第417話 生涯最高にして最低の夜篇⑧ ピカレスクin北海道&沖縄〜甘々でメロメロな幼馴染様
* * *
『はーい、えーっともしもーし、って言うんだっけ。どなたですかー?』
スピーカーの向こうから愛しいヒトの声がする。
エアリスの携帯にかけたつもりが、通話に出たのはセーレスだった。
「セーレス? 僕僕、僕だよ!」
あまりに急いでいたため、詐欺の電話みたいになってしまった。
『あっ、タケルだ! どうしたの、もうすぐ帰ってくるの? あんまり遅いから晩御飯食べちゃったよ』
スピーカー越しだというのになんという癒やしの波動。
彼女の声を聞いているだけで、僕の精神的ヒットポイントがモリモリ回復していくのがわかる。
「ごめんな、遅くなって――って、この携帯電話はエアリスのだよな?」
『そうだよー、エアリスは長湯してるの。私だけ我慢できないから先に上がっちゃった』
なんですって?
「え、ふ、ふたりでお風呂に入ってたのか?」
『うん。最近セレスティアとアウラはソーラスや水の妖精くんと一緒にお風呂に入ってるんだよ。だから今日は私、エアリスと流しっ子したの』
「ほ、ほう……!」
もちろん夫婦でもあるふたりのこと、背中を流すだけでなく、その合間合間に細々と色々ムフフなスキンシップもこなしているに違いない。
『エアリスのおっぱいおっきい……!』
『こ、こら、どこを触っている。これはそなたとタケルのものだ。そんなにがっついて揉むでない』
『ホント? 本当にこのおっぱい私とタケルのなの……?』
『あ、当たり前だろう。あとで好きにさせてやるから今は身体を洗って――』
『そんなこと言われたら我慢なんてできないよ! エアリスー!』
『や、やめろ、馬鹿者……あッ! くぅ……! イヤらしいことばかり覚えおって!』
なーんてなーんて! ふははッ!
そしてそれらのスキンシップに、明日は僕も混ざるのだ。これは決定である。なんてたって新婚旅行だからね。そのために僕は思いっきり散財したのだ。
「――はっ! ち、ちなみに湯上がりのキミは今どんな格好なのかな?」
『えー……』
スピーカーの向こうで躊躇いと恥じらいの気配。
セーレスは『うーんとね』などと勿体ぶってからもじもじと呟く。
『なんにも身に着けてないよ。タケルのエッチ』
僕は拳を天に突き上げた。
まさか異世界の住人であるセーレスから『エッチ』なるお言葉を賜るとは。
これも精霊の翻訳機能の為せる業。清く正しい『エッチ』の使い方だった。
『へぷちっ』
可愛いくしゃみが聞こえた。
それからしばらくゴソゴソする音が聞こえ、今度はやったらめったら音が反響するようになる。
『……なんだ……なに、それを早くいわんか』
またしても聞き覚えのある声がした。
『タケル、タケルか。貴様今どこで何をしているのだ!?』
おそらく脱衣所で着替えと一緒に置いてあった携帯電話を持ち、湯船の方に移動したのだろう。相手、絶賛長湯の最中だというエアリスだった。
「ああ、ごめん。少し問題が起こっちゃって、今遠いところにいるんだけど」
『そうなのか。今日中に帰ってこられるのか?』
「難しいかも」
深いため息が聞こえる。
ザバァと体制を変えたのだろう、お湯をかき分ける音が聞こえると、エアリスの残念そうな声がした。
『貴様のことだから、また甘粕のときのように、己以外の者を助けているのだろうな。それはいい。だが、明日はどうなるのだ? その、やはり中止か?』
最後の質問は躊躇うようにつぶやかれた。
エアリスもまた明日の旅行を楽しみにしてくれている。
そう思うと、僕の胸の奥から熱い気持ちがこみ上げてくる。
「中止にはしないさ。ただ、家まで帰るのは厳しいから、羽田で待ち合わせしよう」
『うん、そうか。ハネダとな?』
「ああ、明日は大きな乗り物で行くからその港の名前だよ。詳しくは真希奈に聞いてくれ。少し乗り換えが面倒かもしれないけど、真希奈に案内してもらえれば必ずたどり着けるはずだから」
僕は明日の飛行の時間を伝え、最低でも2時間前までに羽田空港に到着することと、僕の分も含めた一泊分の着替えをまとめておくようにお願いする。
