[ネタ]第998話 とりあえずぶっ飛べ

 今日からおまえさんは、特務係へと異動だ。

 そう告げられて、固まらないやつなどいないだろう。そこは、この組織の中でも妙な噂が絶えない部署だ。

 まず、異動した者との連絡がとれなくなる。特務係の上司の顔は誰も知らない。社長でさえ知っているかも怪しい。つまり、何かうしろめたいことでもしているのではないかとさえ思うが、この組織そのものは、それがあること以外はごく普通の、善良な会社なのだ。

 そういった表の顔があるからこそ、一層のこと影が濃くなる。いったい、特務係は何をしているというのだろうか。


 軽い説明の後、俺は特務室へと通された。

 セキュリティクラス・シルバースタッフオンリー、という扉をくぐって。

 だがそこにあるのは普通のオフィス。

 どんな法律の穴をついているのだろう。

 これから一体、どうなる? 俺の人生の転機とならないことを、必死に祈るばかりだ。


◆◆◆◆


 かなり適当に書きましたが、勢いって大事ですよね。

 いっきに情報を並べて、後からそれぞれについて回収していく。それも描き方のひとつですが、この情報に何の意味があるのか? それをしっかりと考えてから書き出さなければ、情報はとっ散らかっていくばかりとなるのでしょう。

 プロットって大事なんだなぁ、ですね。

 開示と説明、そして謎。

 情報だけでどこまで惹くことができるのか、やってみたいものですね。

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