[日記]満ちぬ欲は減衰させるべし

まだ眠れる時間。同時に、いつもは目が覚めている時間だ。

寝返りをうち、布団から目を出してみると、外の明るい景色が視界に現れる。雨が降るかもって言っていたのはどこの誰だ。雲ひとつないではないか。

外の建物による間接光の力では、まだ覚醒するにはあと一歩足りない。まだ、寝れる。

もう一度寝返る。だが光の差し込む窓は、距離こそあるがそちらにある。

そこから一時間、もぞもぞしているうちに経過した。体を起こして、充電スポットからスマホを抜いて、電源オン。

画面を見るという、いつものことを終わらせても、まだぼんやりしている。動くことにしよう。

顔を洗って、朝食を用意。お湯を沸かしてコーヒーを。

のんびりじっくりと朝の時間を楽しむ。いや、楽しむというよりは、ゆったりとした時間の流れに身を任せる。

3連休の真ん中。24時間増えた時間を何に使おうか。

それが贅沢な悩みである、と言われたとして、私にはそんなことに考えは及ばない。

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