[カクヨム]DC、次世代とは?(次世代の小説って?)
そういえば本日、ドラゴンノベルスのコンテストの応募が最終日ですね。昨年は市場の完結とタイミングがよかったので、応募したんですよね。特に大きな変化はありませんでしたが。
それで、今年はどうなのだろうと当てにならないランキング上位を見てみましたが、まぁ例年通りの印象でして。人生逆転とか、チートだとか。ただ、タイトルとキャッチコピーが全体的に大人しいんですよね。去年の一タイトル数行は当たり前、はなんだったのかと思えるほどに。あ、それらの内容はいつもの通りだったりしますけどね?
昨年もお話ししたとは思いますが、ほんと、次世代って何でしょうね?
このコンテストの求めているとしているのは次世代のファンタジー小説、とのことですが、今回は「次世代」という部分に焦点を当ててみたく。私個人としては、先述の都合のよすぎる物語は次世代だとは認識していないのですが、では「次世代」とは何なのでしょうか?
創作において正解はない以上、次世代なんていうものはふわふわとした定義に過ぎません。賞をもらえば次世代なのか、といわれればそうでもないです。所詮は人間の脳内から出ることはない産物です。いくら優れていてもそれは変えようがありません。
親子関係のない創作物そのものに世代なんてものはありません。歳を経る人々の好き好む傾向が、作品への需要が、じわりじわりと変化しているだけです。
それで、いつの間にか毛色が変わった作品が一般に認知され、好まれるようになって初めて作品の次世代が生まれた、と言えるのでしょう。
そう考えると、今の溢れかえる需要は先述の通り、逆転とか追放とかなのでしょう。しかし注意したいのは、これは次世代ではなく、今世代である、ということです。
なぜなら「今の需要」が変化して「次の需要」が広まることで、初めて「次世代」になるからです。つまり流行りにあやかっている時点で、それは次世代ではないのではないでしょうか?
「次はこれが流行るんじゃないか?」そういった作品が次世代、という概念を得られるものであって、今の人気にあやかるのは現世的です。決して「次世代」とは程遠い代物であることが分かるかと思います。
もちろん、あくまで私の考察、あるいは妄想にすぎません。
しかし「次世代」と銘打つからには「今の世代」から抜け出している作品を探すべきではありませんかね? 一般ユーザーの需要によって決まるランキング上位が選考を突破するようになっている以上、本当にこれは「次世代」なのか?
たとえ旧世代だとしても、人気は繰り返すと言いますし、次世代たりえるものです。だからこそ、マイスタンダードを大事にしていきたいですね。
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