『委細承知した。私もここ最近で日本の乗り物にも慣れたからな。無事にセーレスとたどり着いてみせる』
「ああ、頼む。エアリスはこういうとき頼りになるからな。いつもありがとう」
スピーカーの向こうが静かになる。
しばしの沈黙の後、セーレスの遠い声が聞こえてきた。
『エアリスってば真っ赤だよ。のぼせたんじゃない?』
『へ、平気だ。明日は必ずそなたとハネダにたどり着いてみせるからなっ』
可愛い反応をする愛しいヒトたちに、僕は自然とニヤけた顔になった。
最後にもう一回エアリスをからかって終わりにしようかな、と思っていると――
「ひでででッ!」
横合いから伸びてきた手に、思いっきりほっぺたを抓られた。
「こら、マネージャーがアイドルほっぽらかして長電話するんじゃない。誰と話してるの?」
心深だった。彼女はそのままスマホの画面を覗き込もうとするので、「では、その件は是非ともよろしくお願いします!」とビジネスマンのような口調になって通話を切った。
「あ、ごめん。仕事の電話だったの?」
「ああ、でも問題ないよ。そこまで窮屈な相手じゃないから、向こうも気にしてないさ」
窮屈どころか明日、酸いも甘いも知り尽くした間柄になる予定だけどな。
「ホントにもうニートだなんて言えなくなったわね。その格好もすごく似合ってるし」
僕の今の格好はフォーマルなスーツ姿だった。
心深のマネージャーである女性が急遽見繕ってくれた衣装である。
こんなスーツを着て地球にいると、いつかの告白のトラウマが蘇りそうになるのだが……それはさておき。
なぜ僕がこんな格好をしているのかというと、かなり複雑怪奇な事情があるのだ。
「あ、マネージャーからラインだ。車捕まったって。行こう」
「あ、ああ……」
心深に促されて歩き出す。
そしてゲートを抜けると外は雪景色だった。
「今年の札幌は平年並の積雪だって。うう、東京育ちには寒すぎるっ!」
そう、僕は今、なぜか新千歳空港にいる。
羽田から最終の便で到着し、辺りは夜の静寂に包まれている。
黒く塗りつぶされた曇天の夜空を、空港のライトで照らされた雪が踊るように舞っていた。
*
あの後――というのは、心深のマネージャーさんに僕たちのキスが見られてしまった後の話だ。
半裸の状態で男の上にまたがり、首に腕を回してきて熱烈に唇を貪る心深に驚愕したのもつかの間、マネージャーさんはすぐさまドアを締めてガチャン、と施錠する。
そしてツカツカと僕らへ歩み寄ると、一瞬ものすごく軽蔑した目で僕を見下ろし、それでも尚キスを辞めない心深の(正確には僕の)顔の横にダンッ、と踵を踏み降ろした。
「んっ、あ……マネージャー」
「あ、マネージャー……じゃない! 何してんのアンタたちは!」
ドア向こうに気を使った低い怒鳴り声を上げ、思いっきりメンチを切ってくるマネージャーさん。怖い。僕は自分の無実を証明するために両手を上げる。降参の意思表示ではなく、フリーだよ、僕が抱きつかれてるんだよ、というアピールだ。
「この状況を見て、何してるのかわかんないほど女が枯れてるとは思えないんだけど」
「大きなお世話よ! というか離れなさい、今すぐ!」
「イヤ。もっとキスするの」
「んぐっ」
言うが早いか、心深が再び僕の唇に半ば噛み付いた。
下唇がジュルっと吸われた途端、熱い舌に絡め取られ
伸ばされた舌先が、歯茎と歯の境目をザラザラと往復していく。
歯と歯をこじ開け、さらに奥を蹂躙せんと侵攻を開始する。
もうそれは本能としかいいようのないテクニックだった。
こんなキスをした経験が心深にあるとは思えないが、本能の赴くままに好いた男の唇を『食べる』となれば、これくらい丁寧に且つ執拗になるだろうと思わせる。それが巧みな技工に見えるくらい、今の彼女はディープキスに全精力を傾けていた。
「いい加減にしなさい!」
「痛い痛い、耳を引っ張らないで!」
心深の愛撫から解放された僕は、荒く息を吐きながらその場にヘタった。
危なかった。高校生がしていいキスではなかった。もし僕にエアリスとセーレスという経験がなければ一発で魂まで陥落していたに違いない。
