第265話 ディーオの難題篇⑨ 決して破れぬ幼馴染との口約束〜ドルゴリオ黄石の正体判明
*
もうすっかり日も暮れた頃。
僕たちはモールに隣接する噴水公園にいた。
傍らには舞台挨拶を終えたばかりの心深がいる。
イブニングドレス姿の上から豊葦原のブレザーを着用した格好だ。
実はまだ、彼女の仕事は終わりではない。
イベントに集まったファンに対して、上映開始前に挨拶をし、上映が終了してからも挨拶をしなければならないのだという。
とにかく、ファンが映画を観賞している間、心深にも休憩が与えられるとのことで、その時間を利用して僕と二人っきりになれる場所までやってきたのだ。
「ねえ、あの荷物、なんなの?」
心深が振り返った先には、本日購入した食材といっしょにオクタヴィアたちがいる。まだ夜になると肌寒い季節だ。まるで母娘のようにオクタヴィアたちは抱き合って互いを温めあっていた。
「何って、買い出しだよ」
「買い出しって、あんた今何処に住んでるの? 毎日なにしてるの? あとあの女は誰なの?」
おいおい、僕の口はひとつしかないんだ。いっぺんになんて答えられるわけないだろうが。とりあえずまずは――
「
「まくま――何?」
「あっちの世界だよ」
僕がそういうと、途端心深の瞳が焦点を失った。
そして雪解け水がじっくり土に浸透するような緩慢さで目に光が戻ってくる。
戻り……徐々に顔がこわばり、眉根が急角度につり上がっていく。
だからなんで怒るのさ。
「あっちって……魔法が存在してる世界ってこと?」
イエスだ。どこの星とも知れない、地球型の惑星。
地球が人類一種のみ栄華を極める世界だとするなら、
みんな基本的にヒト型をしているが、魔力という、地球では全ての人類から失われてしまった特別な生命エネルギーを有している。それら魔力の有無、大小が関係し、魔法に活用されたり、身体能力や寿命にも影響している。
「そんな世界で、アンタ今何してるの?」
おお。待ってましたよその質問。
「聞いて驚け。先月までは学校の先生をして、なんと今は王様をしてる」
えっへんと僕は胸を張った。
誇りたくもなる。なんてたって王様だぞ。貧乏だけど。
ニートの穀潰しから考えたら大出世じゃないか。
もうお前にバカにされる身分じゃないのだ僕は。
「…………」
あれ、おかしいな、反応がないぞ?
と、その時、ボーンと、時計塔が19時を告げる。
一時間に一度のイルミネーションが輝き、噴水がある池から水が吹き出す。
魔法ではない、機械じかけが作り出す水の演出を心深はたっぷり眺めてから、カクンと首を傾げた。
「――っていう夢を見たのよね?」
「違うから! ホントだから! あと引きが長いから! なあ、真希奈、そうだよな? このわからず屋にちゃんと教えてやってくれよ」
『…………』
僕は胸元のスマホに向かって叫んだ。
だが呼べど叩けど、ウンでもなければスンでもない。
あれれ、どうしちゃったの真希奈さん? おーい。これじゃスマホに向かって一人喋ってる痛いやつじゃん僕。心深さんの視線が冷たいよう。
「あんた、妄想癖が強くなっただけじゃなく、ついに独り言まで……ニート生活もほどほどにしないとちゃんとした大人になれないわよ?」
「うがああ! 妄想でもなんでもないから! 僕は今本気で自分の国を治める王様なんだってば!」
「あー、はいはい。じゃああっちのふたりはなんなの?」
心深が目を向けるのは明らかに血の繋がりを感じさせる蛇姫様たちだ。耳をすませば、「キラキラ光ってて綺麗じゃのー」「あの光、美味しそうです……」などというやり取りが聞こえてくる。
「えっと、あいつらは……」
そもそもワイバーンに跨ってやってきたオクタヴィアを迎え、ディーオの手紙を開封してみたはいいが、現金が『円』しかないが故、もう何度目か地球まで買い出しにきているのだ。そしてオクタヴィアは、そこに無理くりついてきただけなのである。
いちいち全部を説明するのは面倒だし、話したところで理解されるとも思ってない。したがって知り合い、と言っておくのが無難かもしれない。そう考えていると、心深の顔つきが一層こわばった。先程までの怒っている表情とはまた違う、まるで戦陣に切り込むような覚悟を宿した瞳だった。
「もしかして……あのヒトが、セーレスさん、なの?」
「は?」
あの小さいのが?
いや、隣のデッカイ方を言ってるのか?
