[創作論]表される姿に(後半コメント)

本などに取り上げられる姿。それは果たして真実でしょうか?

著者にデメリットのあることとかは書かないんじゃないかなー、と思うところですが、そういった嘘は描いている物語に紛れているでしょうか?

嘘って難しいんですよね。紙媒体のミスリードを誘う書き方とかはサンプルがいくらでもあるわけですが(新聞の見出しとか、画像の注釈とか)、それを物語に織り込むとなると、途端に難しくなります。


難しくなる原因は、「そうした動機」が必要だからだと思います。

先述のサンプルには「嘘」そのものはあれど、「意図」、「背景」までは存在しない。これを読み解けるようになれば、作り出せるようになれるのでしょうか。

嘘が明らかになることによって急展開も面白いとは思うんですが、嘘による偽りの事実を描く必要がある。つまり、パラレルワールドを用意し、事実だったのだと錯覚させないといけない。


思えば、市場では、個々がそれぞれで動いているため、大きな嘘をついて騙す必要がないお話なんてすよね。見方を変えると、小さいパラレルワールドを作り出す練習もできると…もう終盤ですが。

七日の方では彼菜に「万芽のお願い」と「万芽の目的」のパラレルが用意できたかな~、なんて今更思うわけですが、次のお話に生かすことにしましょう。


次は嘘つきが常にいるわけですし。

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