[創作論]銃を考える

 銃。それは文明の利器である。物理的な推進力を、人工から火薬に変化させ、なおかつその威力もはねあがる、非常に強力な武器だ。

 かくいう私は、あまり詳しくはない。ピストル、ライフル、ショットガンとか、そのあたりがある、ということしか知らない。


 ではなんで銃について取り上げるのか、といえば、これまたゲーム製作の話である。

 本雑記にたびたび出てくるシール君、アクロ、ベニリアにカガチの四人について、ゲームに落とし込んだ際は最低でも一人一丁の銃を持たせたいと思っているのだが、そこにどんな差をもうけようか、と考えたのである。

 銃といえば射程範囲、弾の飛び方、装填、狙撃性能といった要素があるが、これらは人々がこうしたら強力なのではないか、を理論上強いを突き詰めたものばかりだ。

 もちろんいずれも、ひとつを伸ばせば他が短くなることもあるのだろう。世の中、そうそう都合よく行かないのだから。


 しかしこれはゲーム、仮定の話だ。なんでもありなわけだ。厨性能なものがあったっていいといえばいいのだろう。

 でもソロ向けゲームであるからこそ、各キャラに伸ばしてあげたいものがある。少なくとも異なる銃を扱う、というようなカスタマイズは用意するつもりはない(装備とモーションを結びつける処理って大変だろうし)。

 そうなったときに、結局は実銃の思想が参考になる。メンテナンスのしやすさを重視したのか、安定性なのか、重さなのか、持ち運びなのか。思想があれば、設定も作りやすくなるうえに、なぜそれを好んで使っているのか、というオプション内容も用意できる。


 まだ先の話とはいえ、こういう内容は、早い段階から整理しておいた方がいいだろう。実現するのは、仕様が決まってからでなければ、手戻りのもとだ。

 キャラ四人の銃に個性を与えるならば、射程、威力のパラメタを基本として、どんなものが面白いエッセンスとなるだろうか?

 今から楽しみなことである。

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