「そんなわけないだろう! セーレスはあんな七万歳のババアじゃない! いいか、賢く美しい
心深はビックリした顔で僕を見上げていた。
僕もつい力が入り、心深の肩なんか抱いちゃってるよ。
でもそれも仕方ない。自分の好きな女の子を間違われたら誰だって怒るだろう?
『盛り上がってるところ悪いがのう。お主の会話は真希奈に翻訳されながら全部聞こえておるからの』
「ひッ!」
心深の足元からオクタヴィアの声がした。
エーテル体でできた、ほのかに輝く白蛇がチロチロと舌をだしている。
ちなみに「ひッ」と声を上げたのは僕と心深の両方だったりする。
ベンチの方を見てみれば、いつの間にかエアリスのガラケーを耳に当てた小さい方のオクタヴィアが邪悪な笑みを浮かべているではないか。ひええ。
『さっきから聞いてれば好き放題言ってくれよるのう。儂は七万年分の記憶を持っておるだけで、肉体年齢は十二じゃ。そこのところ忘れてくれるなよ』
シャーと牙を剥き、たっぷり僕らを威嚇したあと、オクタヴィア(蛇)はそろそろと蛇腹をたわませて地面を滑り、程よい距離を於いてとぐろ巻きになった。あくまで僕らの会話を肴にしたいらしい。
「なんの話しだっけ?」
「あんたが、王様になったっていう夢の話しよ」
夢じゃねえっつーのに。
はあ、まあいいや。
「ちょっと」
「ん?」
心深の顔が近い。
オクロックイルミネーションも終わり、薄暗い外灯と、不夜城のようなショッピングモールの極彩が僕らに注いでいる。
桜はもうとうに散っている季節だ。
植樹された木々には青々と若葉が茂り、昼の暖かさがウソのような冷たい風に晒されている。
あれ、と僕は気づいた。
もう一年前も前になるのか。僕が心深のイタズラを疑いながら、異世界で目覚め、セーレスと出会ったのは。
それから僕は彼女を好きになり、幸せを知り、絶望を知った。生まれ変わってヒトを殺し、世界さえ呪った。
そうしてエアリスと共に地球へとやってきて、多くの仲間達に出会い、またしても世界の敵になり、そして世界を救った。
僕は魔族種だ。
死することのない龍神族である。
人間だった頃に受けた傷も、不死性が失われた時に穿たれた疵も決して消えはしない。でも、それでも――
「ふ、ふはは。やった。やったぞ! ついにお前の身長越してやったぞ!」
そうなのだ。
僕は心深と同じか、少し低いくらいの身長だったのだ。
それが異世界に行き、魔族種として蘇るまでの数ヶ月の間か、聖剣の暴走により、限りなく人間に近かったあの時か。
決して成長するのない僕が――僕の背丈がちょっぴり伸びていたのだ。
「な、なにを調子に乗ってるのよ、こんなのたかだか数センチじゃ――わぷ」
僕は目一杯広げた手のひらを心深の頭の天辺に押し付ける。そのまま抱え込むように密着し、心深の頭に置いた手を自分の方へとゆっくりスライドさせる。
コツン、と、僕の頭頂部よりやや手前の位置にぶつかった。イエス、間違いない!
「もう一生ずっと背なんか伸びることがないと思っていたのに! ざまーみろ、ははッ、これからはおまえのこと散々に見下ろしてやるからな!」
バンバンと肩を叩きながら、グリグリと頭を撫でてやる。
普段ならそろそろ噴火してもおかしくないのに、心深はずっと黙って俯いたままだった。あれ、どうしたんだこいつ。らしくないな――
『ピリリリリリ――!』
その電子音は僕と心深の間から突如鳴り響いた。
点灯したスマホの画面には、真希奈が写っている。
口にホイッスルを咥えた黒髪ぱっつん娘が、涙目になりながら僕に訴えた。
『ラブコメ反対なのです! なんですかタケル様ってばさっきから子供みたいにはしゃいでー! 正直超可愛いですけど、王としての威厳を忘れないでください! 今日のタケル様はなんだかずっと嫌いですー!』
わーん、と真希奈は号泣だった。ラブコメ反対とか懐かしいフレーズだな、などと思いながらようやく自分が心深を抱き寄せてることに気づく。
僕は慌てて距離を取った。身長が伸びてたことが嬉しすぎて、つい小学生みたいなノリになってしまった。恥ずかしい。
オクタヴィア(蛇)も『いやあ、青いのう。龍王タケル・エンペドクレスの貴重な姿を見せてもらったわ』などと宣っていた。
『タケル様! ヒルベルト大陸もそろそろ夕刻です! さっさと帰りますよ!』
もう真希奈はプリプリしっぱなしだ。確かにこれ以上遅れれば夕飯に間に合わなくなってしまう。
「それじゃ、そろそろ帰るよ」
僕はオクタヴィアたちが座るベンチへと向かい、買い込んだ食材が入った袋を持ち上げる。アイス溶けちゃったな。まあ後で魔法でカチンコチンしておこう。
「ちょっと」
帰り支度をしていたとき、不意に心深が僕を呼んだ。
5月の寒々しい夜空のもと、制服の前を押さえながら彼女は言った。
「今度、私もそっちの世界に連れていきなさいよ」
「え?」
突然、なにを言い出すんだこいつは――?
