[カクヨム]ニッチジャンルはお好き?
ニッチ、と言われていても、需要があるからこそ作られるものがある。
小さい市場だが、確実に購入してもらえるから、利益を算出しやすい。それがニッチ戦略。
もちろんジャンルにもそんなものはあるだろう。ファンタジーなんて掃き捨てるほどあるし、何かが流行ればそれにあやかろうと似たようなものが増える。それは昔も今も変わらないようだが、変化したのは公開できる、という環境だ。
と、脱線しそうなので、ここまでにしておこう。
本題は、またランキングがどうこうの話だ。また通知が来たのである。
「この連休は、実家近くに泊まりにいこう」が現代ファンタジー297位になったらしい。昨日、ふと思い立って自主企画を覗き、合っているものがあったために参加してみたのである。
再三いっているが、これは間もなく二年三年前の作品となる。夢世界ファンタジーが跋扈する中で、こんなのはどうだろう、とカクコンに唯一参加した作品だ。
今更、という気持ちはあるが、嬉しいことであるには違いない。そこで、ニッチジャンルの話が出てくる。
これはいわゆる、好き放題する系の話ではない。ただ、泊まりにいって、回顧する。それだけの話だ。加えてじっくりのんびりとした表現を中心に描いているので、どちらかといえば一昔前の作品に分類されるかもしれない。
だがもともと、私は今の流行りより演者たちの物語を書きたい派。そもそもジャンルがニッチ側なのである。
そうなると、ニッチ側に売り込む方が効果は高いのではないだろうか、と思い至るわけである。そういう、厚みのある物語を探してる人に売り込むのだ。
まぁ、市場とか、七日とか、ちょっとほつれの多いのもありますけど……長編中編ならではの難しさということで。
さて、問題はニッチ層の捜索である。今回は偶然にも企画を立てられた方がそうであったので功を奏したが、人の好みというのは面倒なものである。
爆弾につながる琴線がどこに張られているのか分からないし、一度爆発すれば拒絶にも繋がる。ほとんどの場合は不発弾だったりもするが、一つを見たあとにその作者の他の作品は拒否、なんてことも少なくないわけだ。
数値化でもできれば楽なのだろうが、何億という数を数えるなんてことは、それこそ不可能だ。
あたりさわりのない無双ものや日常もの。研がれていない包丁で切られた材料が、調理されて一目に触れるのが、なんだかんだで近道なのだろうか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます