[日記]GW三日目
昨夜、意識がふと覚める。
呼吸はできるが、鼻のあたりにある不快感。鼻の右が、液体で詰まっているようだ。
布団に入る前はそんなでもなかったのだが、どうしてまた。おかげで眠れず、翌朝の起床は普段よりも三時間も遅い。
疲れていることの証拠だろうか。休めるときに休む。それだけは達成しようと改めて決意して、布団を出る。
昨日の夕方に帰省したわけだが、あいも変わらず何もない。やることがない(だからこれを書いている、というのもある)。
特別なやることといえば、この家にいる、正反対な性格の二匹の猫を愛でること。二人とも、私のことは覚えていたらしい。眉のあたりを嗅いで納得したらしい。
そもそも、顔を近づけたらなんでそこなのだろう。指の臭いを、湿った鼻がつくまで接近するのは分かるような気がするが。
猫の習性による美学なのだろうか。
片方は白をベースにぶちのような茶色のある子。食いしん坊で活発。猫らしいいたずらをよくする。どこを撫でられても平気な子。
もう一方は真黒猫。白い子よりも甘えん坊でどこか猫らしくない。猫じゃらしのようなものを振ると、飛びつくのではなく体をびよんと伸ばして掴もうとする。飛ばない。できれば手を伸ばすだけでターゲットを捕獲したいらしい。ただしペンライトのような光っているものに関しては食いつきがいい。
さて、この二匹に対し、私がすることは基本ない。猫達は寝てるか、闊歩するか、人肌を求めてくるなら応じるくらいだ。私は観察して、たまに猫の額を撫でたりする。わりと受け入れてくれる。
さて、今日はこれを書いてからどうしようか。少し出かけるのは確定としても、帰ってから。
まだ出っぱなしの炬燵に猫達はいるらしい。ふと覗いてみれば、光る玉と視線が合う。
白い方、起きていたのか。
周囲が騒がしい。もうそんな時間か。今日はこれで終わりにしようと思う。
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