[日記]その刻限まで、あと3日
大きな連休に悩むことといえばなんだろうか。
帰省のための荷造り、休み中の食料コントロール、すぐに積もる埃、出掛けないことによる身体の鈍り、あるいは、仕事の仲間など日常的な、小さな会話がなくてストレスが溜まる、なんてこともあるだろうか。
一通りのやるべきことを終えて、重くて大きな旅行鞄ができるのだろうか、冷蔵庫にぎっしりと何かが詰まっているのか、床がぴかぴかになっているのか、少し散歩するのか、誰かと会おうと、通話しようとメッセージを投げるのだろうか。
私はといえば、食事に悩む。冷蔵庫が空な訳ではないが、どうしたら飽きないように食べ続けられるか、を考える。
普段から一週間程度で消費しきれるだけの食材を週末に買い込み、それを削る。1食あたり400円程度だが、そこに調味料を追加すると、まぁ基本的に、大抵のものは口にできる。
しかし、調味料というものはまたくせ者である。基本的に何食分も使える分量でしか売ってないのだ。しかも、もちろん期限つきで。風味が落ちるだけで大した影響はないものの、なんとなく気が引ける。
実際のところ、あれらは未開封での期限なのだから、開けてしまえばぐっと縮む。実際のところ、あの表記に実用性なんてないのだけれど。
あと、冷凍庫に入れるストックだろうか。カット野菜を半分だけ使って、残りは冷凍庫へ。そして一食少くなった分を他の野菜を放り込んで量と栄養を補う。玉ねぎの切り方だけでも食感が変わってくるのも好印象だ。
そういえばこの冬は、玉ねぎのコンソメスープを作ってないな。これから作ろうか。
毎食、中食外食に頼るのも、私は全く否定するつもりはない。だがそれでも、私はこの適当な料理が好きなのである。
毎週末、冷蔵庫を開いてみたときに、空っぽに近い照らされた空間。今週はどんなものを作ろうか、なんて考えると、自然と心が弾む。
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