円も球体も同じ丸としか認識していないという事は・・・魔法世界には球体は少ないのかな?
まぁ、ボールが存在していなさそうだからね・・・でも、火魔法や水魔法ではファイヤーボールとかウォーターボールなんていうのが普通に存在していそうだけど、魔法が使えないから、その形を見た事が無いのかな??
作者からの返信
@bunsainashi-yomisen様、いつも感想コメントいただき誠にありがとうございます、Ginranです!
一応魔法世界にも手毬で遊ぶ文化はあって、でもそれはできるだけ丸く削り出した木材に布をぐるぐる巻き付けて遊ぶものになっています。
工業製品として真球を作る技術が獣人種にはないのです。ヒト種族の方が文化的側面や工業技術、美術の分野が発達していますが、獣人種は常に領土開拓に労力を割いているためにあまり文化や技術、美術分野が発達していません。
という背景もあるのですが、普通小学生低学年の子供だと、よほど親が知育などに熱心でない限りは絵に描くとき球体と円の区別はつきにくいかと思います。
多分現代人なら豊富なサブカルチャーの中で自然と学んで一緒に成長していけるのでしょうが、そういう文化自体も獣人種にはないのです。
そんななか地球の人間代表甘粕大先生が獣人種の世界で文化革命を起こすわけです。おそらく今までそういう文化人が一切いなかった獣人種からすればまさしく違う星から来た異星人に甘粕くんは映ったことでしょう。
一体彼の見ている世界はどんなものなのだ。自分たちとは見えているものが違うんだ。もしかしたら精霊にしか見渡せない世界が見えているのではないか――などなど。
一度そうして持ち上げられてしまうと、多少変な行動や言動をとっても「あれは先生ならではのものだから、常人が自分の物差しで判断するのは失礼になる。ここは頷いておこう」となると思われます。
もちろん後ほど分かるのですが、甘粕くんはマジでロリコンペド野郎ではありません。彼は汚い大人の世界を見てきた経験があるため、純真無垢な子供を心から愛しているだけですので。
ハイア君、
ここで能力の片鱗を見せましたね。
魔法を行使する際の、
空間認識能力が飛び抜けてるんですよね。
で、
この能力を伸ばすための教師として、
地球の柵に辟易した彼が、
マクマティカに移住してくるんですよね。
また、
彼の指導により、
ハイア以外の子供達も、
能力が伸びて、
テリヌアス女史の生徒達の2段も3段も上を行く事になるんですね。
作者からの返信
須藤 恭也様、連続でのコメントをありがとうございます、Ginranです!
おっしゃる通りハイアくんはセンスあります! 空間認識力だったり、ものを正確に頭の中に記憶する能力だったり、イメージ力が強いと思われます。
これで魔素を感じ取れる能力まであったら、彼はもうすでに一流の魔法師になっていたことでしょう。
ですが本人に魔素を感じ取る能力はなく、魔力を使った身体強化を行っていくしかありません。幸いにも獣人種の中でも体格に恵まれていますので、体作りを怠らなければ大成することになるでょう。
おっしゃるとおり、この分野を伸ばすことは非常に魔法師育成に役立つことがわかり、今までは省かれていましたが後々にナスカ式教育法として定着していくことになります。
道を開いたタケルくんに続き、甘粕大先生が裾野を広げていくことになります。頭の中だけの設定ですが、改心したクイン先生と甘粕くんをくっつけようと思います。クイン先生の方が年上ですが、まあそんなことは全然気にしないのが彼ですので。