第190話 地球英雄篇2② 戦禍の中の希望〜誰がために戦う者共・後編

 * * *



 12月29日 16時20分

【首都圏郊外人工知能進化研究所所長室】


「いいわ、全部開放して。収容場所が足りなきゃ第八ラボまで解放してもいい。鎧? 大丈夫、今はボロボロで私達が触っても平気だから。うん、どっかその辺の倉庫にぶち込んでおいて。食料? 全部よ全部。備蓄してる分も全部出して。怪我人は医療棟に。うん、そう、こんな時に備えて御堂や総務省から補助金が出てるんだから出し惜しみはなしで」


 人工知能進化研究所は、秋葉原テロ災害の主犯が潜伏していた場所として封鎖――などとは言っていられない状況になった。


 安倍川マキは緊急災害時のマニュアルに従い、人研の重要施設以外の全てを解放。積極的な避難民の受け入れをしていた。


 そもそも、彼女が現在も発動させ続けている首都防衛プログラム――ネット回線や防災無線、プラチナバンドを使用した強制避難プログラムは継続中であり、そして当然人研も周辺住民の退避場所に指定されている。


「そう、今はただ運がいいだけ。群れからはぐれたバケモノがいつ降ってくるかわからない。警官隊には警戒を怠らないように言っといてちょうだい」


 マスコミ対策として人研に配された警官は今は避難民の誘導と警護を行ってくれている。防災無線が鳴り始めたお昼過ぎから、自主的に暇を出されていた職員たちも家族や友人知人を伴って避難してきた。以降は己の職務を遂行中である。


「え? そう……ごめんなさい、矢面に立たせて悪いけど、今はなだめておくしかない。ここにいれば安全だと言い続けるしかないわ」


 マキ博士は避難民の収容に当たっている職員からの内線を切ると盛大なため息をついた。


「そりゃあ後手後手にまわってる政府にゃ情報を開示できるわけないわよねえ」


 恐らく現在の政府はほぼ機能していない状態だろう。

 日本国土が――市民が直接敵に襲われる事態など想定していなかったはずだ。


 ISISや他国の工作員などではない、空を自在に飛ぶヒトサイズのバケモノから市民を守る方法など、誰も想定しているはずがない。マキ博士ですらそうだ。彼女が想定していたのも巨大地震や津波などからの避難方法だけである。


 政府が指示をして守っているのは、最重要テロターゲットになっている施設、各省庁や発電所、そして皇居の周りがせいぜいだろう。あとは警察や消防が都内で市民を誘導しながら戦っているはずだ。


 そう戦っている。マキ博士も米軍からの資料を非公式に受け取っていた。世界中の研究施設、生物学の権威には同様の資料が配られている。宇宙空間からやってきた格子状神経系を持った外骨格生命体。しかも奴らはおびただしいほどの数と、爆発的な繁殖力と食欲を持ち、自己進化を続ける……らしい。


 西海岸カルフォルニア州のサンタモニカに現れたバケモノ――サランガ達も、最初は海中から群れをなして上陸し、後に羽化・・を始めたという。重火器でしか対応できず、しかも空を飛ぶそれらに対して、ほぼ素手で戦っているのが日本の警察官や消防、そして市民たちなのだ。


 そんな宇宙怪獣の大群に対して素手。

 情報を知っているマキ博士ですら絶望せずにはいられない。

 そして市民レベルの情報では、すでにして不満の声が上がり始めている。


 ――今は一体どういう状況に置かれているのか。


 ――日本は今後どうなってしまうのか。

 

 ――いつまで避難を続ければいいのか。


 ――いつになったら我が家に帰れるのか。


 言いようのない不満が、恐怖が伝播し、市民を苦しめている。

 幸い、人研に避難してきた人々はサランガと直接遭遇はしていないためまだおとなしいが、ネット上では無数の情報が錯綜していた。


 凶悪な姿形。空を飛ぶ姿。市民に襲いかかるその瞬間。

 ろくな情報統制もないまま、それらは無作為に広がり続け、見るもの全てに恐怖心を植え付けていく。


 よくない。この状態が続くことは非常によくない。

 生命さえ助かればそれでいいわけではない。

 帰れる家があって、明日が保証されて、そしてなによりサランガが倒されるという希望が持てなければ、心は死んでいってしまう。


「私の力じゃどうにもできない。そして、人間の力じゃあアレはどうにもできない」


 冬の冷たい夕闇が迫る空。

 黄金の月が昇り始めたそこにあり続ける黒い太陽。

 その正体は特異点。特殊なブラックホール。

 地球の直ぐ側に居座り続ける最低最悪のストーカー。


 確信を持って言える。

 世界中の原水爆をかき集めてアレにぶち込んでもどうすることもできない。

 だがアレを消滅させない限り、サランガは無限にやってきてしまうだろう。


 気持ちが無限に落ち込みそうになったその時、執務机に置きっぱなしにしていたスマホが着信を告げた。表示は彼女が密かに嫉妬心を寄せる天才少女のものだ。マキ博士は一度深呼吸をしてから通話ボタンを押した。


