[ネタ]目指してみる、ということは?
ふと目についた文字列にあったワードです。
最強を、とか軽いノリで目指しすぎだとは思いますが、わりとネタとしては普通にあるものですね。
例えば王国の平和を目指す、というならそこに至るためのいざこざがあるはずですし、娯楽の頂点(料理のチャンピオン)とかならそのための大会とライバルが存在する
そういった意味では、最強という曖昧さで内容をごまかしている、という捉え方もできますね。周囲を圧倒しているから最強なのか? 新しいライバルを探して勝てば最強なのか? 定義もあやふやなので、適当な強いアピールをさせて敗北に導けば、その要件は達成できるわけですね。
で、目指すというのは、いろんなものに適用できるものですよね。
世界の果てを目指している、なんてのもいいし、討伐を目指すのもいい。具体性があればあるほど、そのために何が必要なのかの道程がはっきりとするものです。
万病に効く薬を作るぞ! よりも、この疫病に効く薬を作るぞ! の方が作りやすいし、最強のスポーツプレイヤーになるぞ、よりも大会制覇をするぞ、する方が、読者にも何をしたいのか、が明確に伝わります。
もちろんお手軽に、気楽な、都合のいい物語に仕上げるのは難しくなりますが、そこには道理というものを作る訓練の入り口にもなりますね。
例えばはずれ職とかいうものを与えられて下克上を狙うときに、なぜはずれだと謂われているのか、を覆すような描写が多いのはおかしくありませんか? 設定の道理が通らないです。
薄い歴史の中で、どうして迫害されるものにされたのか? 人々に刷り込まれたその認識は、どうして生まれたのか? 気になるところではありませんか? それに下克上を狙った過去の同じ人は、どうして叶えられなかったのか、も必要になります。
もちろん、そこにこれまでの記録にないものだった、とかだったらどうにもできませんけれど、それならば研究されるものになるはずですよね。
つまり、白紙であることと、前例がないことは別物です。
と、まぁ適当に考えてみましたが、以前書いた、当たりだけの職になってしまって滅びた国について書いてみてもいいかもしれませんねぇ。
さて、今日は祝日、いかがお過ごしでしょうか?
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