「あ、あんたが本当に王様してるのか見に行ってやるから。あとセーレスってヒトにも逢ってみたいし」
心深の言葉に小さなオクタヴィアはますますニヤニヤし、大きなオクタヴィアはキョトン顔。真希奈はもう真っ赤になりながら叫んだ。
『ダメですダメですダメですー! これ以上ライバルが増えたら堪ったもんじゃありません! 何よりあなたは【地球帰還点】に設定されてるからダメなんです!』
わ、バカ、それを本人言っちゃあ……!
「なに、地球帰還点って? それって私のこと?」
『読んで字のごとくですおバカさん! タケル様が聖剣で【ゲート】を開くとき、同一宇宙上で唯一無二の存在である【綾瀬川心深】を目印にして地球に帰ってくるんです! あなたがこの地球上にいなければ、私たちは二度と再び広大な宇宙から地球に来ることができなくなってしまうのです! ようするにマーカーなんですよあなたは!』
真希奈はとても冷静じゃなかった。
よりにもよって本人を前にして全部ぶちまけるだなんて。
「つまり……どんなに遠く離れていても、あんたは私のことを見つけられて、私が
「んん? まあ、そんな感じかな?」
いや、微妙にニュアンスが違うような気がするんだが。
でも大筋ではそのとおりだし頷いておく。
「ふ、ふーん。へええ〜。なにそれ。人のこと勝手にそんなものにしておいて、今まで黙ってたんだ。へえ〜」
心深は怒っては……ないのか。
何やら頬をピクピクとさせながら、仕切りに僕の周りをウロウロしている。
はああ。まいった。一番知られたくない奴に。
「とりあえずあんたは私が地球にいないと困るわけなのね?」
ここまで知られてしまったからには肯定するしかない。
「酷い男ねあんたって。私のこと今まで散々騙してたってわけなのね」
いや、でももうすでに『帰還点』のことは彼女に話しているはずなのだ。
でもそれは、ラブホテルでキスしたときの話で、あのときの心深はゲームの話しだと思い込んで取り合ってくれなかった。今ここでその話をするのは藪蛇になりそうなのでやめておくけど……。
「悪かった。出来る限りの対価は払う。でも、今はホント食べるだけで精一杯だから出世払いにしてもらえると助かる」
心深はすっかり主導権を握ったつもりでおり、先程の大学生たちを相手にしたときのように腕を組み、ふんぞり返りながら口を開いた。
「わかった。じゃあ週に一回私にあいに来なさい」
「えええ、週一? それはちょっと……」
「なによ、どうせ暇でしょ?」
「いや、マジで今は忙しい……」
なにせ王様なのだ。基本的に行政は臣民が行ってくれているが、それでも僕まで上がってくる件案は枚挙にいとまがない。
おまけに今は黄龍石暴落のことも調べなくちゃならないし……。
「わかったわよ。じゃあ月一回でいいから逢いに来なさい。これ以上は譲れない。絶対よ」
「あ、ああ……努力します」
正直拍子抜けする対価だった。
本当にそんなものでいいのか?