「はい、もしもし――」


『げっふう〜!』


 ………………。


「切るわね」


『待って、ごめん、今のは私が悪かった!』


 などと言いながら再び『ゲフ、ゲッフ〜』と聞こえてきて、マキ博士はおもいっきり渋面を作った。


「なんなのよこのチミっ子は! よくこんな状況で食事が喉を通るわね!」


『はあ? 食べなきゃやってられないでしょう! 何おばさん、ずっと食事摂ってないの? 空腹で仕事してるなんてプロ失格だから〜!』


「――くっ!」


 図星だった。

 最後に食べ物を口に入れたのは、もう随分前のことだ。

 このガキ〜、と呟きながらマキ博士は引き出しからブロック食品を取り出す。


「ええ、そりゃあ悪うござんしたね。どこぞのお子ちゃまと違って、ずうっと仕事してましたので。ちょうど今から食べるところだったの。時間が勿体ないから食べながらでいいかしら!?」


『じょ、上等よ。私だってまだ腹八分目だから。えっと、あ、スニッカーズがあった』


「いただきます」


『い、いただきます』


 ボリボリボリ。

 ニッチャニッチャニッチャ。

 しばらく咀嚼音が続き、互いにゴックンし合ってからマキ博士は口を開いた。


「ほんで。何の用なのよ。というか今どこにいるの? 大丈夫なの?」


『タケルの学校の近く。今のところは平気』


「そう。ひとり?」


『うん。みんな戦ってる』


「……そう。そうね。今どんな感じ?」


『エアリスちゃんは西海岸の最前線。崩壊したアメリカ軍の戦線をたったひとりで維持してる。その後方で陸軍が生き残りをかき集めて市民の防衛に回ってる。セレスティアは内陸部で市街地戦闘を継続中。ユタとコロラドで散発的な戦闘が始まった。ワシントンまでは全然遠いから敵の手は伸びてない』


「日本の状況は?」


『さっきようやく銚子で戦う百理ちゃんたちに自衛隊が合流した。今は火力を集中させて海中を攻撃してる。でもすでにバケモノの大部分が都内に到達してる。警察や自衛隊の歩兵拡張装甲部隊が頑張ってるけど……』