「あんたって子は……! さっきまであれほど心配させておいて今はなに? 男連れ込んで乳繰り合うって正気? もうすぐ本番なのよ!」
心深は引っ張られた耳を抑えながら床にアヒル座りになり、涙目でブスッたれている。イジケて唇を尖らせる様はまるっきり子供だった。
「キミも、一体どこから入ってきたの……!」
「あ、いえ、これはその……」
「せめてヒトと話す時はキチンと座りなさい」
僕はバネじかけのように跳ね起きると、心深の隣で正座した。
まったく全然僕は悪くないはずなのに、このマネージャーさんの怒り方は有無を言わさぬ迫力があった。逆らわないほうが吉だろう。
「はあ……大問題だわ。まさかあんたに彼氏がいたなんて。気をつけて見てたつもりなのに、社長にバレたら大目玉よ。私の監督責任にもなるじゃないの!」
結局はこのヒトも我が身が可愛いのか、ガシガシと前髪をかき上げて地団駄を踏んでいる。心深の方はしれっとした顔で目をそらしながらも、先程の余韻を楽しんでいるのか、指先で己の唇を触っている。
はっきり言って修羅場だった。
只今絶賛売り出し中の金の卵であるアイドル声優と、今しがた発覚した僕という彼氏(いや、断じて違うが)。この問題をどう対処したらいいのか、マネージャーさんも苦慮しているようだった。と――
「あの、綾瀬川さん、本番五分前です」
僕も心深もマネージャーさんも、全員がビクッとなった。
ドアの向こうからスタッフの声がして、もう一刻の猶予もないことが知らされた。
「と、とにかく、お色直ししてる暇はないわ。メークはそのままでいいから、とりあえず衣装だけ着てちょうだい!」
とりあえず僕の存在を無いものとしたマネージャーさんは、対面のソファに投げっぱなしになっていたドレスを手に取る。シックで大人っぽい感じのイブニングドレスだ。大きく露出した肩と首周りにふわふわしたリボンがついていて、極力地肌を隠す努力が見て取れた。
「いやよ。私歌わないから」
心深は胸の前でムニっと腕を組んだままそっぽを向いた。
「〜〜〜〜〜〜ッッッ!」と、悲鳴にならない悲鳴をマネージャーさんは上げた。
「この期に及んで何言ってるのー! 次の映画の大事な宣伝イベントなのよ! メインヒロイン役のあんたが歌わないでどうするのー!」
見ていて可哀想になるくらいの狼狽ぶりだった。
本当に映画ひとつとっても、色々なパワーバランスの上に仕事として成り立っている。素人の僕にもそう思わせるほど、マネージャーさんは超必死だった。
「別にいいわよ。私声優やめるから」
そう心深が口にした途端、マネージャーさんの顔と言ったらもう傑作だった。
そのまま地肌がボロボロと崩れ去ってしまうのではないかと思わせるくらい歪みに歪んでいた。心深はさらに続ける。
「もともと私がお芝居頑張ってきたのだって、こいつの隣に立つためだったし。でも今はこんなに近くにいるから、もう頑張らなくていいの……!」
心深はコケティッシュな仕草で首をかしげると、クリっと大きな瞳で熱っぽく僕を見上げてきた。ゾクっと背筋が凍った瞬間、またしても僕は押し倒される。
なぜだ――異世界では魔王とまで言われた僕が、なぜ女子高生の抱擁ひとつ躱せないんだ。というか躱せないのではなく躱したくないのか。僕自身が今のこの状況を望んでいるのか……!?
「おおおお、お願いよ心深、お願いだからそんなこと言わないで! うちみたいな中堅事務所が下手を打ったら、私達全員首をくくらないといけなくなるのよ。あなただってタダじゃ済まないわ!」
説得するように見せかけて、脅しも織り交ぜてくる。
大人って卑怯と非難するには、今の彼女は哀れが過ぎた。
「逆に聞くけどさあマネージャー。私にそれくらいの覚悟がないと思ってるの?」
「へ?」
「私はこいつさえいてくれたら、あとはどうなってもいいの。明日世界が滅んだって構わない。……あの宇宙からやってきたバケモノ共に貪り食われても、こいつと一緒に蟲のクソになれるなら本望なのよ」
本物の地獄である『サランガ災害』を乗り越えた心深が言うのだから、ことさらすごい台詞だった。っていうか愛が重い……!