もっとメチャクチャなことを言われると思っていたのに拍子抜けした。
とにかく。
僕は幼馴染の女の子と新たな約束を交わし、一路魔法世界へと帰還することにした。
『周辺の監視カメラを掌握しました。パターン解析により、32秒間の空白時間が生まれます。カウントダウン30、29、28』
「じゃあ全員忘れ物はないな。帰るぞ」
僕は複数の買い物袋を左手にまとめて持ち、右手に無垢なる刃を執る。
少し離れた場所で見守る心深の目の前でそれを振り下ろし、極彩に輝く【ゲート】を出現させた。
「実に面白い異世界観光じゃった。これほど満足する時間は数百年ぶりじゃ。またのうここみよ!」
「こーら。はんばーがー。忘れません」
ふたりのオクタヴィアはそう言いながら心深に手を振った。
言葉の意味はわからなくても、心深も苦笑しながら手を振り返した。
そして僕は――
「仕事、頑張れよ。こっちに来る度に色々チェックしてるからな」
そう言って【ゲート】を潜る。
その直前、「あんたってば、去り際にそんなこと言うなんてズル――」と聞こえてきた。
最初に言ってたらなにか変わったのかよ、と僕は首を捻るのだった。
*
そうして僕は龍王城に帰還を果たした。
出迎えてくれた精霊娘’sはアイスが溶け切ってしまっていることにご立腹になり、それでもその夜に振る舞った晩ごはん、『たこ焼き』と『お好み焼き』には手を叩いて喜んでいた。うむ。金に困ったら粉ものが最高にコスパも腹持ちもいいのである。
そして翌日になっても翌々日になっても、さらに一週間が過ぎても、オクタヴィアは僕の城に居座り続けた。いい加減帰れ、と言っているのに、ダラダラと居続け、僕が買ってきた地球の食事に舌鼓を打っている。
その頃にはすっかり、ウチの精霊娘’sとオクタヴィアが連れてきた
ただし、セレスティアが操るマリオネット・ラプターと飛竜とが、街の上空で空中大決戦ごっこをした時は全力で止めに行った。
伝説上の生き物と考えられている飛竜と、人々が神像と崇めるマリオネット・ラプター。そのふたつを諌めた龍王である僕の姿は、たまたま城下に居合わせた旅の吟遊詩人に多大なインスピレーションを与えたらしく、未来永劫語り継がれる詩となるのはもう少し先の話だ。
そうそう、それからセーレスがバハとビオ食堂の隣で診療所を始めた。少しでも家計の足しにするためと、純粋に臣民たちを助けたい、という気持ちから開業の運びとなった。
……なったはいいのだが、今は連日超満員の大盛況になっているという。しかも客は圧倒的に男が多いらしい。むむむ。いかん、いかんぞ。治療目的ではない不届きな野郎共は排除しなければ。近々様子を見に行こう。うん。
そして、十日ばかりが過ぎた頃だった。
『タケル様。来ました』
朝、家族全員で朝食を摂り、セーレスは城下町の診療所へ。エアリスは広すぎる城の掃除をするため、前オクタヴィアはそんなエアリスを手伝い、小さなオクタヴィアはどっかその辺ウロウロし始め、子どもたちは飛竜と共にルレネー川の方へと遊びに行った。
さて、そろそろかな、という虫の知らせがあったわけではないが、僕の勘も捨てたものではないらしい。真希奈の声に自室の片隅に目をやれば、小さな宝石箱の真ん中に置かれたLEDライトがけたたましく明滅をしていた。
これはマキ博士に作ってもらった僕専用のポケベル(古い)、のようなものである。
この小さな箱の中には『EPRペア』という素粒子が封じられており、地球側にも同様のEPRペア素粒子を封じた宝石箱がマキ博士の手元にある。
このEPRペアはその名の通り、『量子のもつれ状態』という意味でペアになっている素粒子であり、例え違う星と星ほどに離れていても、片方側の量子状態が、もう片方へと瞬時に伝わるという『量子テレポート』の特性を持っている。
地球側からの一方通行だが、マキ博士がスイッチを押すと彼女の手元にあるEPR素粒子は観測された状態となり、そしてその確定された量子情報が、瞬時に僕の持つEPR素粒子へと伝達される。するとほれこの通りピカピカ光って知らせる仕組みとなっている。
こいつがあるお陰で、僕は地球側から必要に応じて呼び出され、自分から会いにいことができるようになったのだった。
「どうやら頼んでいた調査が終わったみたいだな。行くぞ」
僕は聖剣でゲートを創り出すと、今度は単身地球へと向かった。
懐かしい人研の地下研究棟へ到着すると、さっそく安倍川マキ博士が出迎えてくれる。
「やっほ。元気そうだね」
「まあ病気になりようもないですから」
僕は差し出された彼女の手を握り返す。
マキ博士は僕の創り出す魔力の総量を、国際エネルギー単位に置き換え、計測可能にしてくれた恩人である。これによって僕は自分の力(あくまで当時の)限界を知ることができた。
「さっそくで申し訳ないですが、何かわかりましたか?」
「うん。これね」
マキ博士が白衣のポケットから取り出したのは、僕が先日渡しておいた黄龍石――ドルゴリオ黄石だった。
指先で弄べるほど小さく、
「結論からいうと、キミの推察は正しかったみたいだね。この黄龍石には中心部分にコアが存在し、ごくごく少量の情報的質量を保存することが可能と思われるわ。人工精霊みたいな高次元生命はとても無理だけど恐らく…………キミらが使う魔法ってやつ? それくらいの魔力と情報的質量は保存できると考えられるわ」
「じゃあ、つまりこの石は……!」
「そうね、超粗悪品だけど、『
マキ博士が齎した結論は、
【ディーオの難題篇】了。
次回【東国のドルゴリオタイト篇】に続く。
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