「そっか」


 あの目玉のお化けは自分の役割を果たしたか。

 マキ博士は机の下でグッと親指を立てた。


「それで、世間話がしたくて電話してきたんじゃないんでしょ。天才様が私みたいな凡人に何の用かしら?」


『いや、おばさんすごいよ。うん、大したもんだと思う』


 なんだ急に。

 何故かこの賞賛を素直に受けれることは負けなような気がしてマキ博士は押し黙った。


『まあリップサービスなんだけど』


「夢見させなさいよ最後まで……!」


 覚めるのが早すぎた栄誉だった。


『あのね、おもしろい話があるの。協力してくれないかな』


「それはこっちにちゃんとメリットがある話なんでしょうね?」


『もちろん。絶対必要なことだと思う』


「話してみなさいよ」


 イリーナから齎された話しは、マキ博士にとっても、そして今人研内に避難している市民にとってもメリットしかないことだった。


「乗った。あなたに私の持ってる最上位アクセス権あげる。絶対、悪いことには使わないでね」


『ありがとう。じゃあもうすぐはじまると思うから』


「あ、ねえ最後に……タケルくんはどうしてるの?」


『……わかんない。日本こっちに向かってるはずだけど、太平洋上でロストしたままなの』


「そう。わかったわ……」


 一縷の期待があった。

 空の上のアレを何とかできる可能性が一番高い者は、この地球上に置いて彼しか居ない。それがどれだけ無茶苦茶な期待かなどわかっている。


 でも今は、彼に望みを託すしかないのだ。



 * * *



 12月28日 21時30分

【アメリカ合衆国ネバダ州南部ラスベガス市上空】


「うへえ。こいつらしつこすぎ……、これ、いつになったら終わるのぉ?」


 精霊であり本来疲労とは無縁のはずのセレスティアが愚痴を零した。


 戦闘開始から三時間超。

 もはや屠った敵の数は数万を超える。

 サランガ共の死骸を集めて積み上げれば、一区画分にもなるだろう。


「なんかどんどん数が増えてきてない? 何やってるのエアリスったらぁ!」


 セレスティアの戦闘はかなり気を使うものだった。

 市街地のど真ん中で、街の建造物に気を使い、襲われてる人々を見つけては助けながら戦っているのだ。


 物見遊山で外に出て、まとめて襲われている人間たちを見た時は本当に腹が立ったものだ。


「これだけ人間を助けたんだからお父様も褒めてくれるよね? んふふふ。いっぱいオネダリしちゃおうっと!」


 実に子供らしい発想だが、見た目はユニバース級が裸足で逃げ出すほどの容姿をしているセレスティアが言うと、まったく違う意味に聞こえなくもないのだった。


「およ。またまた人間発見!」


 セレスティアはホスピタルセンターの周りでサランガに襲われそうになっている人間たちを見つける。あと一歩というところで運悪くサランガの集団に遭遇してしまったようだ。


「突撃〜!」


 セレスティアを肩に乗っけたまま、巨大な人型ロボットが地面に降り立つ。

 アクア・ブラッドで操られた歩兵拡張装甲『マリオネット・ラプター』だ。


 マリオネット・ラプターが腕を振るうと、腕に纏わりついた水精の蛇が無数により集まり、サランガたちをまとめて薙ぎ払う。すでに人間に取り付いている個体は、セレスティアが水精剣を使い一刀両断にした。


「勘違いしないでよね、あんたたちを助けたくて助けたんじゃないんだから。お父様に褒めてもらうためなんだから――ってあれ?」


 たった今屠ったばかりのサランガに取りつかれていた男性――恐らく傍らにいる少女の父親だろう――少女が必死に呼びかけているが、胸元を真っ赤にしてグッタリしている。どうやら一歩違いでサランガに致命傷を負わされてしまったようだ。


「もしかしてあなたのお父様なの?」


 滂沱の涙を流す少女にセレスティアが問いかける。

 こくりと頷く少女だったが、周りに居た大人たちが夜空を指差し騒然とする。再び夥しい数のサランガの大群が現れたからだ。


 大人たちは少女だけでも連れて行こうと手を引く。

 だが少女は父親の胸元にしがみつき離れようとしない。

 そうこうしているうちに辺りはすっかり取り囲まれてしまった。


「しょうがないなあ」


 セレスティアはため息をひとつ、ゆっくりとした歩みで少女の父親へと近づいていく。彼女が背を向けている間にも、ラプターは自動で敵を迎撃し始めた。


 その装甲の下にはアクア・ブラッドが循環し、周辺に張り巡らせたアクア・ブラッドフィールドに侵入してくるモノがあれば自動で迎撃するよう命令されているのだ。


「もう、ホント人間って弱っちいんだから。こんなのかすり傷でしょ!」


 手の平に藍色の水球を纏い、セレスティアはそれを少女の父親へと押し当てる。

 一瞬、目を灼くほどの光が溢れ、それが収まると「がふっ、げふげふっ」と父親が息を吹き返した。


「もう大丈夫。一応そこの病院で人間の医者に診てもらって!」


 セレスティアが踵を返すと戦いは終わっていた。

 圧倒的、である。


 アクア・ブラッドフィールドを越えたサランガは皆無。

 マリオネット・ラプターに叩き潰され、引き裂かれ、見るも無残なゴミと化していた。


 セレスティアは再びラプターの肩に飛び乗ると、振り返りもせずに次なる敵を求めて飛び立っていく。


 少女は父親の胸元に縋り付いて泣きじゃくり、一部始終を見ていた周りの大人達は、ただただ呆然とセレスティアを見送るしかなかった。


 こうして、本人はまったく無自覚のまま、目につく要救助者を見つけては助けるを繰り返す彼女の姿は、全米において『癒やしの女神』として勇名を馳せていくことになるのだった。



 * * *



 12月28日 22時00分

【アメリカ合衆国カルフォルニア州ロサンゼルス市、サンタモニカビーチ】


 片やセレスティアが『癒やしの女神』と人々の口端に呼ばれ始めた頃、ここサランガ上陸の最前線となっているロサンゼルス市で孤軍奮闘するエアリスの姿は、既にしてその戦いっぷりを目にする多くの人々から『戦女神』と呼ばれ、再編成を始めたアメリカ陸軍の昂揚と発奮に大いに貢献していた。


 エアリスは深緑の光を纏った特大の大竜巻を海上に発生させ、その暴風圏から逃れてくる有翅種――テルバン・サランガをまとめて相手にしていた。


 彼女が連続で発生させるエア・カッターは、その進路上に存在する敵の存在を決して許しはしない。まるで空間ごと切り取るかのように、一度に何十、何百体ものサランガを海の藻屑に帰していく。


