[日記]クリスが今年もやってくる

 そう口ずさむも、なんら特別でもなんでもない朝がやってくる。

 窓を開けたらザクッとうなる雪が積もっていることも、枕もとにラッピングされた贈り物があるわけでもなく、食事に華があるわけでも、デザートがあるわけでもない。

 外から取り入れた商業イベントにかこつけて、熱を上げているだけだ。

 何か変わったか、といえば、少し暖かいことか。また寒くなる、とのことだが、この冬も、風邪をひかずに過ごしたいものである。

 バイオテロを防ぐっために、駆けつけてーくーる。

 そんな適当な続きは、特に形を持つことなく空気に溶けて消えていく。

 さぁこないでくれ、死人が出るからやめてくれ。

 何度も飽きずに、毎年口にしてる。

 そういえば、クリスマスカラーといえば赤と緑だが、私のキャラクターたちのそれに該当するのは誰だろうか。

 市場ならば、ラクリさんとシェーシャだろう。この二人ならメリークリスマスって一緒に言っても違和感はないだろうか。後ろで男どもは飯を摘まんでいそうだ。

 妖魔には緑枠がいない。赤は、といえばリムだろう。猛禽の羽毛といえば赤っぽい茶色。トナカイ? いませんねそんな子は。

 季節のイラストなんてものは、最後に描いたのはいつだろう。だが描くこと自体が少ないために、思い当たるのは一つだけ。

 このまだ市場の構想ができていないときの、ある時のハロウィン。黒服のラクリさんを描いたっけ。それきり、勉強に忙しいと絵は描かなくなった。

 今度のクリスマスに描いてみようかな。

 そんなことを覚えているのか、甚だ怪しいが、そう思い付くことは、やってもやってもし足りないことはない。

 製作なんてものは、そんなものなのだ。


◆◆◆◆


 クリスが今年もやってくる。某ゲームの赤い領域さんのお名前です。市場の富豪のクリスおじいちゃんではありません。


 さて、今年もあと一週間ですね。

 去年の暮れか、今年の始めに目標か何かを書いていたと思うので、ちょっとそちらに関して探してみるといいネタになりそうです。


 ほんと、クリスマスに新年に……日本人って忙しいですよね。そもそもクリスマスは新年を迎えるための意味合いもあるらしいですけれど、日本ではそれとこれは別のイベントとして成り立っていますよね。

 クリスマスツリーを剥いたら門松になるクリスカドマツなんて作ったら売れないかしら……売れなさそう。

 で、そこから一週間なり3日休んだらすぐに仕事や学校でしょう? ほんと、慌ただしいったらないですよね。そういう文化なんでしょうけれど……。

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