そしてそこまでの覚悟を見せられてしまっては、もうマネージャーさんは何も言えなくなっていた。その代わり今度は、押し倒されて首っ玉に抱きつかれている僕に懇願の眼差しを向けてくる。……向けてくるどころか両手を合わせて拝みだしたよ。トホホ。
「こ、心深……い、今まで世話になってきたヒトを裏切ることをしちゃダメだよ。それにさっき聞かせてくれたおまえの歌、僕はもっと聞きたいなあ」
「……ホント? ホントに聞きたい?」
食いついた。マネージャーさんは地獄の底に垂らされたか細い蜘蛛の糸を見つけたみたいな表情になって「イケ、イケ! がんばれ!」とジェスチャーしていた。
「ああ、お前の声、僕は好きだなあ……」
致し方ないとはいえ、自分の中の何かを悪魔に切り売りしている気分になる。
固唾を飲んで見守るマネージャーさんの眼が怖すぎるんだもの。
「しょうがないわね。あんたにそこまで言われちゃ歌わないわけにはいかないわ。その代り、ちゃんと私の姿、舞台袖で見てるのよ。今日はあんたのためだけに歌うんだからね……!」
ベルベッドのような肌触りと高い体温が離れていく。
心深はさすがの早着替えで、あっという間に衣装を身に着けていく。
何なら鏡に向かって軽く化粧を直す余裕すらあった。
マネージャーさんは僕の手を握りしめて、泣きながら何度もお礼を言ってきた。
そうして、イベントホールに詰めかけた1000人近いお客さんは、心深の本物のソプラノボイスを堪能することなった。
お客さんは元より、関係者たちもこの歌声を聞けば、次の映画も大ヒット間違い無しと心の太鼓判を押していることだろう。
そして僕は、急遽マネージャーさんから渡されたパスを首から下げて、心深の歌声を舞台袖で聞いてた。
当然
彼女の感情の昂ぶりと共に、その魔力量は格段に強くなっており、魔力を吸収して若干励起状態になった魔素が、ほんのりと色づき始めた時にはかなり驚いた。
人々が誰しも、心深の歌声に酔いしれていたため、そんな神秘的な現象も演出のひとつと許容されたのは幸いだったが……。
こうしてイベントは大盛況の内に終わり、お客さんは大満足、関係者は大喜び、マネージャーさんは涙を流して僕に感謝した。
「やれやれ……これで僕の役目も終わりか」
などと一瞬でも思った僕が馬鹿だった。
「さあ、行くわよタケル!」
すっかりいつもの調子を取り戻した心深は、僕の手を引きながらマネージャーさんの後ろを追いかける。
「行くってどこにだよ!?」
「次のイベントよ」
「今から!?」
もう夜の八時過ぎだ。
こんな時間からイベントなんてやれるのか。
「馬鹿ね、イベントは明日。今夜のうちに移動して、ホテルに泊まるのよ」
「ホ、ホテルって……一体どこまで行くんだ?」
「札幌よ」
それってHOKKAIDOじゃん!?
「待て、待ってくれ! 僕には明日、絶対に外せない用事があってだな――」
「心深、急いで! 羽田空港の最終便は21時半よ!」
「はーい。ほら、早く乗って」
絶対に逃さないとばかりに腕を組まれ、そのままタクシーの中に引きずり込まれる。
「マネージャー、こいつの格好、私服姿じゃあんまりだからどうにかしたいんだけど」
「空港内にお店があるから一式揃えましょう」
「だって。よかったわね」
「よくねえよ! 降ろしてくれ、僕は帰る!」
「もう、そんなこと言う口はこうだ……!」
甘ったるい声と共に僕に覆いかぶさり、問答無用でキスをしてくる心深。
バックミラー越しにタクシーの運転手さんとバチっと目が合う。
器用に片眉を跳ね上げながら、「けっ」みたいな顔をされた。助手席に座るマネージャーさんが「ごめんなさい、若いもの同士ですから」などと全く誠意を感じさせない口調でテキトーに謝っていた。
「やめっ、いい加減に……うぐっ。舌を入れ……こらっ!」
「あはは、ダーメ。暴れないのぉ……!」
そうして狭い車内で羽田空港に到着するまでの間、僕はずっと心深にキスされっぱなしだった。
どうしてだ。どうして僕は心深のキスを拒絶できないんだ。
思い起こせばそれは心深自身が言っていたではないか。
僕は変わったと。かつてニートだった頃とはもう違うのだと。
そうだ。僕はもう自分を優先して心深を傷つけるような拒絶の仕方はできなくなっているのだ。そして多分、今までひどい仕打ちをしてきた罪悪感も手伝っている。
心深は知ってか知らずか、そんな僕にメロメロになって、今まで袖にされてきた分をペイバックするように甘えに甘えまくっているのだ。
「タケルぅ……私今しゅっごい幸せだよー」
僕の胸にしなだれながら、心深が舌っ足らずに囁いた。
「わかってるのか。その幸せは僕という犠牲の上に成り立っているんだぞ……!」
ことさら不機嫌そうに言うと、心深は僕の胸に「のの字」を描きながら微笑んだ。
「怒らないでよー。ちゃんとお礼はするから。お金が良いかな、それとも私のヴァージンがいい?」
「比較対象がおかしい!」
「あ、そうだ。昔みたいに私のこと『ここちゃん』って呼んでよ。ねえ、いいでしょう? タケルくん」
「人格変わりすぎだおまえー!」
こうして僕は無理やり飛行機に乗せられ、試される大地を踏みしめることとなる。札幌のホテルに到着する頃には、僕と心深の唇はふやけ切っていたことは言うまでもない。
セーレス、エアリス、ごめんよう……!
続く。
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