[カクヨム]あなたに好きは居ますか?
朝目覚めて、まずすることといえば、身支度よりも、朝食よりも、数分で終わる確認作業だ。敷布団に座り、充電していたスマホを手に取り、数秒から一分足らずで終わる作業をパッとやってから、朝食の準備をして、出来上がるまでの間に着替えてしまう。
その作業の中にはカクヨムのトップページやワークスペースを見ることも含まれているのだが、ここでひとつ、創作論に分類される作品を見かける。
一万文字にも満たない、現状の執筆者の言葉と、現在の出版業界、そして社会についてのお話だ。いずれも妥当性があり、書籍の紹介もあり、今週末にでもこの本を探してみようかと思う。一応、その投稿をこちらに置いておこう。
https://kakuyomu.jp/works/16816452219458693579
ところで、あなたには好きな作家さんはいるだろうか? あるいは、あの人が著作であると見かけたから本を購入した、ということはあるだろうか?
最近、というよりもweb小説関係でよく言われていることがある。それは、読者は作品のファンであって作者のファンではない、ということだ。
例えるなら、何十という巻数の文庫本を出されている時の人の作品が好きであり全て購入していて、その作者が別の物語を書いて出版したとき、あなたは買おうかと思うか、ということだ。
私は私で、滅多に買わないものの、曲がりなりにもあの人の書いたやつだ、ということで購入は検討する。あの話の続きでないかなー、と心待にしているものもある。
そこで思うこと。どうしてファンは作品につくようになったのだろうか? 正直、そう複雑な話ではないと思われる。
ひとつは作品が溢れていること、ふたつは乗り換えが容易いこと。これに尽きるだろう。
少しでも鼻についたら別のものがある。ワンクリックワンタップで別の作品を読める。Webの特徴でもあるのだが、これが頻繁に行われることで、読者の作者離れ、作者の読者に寄り添い計画が推進されてしまっている状況がある。
結果、新規参入した作者は名を売ろうと、好まれるいつものやつを作ろうとばかりするようになる。小さな矛盾なんてどうでもいい。主人公は自分で、欠点なんてなくて、頂点にいる存在なのだ、と。
ここで一度、面白いと思った作者の作ったものを、面白くなくとも読破してみる。そんなことをしてみると、何か見ていなかったものを見ることができるようになるのではないだろうか?
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