[カクヨム]ベルマーク、揺れずつくのは、赤点か

 ブラウザが読み込まれる。わずかに見える青が流れて消えたとき、ワンテンポ遅れてそれは鳴る。

 お知らせがあるよ!

 ただそれだけを伝えるためだけの、赤い数ドット。ユーザーへの通知のためにこれがつけられているわけだが、私としては好きな作品の更新であってほしいと思う(フォローして、受けとれな?)。あるいは、気になっている作品が完結したよ、とか。

 完結したものをできれば読みたいのだから、それくらいの機能があってもよくないかとも思う。しかしWebという空間にある小説は、新鮮さが売りでもあるので、完結という書籍準拠の形態は好まれないのだろう。

 今日のお知らせは、なんだろな。ポチッとタップすれば、びよんとメッセージ群が。

 フォローユーザーの近況ノートの更新、レビュー、たまにあるのは雑記や完結品への評価。割合、逆であってほしいな、とは思うが、この更新頻度とマイペースさも相まって難しいことだろう。


 ところで、この通知の設定は、デフォルトだとほぼすべての項目が通知する、になっているのはご存じだろうか。私は昨日まで把握してなかった。

 各ユーザーの登録の目的に合わせてカスタマイズできるようになっているわけだが、気になるのは、1ユーザーがフォローできる属性は二つあるということだ。つまりは、ユーザーフォローか、作品のフォローか。

 前者は近況ノートや新作投稿のお知らせが届き、後者はそのエピソードの更新などが届く。また、作品のフォローに関しては、自身の作品ページからのリンクも設定される(おそらく、PV数が少ないときの応急処置なのだと考えられる。多い場合、読者傾向を分析して好まれる作品を表示するのだろう)。

 私へのフォロー通知を見る限りだが、多くの人は作品へのフォローを主に行うらしい。よく聞く話、作者の作品ではなく、作品単体が好きであることが多いためであろう。


 しかし、まぁ通知ばかり来てもげんなりする。

 私はたまたま出会った、見かけて好奇心をくすぐられるものを読みたいのだ。それで読めるならじわじわと読むし、読めないと判断したら中断する。

 もちろん、評価の入った通知は嬉しいが、滅多にないものだ。流行を尻目に歩いてる私にとっては、それに同感を覚えてくれるだけでいいのだ。

 なので、ちょっとだけ通知の設定をいじって、保存する。

 あれもこれも、と欲望はそれなりにあるが、それを外に期待しないことも、時には重要なことである。

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