 問題は、現実でもできることは如何様にして体験するか、ですね。

 例えば、最近はVtuber系もちらほらと見るじゃないですか。あれって、いわばアイドル系と同じものなんですよね。華あるアイドル界の裏側では、ルックスを魅せるために鍛えたりもする……なんていうシチュです。

 Vtuberとか言いますけど、モデルって作るの大変ですからね。「苦節何年ようやく完成させた」の一言で小説は完成させることはできますけれど、メッシュ張ってボーン仕込んだりと、大概な労力ですよ。

 現に、私も見た目だけなら一か月以上、使ってますしねぇ。最近、広告にて、Vtuberになりたくありませんか? 全力でバックアップします! とかいう広告も見かけますけれど、そのガワと呼ばれるモデルも、誰かの技術なんですよねぇ。

 もちろん、このPCも。


 あるいは、飛び降りる(安全)とか、個人の肌感覚を鋭敏にしておく、とかっていうのも結構必要なことだと思います。

 眼を閉じて、どこまで景色を思い浮かべられますか? そこに風が、完食がありますか?

 ここがなまっていると、どうにも視覚に引っ張られてしまいます。すると、どうにも説明的な地の文になってしまいがちですから。

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