 そして、どうしてもその攻撃の間隙を抜いて市街地にまで到達するサランガは、重火器を持ったアメリカ陸軍の歩兵部隊が全力で応戦していた。


 一度は圧倒的物量に押し潰され、半数近くの人員を失い、もはや再起は不可能かと思われた。だが、彼らの頭上で深緑の風を纏い、美しくも猛々しく戦い続けるエアリスの姿を目にした兵士たちは、絶望を跳ね除け、再び戦う気力を取り戻した。


 いずこから現れたとも分からぬ美姫の強さは圧巻の一言だった。

 バケモノ共の汚穢なる爪も牙も、ただの一欠片さえも彼女に届くことはない。


 そして、その姿を目に焼き付けた男たちは、己が不甲斐なさを恥じ、しかして己の分もわきまえながら、自身にできる精一杯の戦いを自主的に始める。それが、守るべき市民たちが暮らす市街地での戦闘だった。


 女神が巻き起こす竜巻によって、まるでミキサーにでもかけられたようにバケモノ共はバラバラになり、女神の指先から放たれた風は、硬いバケモノの表皮を紙細工のように切り裂いていく。


 まるで夜空に打ち上がる花火でも愛でるように、兵士たちはエアリスが深緑の魔法を行使する度に口笛を吹き、手をたたいて喝采を送る。


 風の戦女神の姿は希望そのもの。

 今やエアリスは、戦線をひとりで維持するだけでなく、その戦いを目にする全ての人々の希望の光となっていた。



 *



「ちっ、キリがない!」


 一騎当千の様相を見せるエアリスだが、当の本人はそれほど余裕のある戦いをしていなかった。


 兎にも角にも終わりが見えない。

 倒しても倒しても敵の数が減らないのだ。

 それどころか、敵の勢いが増してきている。


 エアリスの暴風圏を抜けていくバケモノの数も格段に増えた。

 内陸部の方へと飛び立った群れは、もはやセレスティアを信じて託すしかない。


「なんだ……!?」


 エアリスが維持し続けている巨大竜巻の向こう――水平線が蠢いているのが見えた。


 ボコボコと海一面が沸騰したように沸き立ち、次の瞬間、とてつもない数の――これまでで最大級規模のテルバン・サランガの大軍団が現れた。


「敵もいよいよ出し惜しみをしていられなくなったか」


 それは紛れもない絶望の光景。

 サランガ達が立てる翅音が不協和音となり、空気と海面を震わせている。

 さすがのエアリスでもあれだけの数をたったひとりで相手にするのは不可能。

 

 そう、不可能だ。

 今のままでは・・・・・・


「アウラ――アウラよ」


 音もなく現れた彼女の愛し子が、ゆっくりと腕の中に収まる。

 エアリスは焦りも恐れもなく、ただ風の少女を抱き寄せ、その額に口づけをする。

 少女は嬉しそうに身じろぎし、エアリスの首元へと抱きついた。


「アウラよ、また再びこの母に力を貸してはくれないか?」


「……うん」


「ありがとう」


 満面の笑顔と、慈愛の笑みとが光の中に溶け合っていく。

 市街地を丸ごと染め上げるほどの輝きが晴れた時、人々はひとつの奇跡を目の当たりにする――


「この姿になるのは二度目か――」


 純白の装束と、全身に描かれた幾何学模様パターンが閃くたび、この星の大気を統べる風の魔素が、とてつもない規模でエアリスへと収束していく。


『高次元情報生命量子結合体』。

 彼女自身は『精霊合体』と呼ぶその現象。


 自身を守護する風の精霊と量子レベルで一体化し、魂そのものの位階を強制的に高次へと引き上げる方法である。


 彼女がその姿を晒した瞬間、空を覆っていた黒雲が、まるで恐れをなすように掻き消えた。


 満天の星空の中にポッカリと浮かぶ黒い太陽。

 それを睨みつけてからエアリスは、眼前に広がるサランガの大軍団をはたと見た。


「龍神族タケル・エンペドクレスが一の従者エアスト=リアス。ここから先は一匹たりとも通さん、と言っておこうか――」


 不意に――エアリスが海面に視線を落とした。

 瞬間、ドンッと、海が球形に切り取られる。


 露出した海底には、未だに羽化をする前の水陸両用種――アイ・サランガが群れをなしているのが見て取れた。


「小賢しい。海面では陽動を行い、海底を進んで陸地を目指す腹づもりか。私がそれを許すと思ったか?」


 風が。

 深緑を湛えた清浄なる風が、海と空――天と地とをつなげる。


 まるで西海岸全てを洗濯機の中に放り込んだような、超超巨大なハリケーンが現出しする。


 その吸引力たるや、サランガというサランガを巻き込んで宇宙空間にまで立ち上っていく――


 人々は目撃する。

 気象さえ操る戦女神の超魔法を。

 それは現代に蘇った神話の再現そのものだった。

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