[設定]エピソードエンディング(市場・石飛編4)
※紅青編もしめくくりに入ってます。なかなか難しい状態です。
では、兼ねてから宣言したように、ギル編の設定と反省会ですね。その前に、ラスボスだけ紹介しておきます。
ガンダー(獣/男)
ネーミングは響きで。
砂漠の国で雇われた傭兵で、ドラゴンの国の出身。市場でテロ宣言をした当人であるが、実際にはギルの首が目的だった。
ドラゴンの国での戦争にて家族を失い、火蓋を切ったギルに憎しみを抱き続けていた。ようやく復讐の機会に恵まれ、魔法で敵を拘束し止めを刺そうとしたものの、ギルが偶然手にしていた遺産・銃に撃たれ、死亡する。
もともとはデイルがラスボスの予定だったが、それだとテロ(市場)とギルの関係性が描写不足になることに気付き、市民を守る騎士に合流する流れに。登場時に名乗らなかったのはこの変更のため。
では、ドラゴンの国について。
市場におけるドラゴンとは、ラクリやギルたちの鱗類ではなく、テレア、ビルドルなどの超常現象に等しい魔法を操る者をいいます。これはネーミングに悩みました。
で、市場の王たちは、異形でこそありますが、只人であり、渓谷の王も、砂漠の王も同様です。しかし、誰が名乗り始めたか分からない「王」は、ドラゴンが名乗り出てもいいわけですね。
しかしドラゴンという絶対数の少ない者が治める国はなかったために、こう呼ばれるようになった、と。
ではこの国で何が起こったかというと、王位継承問題です。そこのいざこざは割愛して、ギルは感情論に従い、戦争勃発時の当時のドラゴンの王を相手に勝利を納め、傭兵を引退しました。
そこに、本当にガンダーがいたのかは、また別のお話。
反省点は、やはりシェーシャの存在でしょうか。
テロ発生以降、彼女の描写はないんですよね。リジールに嫉妬して、売り渡して、ギルを独占しようとしたきり、最終話まで出番を用意できませんでした。それまでは二人の関係とリジールのことはよく描けていたと思うのですが……。
また、最終話での、最後の二人の会話。ここもまた難しかった。恋愛ものはなかなか読まないために陳腐というか、無機質というか……ちょっと単純すぎる(彼らにとって二回目の)プロポーズになってしまいましたね。
もう結構前の話ですが、ギルとシェーシャの濃密な接触については、別の場で公開させていただいています。市場の中では、一番はじめのカップルですからね。そういう関係になるのは必然なのです。
最終話後のやりとりも書きたいなー。市場を完結させて、もしもシリーズとして書きたいな~。けど次の話も書きたい。
では、次のEEは来月になるでしょう。それまでお待ちくださいませ。
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