[設定]エピソードエンディング(市場・石飛編1)

※店舗名、安直な名前ゆえに、失敗したなぁ、と思います。








 どこかでお話したかと思いますが、市場に登場する主人公sの中で、ギルとシェーシャの二人はラクリさんとリエ君の次に生まれた、はず。少なくとも、テレア、王sよりも遥か前に考えていたキャラクターです。

 「求愛に自身の最高傑作の宝石をプレゼントする」という習慣のある種族。彼は押し込められることを拒絶して旅に出て、傭兵をしつつも宝石の原石を探し、シェーシャと出会う。彼女も彼女で外に関心があって、現れた彼に付いていった、というのも、市場の前段階のお話でできていました。リエ君も世界樹もいないときですね。

 では彼らのお話を描くならどうしよう、と考えたとき、市場という集合場所が必要だったんですね。

 傭兵を辞めて、独学で作り続けてきた宝石を売り出す店を出した、と。シェーシャという同伴者がいる以上、ただの家屋では都合が悪いので、倉庫と店舗が一緒になっている場所を購入。宝石店としては実入りは少ないものの、不自由ない生活を送っていた、と。

 富裕層を客とする場所の一角に住む彼らですが、ギルはギルで富裕層の生活は肌に合いません。つまり、過去の経験から、リジールをつい拾い上げてしまった、というところからお話は始まりました。


ギル・ヴルム(男/竜)

 ギルガメス、ではない。男らしさ、呼びやすさを考えた結果、こうなった。

 土竜の青年、ではあるが、なんだかんだで中年手前なのかもしれない。現世的に言えば28くらいだと思われる。

 そもそも、土竜は地面や崖を掘った穴蔵を住みかとする習性があったが、それに目をつけたとある商人が捨てられていた土の山から宝石を見つけたことから、カッティングまでするようになったのだとか……。

 いつのまにか土竜たちに根付いたカーストの下層に産まれた彼は暇を見つけては、師匠と仰ぐ同族のバーン、フィレアから武器を振るう訓練をうけていた。あるとき、決意を固めた彼は土竜の巣穴から逃げ出し、以来、戻っていない。

 物語上では、短剣、長剣を選んで使用しているが、現役時は大剣を振り回していた、とか。怪我の影響か、それを握ることはない。とはいっても、騎士と訓練で渡り合える程度には、身のこなしはいまだ軽い。

 その正体、というよりは傭兵としての実績に、シェーシャと共に国を相手取り戦争をしかけたことがある。怪我は当時の名残だが、彼は基本的に語ろうとはしない。


シェーシャ・タラスク(女/竜)

 名前は、伝承に現れるドラゴンから。

 山に群れをなす山飛竜の一人。故郷に突如現れたギルに付いていくことを決め、彼の傭兵時代の半生を見ていた唯一の証人、かつ恋仲。

 戦いこそ好まない穏やかな性格だが、嫉妬などの感情は、作中では人一倍豊かだと思われる。子供っぽい一面もあるが、若い飛竜の女はこんなものである。

 ギルのことが好きだが、同時に心配もしている。いつ死んでもおかしくない傷痕を抱えながら、お互いの余生を幸せにできればいい、と若いながら考えていたが、彼の拾ってきたリジールに、黒い感情を抱き始める。

 宝石店「石飛堂」の接客をしているが、文字が読めなかったり、寝てしまったりと、作者的にはマスコット枠な立ち位置。


 かなりべったりな二人ですが、考え付いた当初から恋仲でべったりです。初めから両思いなのでした。


 はぁ、この戦乱のシミュレーションゲーム作りたい……彼らが主人公枠で、ラクリさんたちは出ないかもしれないけれど、できれば初期は敵対勢力として出て欲しい。

 んで条件満たしたら加入して欲しい。彼女はどちらかというと、弓ユニットとして。あー、たまらん。

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