[創作論]「なろう系」なるものが

なぜかブラウザのトップページに、これ関係の記事が上がってくるんですね。いずれも掲示板のまとめですが。


これに関して思うことは、まず、「なろう系」という括り。

この掲示板ではこの括り=「転生系」といったような前提があるようなのですが、カクヨムでも一定数はあるんですよね。

まぁ、有名どころの作品がそこから出てるっていうこともあるでしょうが…

他にも「無双」や「ハーレム」などの分類もありますが、それらは結果。「なろう系」と呼ばれているのはやっぱり「転生」の絡むものなんですよねぇ。

そういう傾向の文化であると考えれば一時的なものなんでしょうけれど…「なろう」さんに投稿されてる他の物語も一括にされているような…考え過ぎですかねぇ。


次に、「なろう系」は転生先で共通して、なぜか無条件で生物的本能が満たされている(極論)という指摘。

例えば先述のハーレム(性欲)、無双(征服欲)、自然発生する敵(共通の目標)、無条件の親愛(承認欲求)。

まぁ、敵については物語を作るためのフレーバーとして典型ですから置いておくとして、まぁ、たしかにといった印象です。最近の一部のRPGにも同様のことがいえますがね。

もちろん、それを面白いと判断するかは好き好きなのでどうこう言いませんが、行動するということは極端な話、バタフライエフェクトであり、全てプラスに繋がることなどありえない、ということ。

私はそういう考えを持ってナノカとか市場とか書いていますが、「なろう系」と呼ばれている作者はどのように思われているのでしょうか…。

まぁ、マイナスなことがあれば現実味が増す、だなんて、(おそらく)作らない人の発言は薄ペラなものだと思いますが(事象というものはもっと因果が複雑に絡むのであり、それを現し組み立てるのは難しい)。


こういった掲示板に書き込む人と、読む人の割合を見ると、読む人の割合が高いものであると、よく言われています。すなわち、この掲示板の指摘は氷山の一角であることには変わりません。

海中に隠れたそこには、大衆の需要も隠れているでしょうし、もっと的を射る意見を持つ人もいるかもしれない。

これもまた一角のひとつですので、こういう意見もあるのだと思ってくだされば。

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