[創作論]有形、そして無形の欲望

 なんか、うまく進まないな……。

 現在進行形の短編小説について、この休み以前、全然進めていなかった。

 というのも、市場本編の拙いながらのイラストを描きたいとか、ゲームの処理を構築したりとか、いつもの家事に力をいれたりとか、天気でグダグダとした時間を過ごしていたりとか。

 まぁ、市場と、世界樹の宴の完結以降、各やりたいことへとモチベーションが上がったままなのだ。時間が有限である以上、やればやるほど、やれる時間が減ってしまうというものだ。

 小説そのものにスランプを抱えている訳ではない。他のことに作業を割きすぎているのもあるたろうが、リエ君の短編とはまた、違う意味で書きづらいのだ。


 何が足りないかは分かっている。「こういうシーン書いてみたい」の動機が弱い。

 例えば「あらぬ面影を夢と抱き」ではエルディが彼のことを彼女だと信じて疑わず、彼もまたいつか戻ると信じることを選び、書きたかったコトに発展していくと。

 また、昨日のたいへんないまじんも、シチュエーションから何から何まで、適当なお話なので束縛なく設定を組み込める。そして書きたいところの前後を進めていく。

 「世界樹は耳を澄まし」の次回の投稿予定の短編には明確なこれらがないのだ。ぼんやりとした各個のやりとりがあるばかりで、このシーンが欲しい、という部分がないのだ。そしてないゆえに、そこへと繋がる道筋もふわふわとする。

 どんな話でも波がある。これを平穏にし続けても退屈だし、荒すぎると気持ちが追い付かない。

 では描きたいものが登場しうるか、といえばそうでもない。困ったなぁ。

 仕方ない。書きづらいものを書ききる、という練習としておこう。最低限、これでいいというものを作り上げることにしよう。

 あと、この短編が一通り終わってから魔王討伐に入ろうと考えていたが、こっちも進めてしまおうか。あくまでも外伝の短編なので、書けると思ったときに書くのが、一番精神衛生上もよいかもしれない。

 ゲームも作りたいなぁ。けど時間がないんだよなぁ。本も読みたいし、新作ゲームとか遊べてないし。作業に早さを求めて破綻するのも嫌だしなぁ。

 いつしか書いたことのような気がするが、いつも口にしていることではないだろうか? そんなことに気づきながら、今日はここまでです。

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